やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

1本目

2013-07-28 | やまがた抄


山形ではめったにない豪雨の日々がなんとか治まり(まるで紀伊半島の山中のやうに、毎日、激しい雨が降り続き…)、やっと青空が覗くー。

色々な被害がでてゐますが、なんといっても、有り余る雨が降ったのに(それゆゑにー)断水が続いたことでせう。

県の浄水場の機能がパンクし、小生の仕事先でも、他県や宮城県から水をピストン輸送し、四苦八苦の毎日でした。
国道には県外の給水車や自衛隊の給水車等がかなりの数で往来し、まさに非常事態なのですが、当の県の施設のひとは”能力を超えてしまったのでー”とひとごとのやうなコメントー。
結局、手当てが後手後手に遅れて、一週間も水が一滴も出ないところがでる始末ー。
彼らの危機管理能力のなさに、空いた口がふさがりません。


と、そんな雨もなんとか止んで、ひとりだけ先に大きくなってしまったゴーヤを採って、今夜はチャンプールです。
実生で育てたゴーヤはとても元気で、都合、10株ほどの枝先には次の実が生り始めてゐます。
今年は、遅ればせながら、ゴーヤ茶やゴーヤ・ジュースを作る予定です。


名作

2013-07-24 | 映画雑感
先日、あまり好きではなかった小説家・山本周五郎についての本を読んでゐましたら、突然、映画『ブレード・ランナー』を絶賛する文章にあたった。

たしか、数十年前にいちど見た覚へがありますが、何か”暗~い”感じのSF映画の印象きり残ってゐませんでした。
小生の悪いクセで、気になると確認しなければ気がすまないので、早速にDVDを借りてきてみました。

なるほど、実は、傑作、でした。
監督が、小生の好きな『エイリアン』のリドリー・スコットなので、むべなるかなー。

未来なんて、輝かしくも明るくもない、といふ、その新宿の歌舞伎町をモデルにしたといふ猥雑な未来都市の姿が、とてもインパクトがあり、一気に見てしまひました。


そしてまた、先日、小生の好きな女優メリル・ストリープ(容姿とかではなく、彼女の役作りがとても好きで、日本の、浅~い女優さんではとても及ばないー)の出演作を調べてゐたら、その頭に『ディア・ハンター』がありました。

!? と思って、『ディア・ハンター』は幾度となく見てゐますが、そのヴェトナム戦争の狂気と壮絶なロシアン・ルーレットのシーンが印象が強くて、でもこれもあらためて見ましたら、なるほど、まだ若いメリル・ストリープがかなりのシーンで出てゐました。

ただ、まだ”上手いなあー!”といふ年齢でもなく、デ・ニーロの強烈なシーンが勝ってゐましたがー。


ともあれ、やはり、”名作”といふものは、時間が経っても褪せることはない、とつくづく実感ー。


Cavatina ~ The Deer Hunter【classic guitar】




夏前のモーツァルト

2013-07-22 | 音楽を
NHKのトップ・ニュースで報じられてゐましたが、山形全域で異常なほどの数百ミリの雨が降り続き、天災の少ないこの地のひともたまげてゐました。

結果、ダムに濁流が流れ込み、浄水の処理能力がパンクし、思ひもよらない断水となりました。
山形市は大丈夫だったのですが、仕事先はその対象になり、大量の水を使ふ職場上、テンヤワンヤの大騒ぎでした。


そんな梅雨のこの時期、素敵なモーツァルトを聴いてゐました。
モーツァルテウム管弦楽団による一連の演奏。

この、ウォルフガングの死ののち、妻のコンスタンツェがその発足に関はったともいふオーケストラは、小生、昔から妙に好きで、LPでも数枚の交響曲の演奏を好んで聴いてゐました。

部屋の棚の中に、モーツァルトの交響曲のCDが何枚あるのか見等もつきませんが、それらに対して、グラーフといふ指揮者の力が大きいのでせうが、小さいけれど立派な存在感を示してゐます。

取り立てての美音でも、精緻な合奏能力でもないのですが、モーツァルトの名を冠してゐるといふ”一分”があるのでせう、とても溌溂とした演奏です。

かういふ、小さな矜持を持ち続けてゐる人や人たちは、見る人や聴く者の心をたやすくえぐります。


Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No. 38 "PRAGUE" - FULL LENGTH [HQ]



Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No. 39 in E-flat major - FULL LENGTH [HQ]



Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No. 40 in G minor - FULL LENGTH [HQ]



Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No. 41 "JUPITER" - FULL LENGTH [HQ]






梅雨間

2013-07-18 | やまがた抄
七月も中旬になり、畑のトマトも毎日数個は採れるやうになり、種から育てたバジル(やはり実生からだと、元気がよいです)と一緒に毎日食べてゐます。



小屋のツバメ夫婦には三羽(?)ほどの子供が生まれたらしく、まだ産毛をかぶった頭を覗かせてゐます。親たちは、いつも、必死になってえさ探しの飛行をしてゐます。




そして、我が家では、都合二ヶ月ほど居た娘親子が帰ってゆきました。

慌ただしい日々でしたが、家人や娘に厳しく指摘された小生の沐浴もなんとか無事にこなせるやうになって、娘は”楽だったなあー、帰るの面倒だなー”などと云ひながら、上の娘の手を引いて車に荷物を積み込んでゆきました。

とは、いっても、また週末には来る(!)とのことで、お好み焼きが食べたい、とすでにリクエストを残しての出立でしたがー。


梅雨の華

2013-07-09 | やまがた抄


空梅雨模様のころは暑い日ざしにゲンナリとしてゐた夏椿が、続く雨模様になったらいききと咲いてゐる。
結局、この一日花は、姿や名前は夏の風合ひを帯びてゐるけれど、まぎれもなく”梅雨の華”であることがよくわかります。



池の横で、我が家ではピンク色の紫陽花が、これも元気よく咲いてゐます。



親戚から桃が届き、皆で美味しく頂きました。


穏やかな初夏ですが、各所の原発が、また動きださうとしてゐます。

あの地震の時の恐怖ー! そのあとの、日本人が経験したことのない恐怖!への恐れは、いったいにどこに吹き飛んでしまったのでせうかー?

あのとき、一陣の風が西に向かって吹かなければ、大量の放射線は、愛する奥羽山脈を鬼のやうに越ゑて、盆地である山形の地に降り注いできたはずです。

さうなれば、小生らも、遥かの地での避難生活を余儀なくされてゐたはず、です。

低く暮らすのに、素朴に、膨大な電力はいらないと思ふ。


花めぐり

2013-07-07 | やまがた抄
里帰りしてゐた娘親子も来週には帰るので、また、小生も娘も久しぶりの日曜日の休日なので、本当に久しぶりに、皆でラベンダーと紫陽花をみにゆく。

小さなラベンダー園は丁度見頃で、確か来週には刈り取られるはずなので、大層な人出で、孫娘は300円でひと束を摘み、ラベンダー・ソフトを食べながら穏やかな休日を楽しむ。









近くの沼のほとりで、小生のにぎったおむすびを皆で食べ、釣り人にうさん臭がられながら、でも、ワイワイガヤガヤすこし幸福な休日を楽しむ。

そして、やはり、今がピークの”山形のあじさい寺”へお参りして、一日を終へる。








誕生会

2013-07-02 | やまがた抄


娘が出産で里帰りしてゐるので、同行の孫娘の誕生会を初めて我が家で行なふ。

”ピザが食べたい”といふので、大きなピザを2枚とり、あとはチキンと、小生が冷たいパスタを作りました。

この夏初めて採ったバジルの葉をのせて、結構美味しく出来ました。
駆けつけたパパにも好評で、この夏は、またぞろ、この冷たいパスタが我が家では流行しさうです。


パパが買ってきた花火を庭で楽しみながら、なんだか、ひさしぶりにまったりー。