やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

まだ、標高500mでは…

2012-04-29 | やまがた抄
昨日の、種蒔き櫻の確認のあと、そのまま、西蔵王の野草園へと足を伸ばしました。

娘夫婦や小生は、連休中はほとんど仕事ですので、プレ休みで、老母には水芭蕉を見せに、孫にはミニSLを乗せに、行きました。

暑いやうな日差しでしたが、でも流石に標高500m、春の兆しはわずか、です。
座禅草が、春を迎へてゐました。













熊野神社の種蒔き櫻

2012-04-28 | 櫻探訪


えっ!
 
山形市内に、こんな立派な種蒔き櫻があった、とはー!!

昨日、地元のTVが、熊野神社の櫻が久しぶりに見事に咲いてゐます、と伝へてゐて、早速に見に行きました。

しばらく花付きが悪くなってゐて、根元を保護したら、再び花付きがよくなり、今年は久しぶりに見事に咲いたのだといふ。
(まったく基本的な保護の仕方ですが、花回廊と名乗って、商売けを存分に出し、車や人を根元近くまで寄せ入れ、今や見る影もなくなってしまった白鷹町の名木・釜の越櫻の荒れ様の責任は、誰がとってくれるのでせうかー!)

もちろん、江戸彼岸。
樹齢500年前後、だといふ。
幹廻りの直径1.5mほど。
主幹は、落雷かなにかでせうか、大きく欠損してゐますが、樹盛は充分にあり、幹の肌も元気です。

街中の神社の境内の一角ですので、遠望ができないのが至極残念ですが、この春、嬉しい一本です。

同じ境内に、樹齢100年ほどの江戸彼岸もあり、先が楽しみな場所、です。












花見

2012-04-27 | やまがた抄
ドタキャンが相次ぎ、結局、老母や孫をつれての、小花見になりました。

生憎の曇天花曇りでしたが、それでも、山形市の霞城公園は、まさに満開ー。
久しぶりに訪れた霞城公園は、何か、以前より花が綺麗になったやうな気もして、まだ連休前ながら繰り出してゐる花見客とともに、染井吉野の美しさを満喫ー。















レコウド

2012-04-25 | やまがた抄
いつも、新しいUPを気にしてゐる動画のサイトがあります。

ひたすら、アナログ・レコウドをかけ、画面は、そのターン・テーブルが回ってゐるだけのものー。

コメントを読むと、父親のレコウドを持ってきて提供してゐる、といふ。
かなりのビル・エヴァンスのレコウドの量で、察するところ、そのお父さんが相当のファンなのでせう。

小生も、幾つかダウンロードしてCDに焼きましたが、いきなり、プツッといふ針の音が聞こへ、メンテナンスが悪いですといふ自嘲の通り、パチパチといふ音とともに往来の音楽がよみがへる。

一寸笑ってしまふのですが、でも、アナログ特有の、やはらかい、奥の深い音が聞こへて、結構満足してしまひます。

小生の若い知人などは、いはゆるドーナツ盤の存在も知らず、LPレコウドの裏面にも音が入ってゐる、と知って驚いてゐた、といふ時代になってしまひましたが、あの、針を落とすときのえもいはれぬ緊張感は、音楽を聴く緊張感に直結してゐて、代へがたいものでした。

【JAZZ】BILL EVANS TRIO Waltz for Debby A面【レコード】





春、浅いー

2012-04-22 | やまがた抄
”美容室に行くから、半日みて!”と、孫娘を預けられ、公園に春を探しにゆきました。

同じやうな(きっと!)パターンの中年者や、若いご夫婦もずゐぶんときてゐましたが、でも、まだ、春浅しー、といふところでした。



やっと、梅が咲き出し、





白モクも咲き出し、



早咲きの里櫻系の花が、ちらほら、といったところー。



来週の金曜日に、ファミリーの”大”花見会を予定したのですが、咲くかしらんー?



種蒔き頃ー

2012-04-21 | 大岡山界隈
種蒔き櫻は、まだ咲きませんが、時間もあったので、昨秋作って置いた床に、ゴーヤとバジルの種を蒔きました。

百均で買ったものですが、昨年もいろいろと芽を出したので、まあ、大丈夫か、なとー。

ゴーやは、6粒入ってゐましたが、ひとつ出れば我が家で食べる分は充分で、おまけがあれば知り合ひに分けるつもりですし、バジルは、一昨年と昨年の種を混ぜてゐるので、確率は高いでせう。





驚いたことに、庭先の端で、昨秋、イチゴ畑の選抜苗からもれ、廃棄した二軍苗が、しっかりと豪雪を乗り切って、葉を広げてゐました。
根性イチゴ苗、です。
も少し大きくなったら、彼らの名誉のために、畑に植ゑ替へてあげやう、と思ってゐます。




暖かくなって…

2012-04-18 | やまがた抄


桜が開花するほどの暖かさになって、この冬、すっかりと出不精になってしまった老母に声をかけて、山形市内でも大きい園芸店に春を求めに行く。

サトイモの苗があったら、と思ってゐましたが、流石にまだ出回ってをらず、ほとんど買ふものはなかったのですが、久しぶりに店内の樹木のエリアをそぞろ歩いて、ひと足はやく春の気配を感じる。




You Must Believe In Spring

2012-04-16 | 書棚のジャズアルバムから
You Must Believe In Spring


以前にも書いたのかもしれませんが、昔は、ビル・エヴァンスなんて、彼のレコードは程ほどあったけれども、好んで聴きもしなかった。

いつも、コルトレーンや、アルバート・アイラーなんかを聴いてゐた。
在京のころ、神奈川の友人と徹夜で飲んだくれると、正統派の彼は、ビル・エヴァンスやMJQをジャズと認め、コルトレーンでも「バラッド」以外は認めなかった。

それが、最近は、まったく歳のせゐでせう、やたらとビル・エヴァンスを聴いてゐる。
それも、色々な媒体を駆使して、そのすべてを聴かうかと思ふほどになってゐる。

膨大な彼の録音ながら、ほとんど駄作がないといはれてゐるその遺産は、どこから聴いても彼の屈折した研ぎ澄まされたリリシズムを感じとれる。

その実力と名声にも関はらず、結局、麻薬からは抜け出れなかった、そして、その生涯で、たほやかな月日はわずかだったといふその彼のディスクのなかで、You Must Believe In Spring といふアルバムがとても好きです。

もちろん、伝説的なトリオのものも素晴らしいですが、1977年に録音されたこのディスクは、いち時期の低迷を振り切った、澄み切った彼の心情が聞こへる。
(けれど、彼の死までは、あと三年しか残されてゐない…)

とくにラストの、ヴェトナム戦争を野次った反戦映画『M*A*S*H』(映画自体も、小生らには同世代の映画で、映画館でひざをたたいて笑ったー)のテーマが、エヴァンスの手にかかると、見事な愛のテーマになって、こころ救はれる。

動画で、アルバムそのものがUPされてゐました。
40分ほどの時間をなげても、後悔はしません。

春迎へ

2012-04-14 | やまがた抄
”9時からパートだから!”といふ、嫁に行った娘のわがままを受け入れて、朝8時前からタイヤの交換を始め、車を交換させて、あたふたと2台を済ませる。

どんより暖かかったので、延ばしてゐた雪囲ひを撤去し、やをら、庭弄りを始める。

気が付けば、雪囲ひの中で、窮屈さうに、すでに侘助が咲いてゐた。



金木犀の縄をはずすと、その横でトサミズキが花をつけ、



その根元で、岩間から、福寿草が顔を出してゐた。



最近、庭木の花着きが悪くなってゐたのを思ひだし、全ての木々の根元に肥料と栄養分のある土を重ね、
深い雪ですっかりへたった下草をいぢってゐたら、
”うるせえなぁー”とばかりに、下草の間から、猩猩袴が顔を出した。



やっと…、春、です

2012-04-12 | やまがた抄


やっと、天気予報から雪のマークが取れて、南風が吹いて、山形市内では雪もすっかり消へ果て、春となりました。

今年から、再び4台になったタイヤの交換のうち、休日の今日はまず2台を済ませ、残りは週末にー。
昨年あたりから、一日に4台は、さすがにきつくなりました。

嫁いだ娘の分はまったく余計なのですが、交換費4千円前後の娘の家計の節約と、”ハイ、お駄賃!”と持ってくる和菓子に騙されて、老体に鞭を打ちます(悲しい…!)。

タイヤ交換をしてゐたら、先発隊のツバメが場所の物色飛行をしてゐました。
昨年は、とても気持ちの重い春でしたが、今年は少し気持ちが晴れやかな春になりさうです。