寒河江市に用事がありましたので、少し早めに出て、
中山町の「お達磨の桜」を見てきました。
やっと山形市内でも満開になった頃なので、公園内の桜はまだ3部咲き程度でしたが、「お達磨の桜」の惨状に目を疑ひました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/00/90b047f58acd38a8dd7541a90ee3de2d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/24/bf59cd81210c3445ee70f287cf6a8423.jpg)
確かに、5、6年前から見た目にも樹勢がなくなってきた思ひでしたが、一昨年はまだ花もそれなりに付けてゐたのに、今年の姿は、ただ痛ましいだけでした。
根を痛める原因はあまり見当たらず、近くに高速道路が出来たので、そのせゐで水みちに変化が出来てしまったのかー。
約樹齢600年の古木。
いずれにしても、その姿は、老いた身体に鞭打って毎年花を付けてきたが、
まう、疲れたよ、と云はんばかりに、江戸彼岸特有の小さな花を細い枝先に付けてゐました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/e2/4cb46cc96b3ab7e8ce2d582e570f2977.jpg)
近隣の老夫婦が、言葉少なく「痛ましいー」と見やってゐました。
何とか、再生の手だてはないものだらうか!
公園内には、まう一本の江戸彼岸があり、樹齢が500年ほどらしいのですが、それも少し蔭りのある花の付き方で、若い染井吉野ばかりが、天に向かって枝を広げてゐました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/78/83f9ae817e1e460b5fb9a5ee97d57f8c.jpg)