やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

お達磨の桜

2006-04-25 | 櫻探訪

寒河江市に用事がありましたので、少し早めに出て、
中山町の「お達磨の桜」を見てきました。

やっと山形市内でも満開になった頃なので、公園内の桜はまだ3部咲き程度でしたが、「お達磨の桜」の惨状に目を疑ひました。






確かに、5、6年前から見た目にも樹勢がなくなってきた思ひでしたが、一昨年はまだ花もそれなりに付けてゐたのに、今年の姿は、ただ痛ましいだけでした。

根を痛める原因はあまり見当たらず、近くに高速道路が出来たので、そのせゐで水みちに変化が出来てしまったのかー。

約樹齢600年の古木。
いずれにしても、その姿は、老いた身体に鞭打って毎年花を付けてきたが、
まう、疲れたよ、と云はんばかりに、江戸彼岸特有の小さな花を細い枝先に付けてゐました。




近隣の老夫婦が、言葉少なく「痛ましいー」と見やってゐました。
何とか、再生の手だてはないものだらうか!


公園内には、まう一本の江戸彼岸があり、樹齢が500年ほどらしいのですが、それも少し蔭りのある花の付き方で、若い染井吉野ばかりが、天に向かって枝を広げてゐました。