やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

グレース・マーヤ!

2010-01-30 | 音楽を


グレース・マーヤのアルバムを聴きました。
一曲目が始まって、驚き! です。

なんといふ、深々とした声なのか。
そして、身体の一部になってゐる発音の素敵さ。
(ある作家の方が云はれてましたが、半端な英語よりは、美空ひばりのコブシのある英語の方が面白い)

まだ、うら若い女性ですが、今までの日本のジャズ・シンガーの枠を打ち破った活躍が約束されてゐるやうな見事なものです。

せんべい汁

2010-01-28 | 大岡山界隈




青森へ旅行へ行った方から、土産に”せんべい汁”の素を頂きました。

最近、結構名前が売れてゐるB級食品ですが、早速(それなりにー)作ってみました。
が、小生も家人たちにも、いまひとつの反応、でした。

スープはとても美味しいのですが、余ってゐた鶏肉やキリタンポを入れてしまったせゐもあるのかもしれませんが、せんべいの必要性があまり感じられない(一応、説明書きに添って、アルデンテにしたのですがー)。

出来ることなら、本場のものを馳走になりたい、ものです。




カミーユ・モラーヌの死

2010-01-26 | 音楽を


数日前の新聞が、カミーユ・モラーヌの死を、小さく知らせてゐた。
100歳を間近にしての、天寿を全うしての死である。

彼の、モノトーンのバリトンでフォーレの歌曲を聴いたのは、30年以上も前である。一度聴いたら忘れられないその声に、立て続けに彼のフォーレをレコードに求めた。

どっちが先だったのか、今は忘れてしまったが、前後してミシェル・コルボズのフォーレのレクヰエムに出会った。
ベルン交響楽団で録音した、最初の録音でした。
最初はレコードで(擦り切れるほど聴いた)、そしてCDでー。

辛いときは、さうして、フォーレに逃げこんでゐた。

モラーヌの歌曲と、コルボズのレクヰエムは、時に30分、時に40分、その辛さから充分に解き放してくれる”音楽”がありました。

合掌

小澤征爾のドヴォ9

2010-01-24 | 音楽を


新聞の一面広告にのせられて、小学館発行のヴィーン・フィルのCD付マガジンを買ひました。1号だからといふよりも、全50巻を見渡しても、その半分以上はすでに棚にあるやうですし、残りの分には食指が動かないし、唯一動いたのが小澤征爾のドヴォルザークの9番でした。

1991年の録音だとのことで、ある意味、のちに小澤氏がヴィーン歌劇場の監督になるきっかけの演奏らしい。

それほど小澤氏の演奏は好きではありませんが、なるほどこの演奏はそのはつらつとしたスタイルと、ブラスや打楽器の強調で、面白い演奏です。
そしてやはり、なによりも、ヴィーン・フィルの音色の素晴らしさに感服してしまひます。

あまり面白くなかった以前のボストン響とのマーラー全集でしたが、ヴィーン・フィルあたりといくつか再録音されると嬉しいのですがー。

雛を買ふ

2010-01-23 | やまがた抄


孫娘のために、雛人形を買ひに出かける。

久しぶりに(数十年ぶりー)、人形の問屋さんと専門店とを廻る。
最近の傾向、好みを反映した人形たちが並んでゐたが、用はやたらに装飾過多…、小生は顔立ちのよさと飽きのこないやうな衣装のセットを推薦し、無理をいった訳ではないが、結局それになった。

あと一ヶ月もすると、我が家も主のいなくなった雛を出さなければならないが、それにしても、数十年の日々があっといふまに過ぎたのを感じる。

う~む、…

2010-01-19 | やまがた抄


年末末以来、雪と寒さの日々でしたが、今日、明日は3月ころの陽気になるとかー。
暖かいのは嬉しいですが、まだ1月。気休めな暖かさは、返って辛いかー。

仕事場で、一番近い女性が新型インフルになり、仕事場全体ではもう数人の人がかかってゐましたが、シフトの変更やらマスクの完全防備やらで大騒ぎでしたが、気がつくと、小生はなんともない?!

いつ熱がでるのか?、体の変調はいつか? と戦々恐々でしたが、少しの変化がない!
変調がでたら、有給もたくさん余ってゐるし、すこしまとめて休めるかしらん、と少し不謹慎に期待してゐましたが、何の変化もない!!

結局、年寄りは免疫がすでにあるのだ、といふ妙な立証をしただけで、また忙しい日々に埋没、です。


そして、3台目のパソコンを買ったのですが、いまどきですから、OSもセブンにしたのですが、BTOパソコンですので解説書は何もなし、OSに関しても何の前知識もなく稼動させてゐるので、慣れないままに何とかブログ更新ー。

データの移動等はしばらくかかりさう、です。

スウィトナーの死去

2010-01-14 | 音楽を


朝刊に、オトマール・スウィトナー氏の死亡記事が出てゐた。

ルドルフ・ケンペとともに、ドイツ系の指揮者では敬愛の指揮者でした。
ベルリンの壁崩壊のあと、病のせゐもあったのでせうが、忽然と引退をし、やがてこの時がくるのを悲しく待ってゐました。

確か、大昔、一度だけNHKホールで彼の姿をみました。
まさに、マエストロに相応しい姿でした。


スウィトナーの演奏を初めて聴いたのは、モーツァルトの29番の演奏でした。
古い録音です。
けれど、ゆったりとしたテンポと、細やかな演奏にこころ打たれました。
1980年台、彼の絶頂期に録音されたベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、ブラームス、ブルックナー、等々は尽きることのない名演奏です。

よすがに、ブラームスの2番と4番を聴きました。
当時の、ふくよかな音色のシュターツカペレ・ベルリンの音色ととも、大向かふを狙はない、地味だけれどとても真摯な演奏が改めて聴いてもこころに響く。

当時からすでに四半世紀は過ぎ、世代も数世代は替はってきてゐますが、小生のやうなジイには、かれの慈しむやうな音楽が、まさに、宝です。

合掌。

初市、です

2010-01-10 | やまがた抄
先延ばしにしてゐた初参りをすませ、山形市の初市へ繰り出しました。

日曜日とまずまずの天候で、かなりの人出で(20万人くらゐらしいー)、”市”の楽しさに溢れてゐました。

思ふに、一年間使ったものを感謝をしながら棄て、また新たな年に求めるといふ、きはめて素朴な生活のサイクルの延長線の先に街の市があって、かつての人は、それはそれは楽しみにしてゐたのだらうことがわかります。






























雪、止まず

2010-01-08 | やまがた抄


正月あけからのハードなシフトと、連日の雪の日々で、すこし疲れ意味で、更新もままならず、でした。

その間に、財務大臣が辞め、小澤征爾氏が癌になり、小生がよく買物をしたスーパーが倒産し、知り合ひのハウスメーカーが危ない、と風の便りに聞く。

何も、バブルのころのやうな、イケイケドンドンの世の中でなくてもよろしいが(あの頃は、部下がジュリアナへ踊りに行き、別の部下は株をやってゐた、皆20代の女性でしたー)、もうすこし、落ち着きのある世の中になって欲しい、とつくづく思ふ。

外は、雪…。

新年会

2010-01-03 | やまがた抄
恒例の、盛り場研究会の新年会でした。

小生は昨年は仕事で欠席しましたが、今回はTV局のディレクターの顔出しのみを入れて欠席なしの+α。

いつものやうに餅をつき、膳をつくり、雑煮を食しながら、昨年のそして今年の抱負を語りあふ半日の時間です。

昨秋の芋煮会から、蔵王のホテルの支配人をされてゐた方と、某ハウスメーカーの支店長が加はり、楽しいけれど、平均年齢はアップかー。