やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

雪の山寺

2015-01-27 | やまがた抄
平日に代休をとった家人と買ひ物に行き、時間があったので山寺まで足を延ばしました。

夏の賑はひとはまた別に、観光客もすくなく(でも、意外に駅近くの駐車場には結構車があって、数寄者が多い証左か…)、対岸の施設から、2尺ほど積もってゐる雪道をノンビリと歩いてきました。

江戸時代、芭蕉にとって、冬の道の奥を目指すことは流石に叶はず計画も立てたこともないのかもしれませんが、最近注目されてゐる、芭蕉の山形へ入ってからのその俳句の劇的な変化、壮大さ、宇宙観の先に、もしかしたら、雪の山寺を見ることができたら、とてつもない絶品が生まれたのかもしれない、と小生ひそかに思ってゐます。










厄払ひに…

2015-01-23 | やまがた抄


今年の初まゐりの折、神社の一角で見かけた方位の話を家人にしたところ、”厄払ひ”をしてー!”といふことになり、塩釜へ魚を買ひに行くためにとった休日を変更し、寒河江の八幡神社へ行ってきました。

小生はとんと気にしないのですが、以前に同じやうな時に家人が数度も入院したときが確かにあって、今回も”ウンと奮発しちゃった!!”と云ってゐました(神社への稲穂料なので較べたくもありませんが、小生の小遣ひも奮発してもらひたいものですー)。

久しぶりに訪れた寒河江八幡神社は、正月あとの平日なので訪れるひともなく、深閑とした雪の中でした。
小生は、鎌倉の八幡宮の流れをひくこの神社がことのほか好きで(900年ほどの歴史があるといふ)、以前にお払ひを受けたときの女性の宮司の方の、神殿内に響く朗々とした祝詞の声に、とても感動した体験があります。

この度は、宮司様も代はったとのことで男性の宮司様でしたが、それでも並ぶ小生と家人のために、やはり素晴らしい声で祝詞を挙げてお払ひをして頂き、有難さ充分でした。
(山形のさる神社や、さるお寺での、まったく堂内に響かない、腹から出てゐない声を聞くと、不謹慎ながら、金返せ! と云ひたくなるものです)


帰りがけ、寒河江に来れば福屋そばや!、と有名な蕎麦屋で腹ごしらへに行きましたが、久しぶりに食べたワンタン麺はびっくりするほどの味の落ち様で、小生も家人も、周りのお客もある意味、仕方なく食べてゐるかたちで、まう二度とは行かない店になってしまひました。
(一時期、山形では超有名になりましたが、慢心するとこんなものなのか、なるほど平日ではありましたが、駐車場も以前のやうな混雑もありませんでした)





新年会

2015-01-05 | やまがた抄


例年3日の新年会が、諸事情で昨日の4日に終りました。

喪中や、新年早々の葬儀やらで、参加者は半分ほどの10人あまりでしたが、いつものやうに餅をつき、そしていつものやうに、参加者全員が杵を振り下ろし、二升の餅が出来ました。

ただ、戦力になる参加者が少なかったせゐで、つき手は作家の先生のみ、返し手は小生のみで、様子を見ながら携帯で撮るのがやっとー。忙しい餅つきでした。

予定では、紅白ののし餅を作る予定でしたが、不祝儀が発生したため、取りやめー。
でもとてもよく出来た美味しい餅で、参加者の健康を祝しながらつつがなく会も終りました。


新年

2015-01-02 | やまがた抄


穏やかに、新しい年を迎へました。

昨日は仕事でしたので、今日が初参り。
底冷えはするものの、薄日の空から、チラチラと雪が舞ふ。
皆さん、初売りに行ってゐるのか、例年になく人気の少ない(時間も早めでしたがー)神社で、老いた母や娘達と都合4代で
神様へささやかに願ひをする。



夏以来、仕事の忙しさにかまけて、すっかり中断させてしまったブログですが、なんとかまた書いてゆきたく思ひます。

仕事場も、絶望的な人手不足からなんとか脱出し、すこし軌道修正中で、春までには、もとに戻るでせう。


それにしても、今の冬の雪の早さと多さよー!



初めて、雪囲ひが間に合はず、今年は、庭の椿たちもすっかり雪に覆はれてしまってゐます。

胸が痛む自然災害が多かった昨年ですが、今年は穏やかであってほしい、と思ひます。