やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

100円のスイカ畑

2011-07-31 | 大岡山界隈


春先、園芸店でいろいろな苗を買ったとき、売れ残りのスイカの苗を値下げ価格の100円で一株買ひました。

毎年さうですが、スイカの苗を一株か二株植ゑて、ひとつ実が生れば儲けもの、といふ程度でしたが、なんと今年は売れ残りの苗の底力発揮か?!。
広げた蔓が四畳半ほどにまでなり、思ひもかけずにスイカ畑になってしまひました。
そして、今のところ、ハンドボールほどの大きさの玉が五つほど元気に育ってゐて、尾花沢スイカには及ばずとも、お盆の頃には頂けるか、と今から楽しみです。

安いけれど…

2011-07-30 | やまがた抄


一寸したお祝ひを、パスタとピッツァが食べ放題の店でやりました。

以前伺った時は、日曜日だったので凄まじい混み様でしたが、平日の夕方ですのですんなり席も取れ、相変はらず店内に流れるオペラのアリアは邪魔なだけでしたが、皆で楽しく食べてきました。

小生、この店は結構気に入ってをりまして、かういふ店にありがちな料理の質が何とか保たれてゐて、昨日食べたナスとベーコンのピッツァなんか、結構美味しかったです。

パスタももちろん頼んでから茹でるので、よい感じのアルデンテで食べられます。
食べ放題、は別にしても、かういふ気軽に食べられる店は、案外少ないです、からー。

ライナーのモーツァルト!

2011-07-28 | 音楽を
昔の雑誌を片付けてゐて、世界のオーケストラの話の文章を読んでゐる時、シカゴ響の部分で、当然フリッツ・ライナーとのコンビが黄金時代だったといふくだりになり、名録音のなかにモーツァルトがある、といふことでした。

ウム? モーツァルト!?
確かに、以前からライナーの演奏は好きで、バルトークやベートーヴェンの、そぎ込んだ、研ぎ澄まされた、脂肪率5%くらゐの演奏は、時折無性に聴きたくなるものでした。

けれど、彼のモーツァルトを聴いたこともなけれだ、モーツァルトの演奏のディスクも持ってゐない。
無性に聴きたい! と思って、youtubeで確認してゐたら、ありがたや! 音源をアップされてゐる方がをられました。

36番、39番、40番の交響曲がDL出来、CDに落として聴く。
矢張り、思った通りの、刃金のやうなモーツァルト!

ステレオではありませんでしたが、それでもモノラル末期の結構クリアな音で、いつも聴くにはとてもとても辛い演奏ですが、1950年代の半ば、鬼のやうにオーケストラを支配してゐたといふライナー/シカゴ響の一種切羽詰った(モーツァルトの音楽に潜在してゐる)容を聴くことができて、小さな幸せを感じます。

勇姿がありました↓

Fritz Reiner conducts Mozart (vaimusic.com)


ネジリ花

2011-07-25 | やまがた抄


先日、孫や家人をつれて県民の森へ出かけました。

近場避暑のつもりでしたが、市内から車で20分ほどの処ですので、実際は1度から2度ほど低い程度だったかもしれません。

それでも、吹く風は心地よく、そして、広場の芝生にはいたるところにネジリ花が咲いてゐまして(山形では、モジズリと呼びます)、けれど誰も目に留めることもせず、ツンと立って咲くその花に吹く風の温度が数度下がったやうな心持ちでした。






暑気払ひ

2011-07-24 | やまがた抄


暑気払ひを! といふことで、久方ぶりに飲み仲間に召集がかかる。

作家の先生、元老舗旅館の番頭さん、元大手ハウスメーカーの所長、建築家、現役アナウンサー、元アナウンサー、七宝焼きの作家、フラメンコの先生、TV局のディレクター、そして小生と、ウム? と思ふほどに、の方が増えてきてゐました。

数年前の芋煮会からそんな様子でしたが、『山形盛り場研究会』が看板だけになったあたりから、よしみの会に近くなってしまひました。
まあ、それも、致し方ないかー。

久しぶりの午前様で、二次会は悲しく人影少ない花小路で、飲めや歌えやの騒ぎでした。

最近、大学を辞められ拝顔できてゐない森先生のすすきのシアターが復活され、家族で新たな活動をされてゐるといふ話が聞けて、嬉しい限りでした。
最近の様子を伝へるサイトがありました。こちら、です。

来年は…

2011-07-22 | 大岡山界隈


結局、今年のイチゴは収穫量が激減し、ジャムも出来ずで家人はいたくガッカリし(そして、何とかせい!との命令が下されー)、その原因は株自体の老化にあるので、7月の頭から徐々にランナーから苗を採ってゐます。

隣の農家の助言も、ネットで調べても、必ず二番目、三番目のランナーを使ふやうにとのことで、そこまで延びるのに時間がかかりましたが、ほぼ150株ほどまで増やせて一応終了。
2、3割は夏を越へられないかもしれませんので、一応100株で来年の収穫を目論んでゐます。

どっこい、元気でした

2011-07-20 | 大岡山界隈


連日の猛暑も何のその、夏のツバメたちはみな、すっかり元気に成長してゐました。

狭い借家に、6~7羽がゐるらしく、流石にお前たち狭くて暑くはないか?と声をかけたら、親鳥たちが威嚇飛行を始めました。

流石、貧乏だけれども、しっかりと子供たちを育てたやうです。

巣立ちも、近いのでせう。

あっぱれ、なでしこ達よ!

2011-07-18 | 雑記


まったく、見事な勝利!

朝4時に起きて、試合を見てゐました。

延長戦の終了数分前では、流石に、こと尽きたか…!、大国アメリカに屈したか…!
と小生などは諦めてゐました。
が、何とリーダーの同点打! そして、PKでの逆転と、その出来すぎの試合に、まるで夢をみてゐるやうでした。

彼女たちの、本当に爽やかな一陣の風のやうな勝利劇は、ウジウジとしてゐる我が国の愚将とその遅々として進まない政治能力に、日本女性かく強し!と見事な輝きを見せてくれました。
ちなみに、我が家の女性も、とても強い、です(涙)。

また、今回のなでしこjapanの勝利は、山形にも特別なものがあって、佐々木監督は山形県の尾花沢の出身で、二重の意味で山形でも盛り上がってゐます。

野菜も、本番…

2011-07-17 | 大岡山界隈


やっと、夏野菜も役者がそろってきて、バジルも程ほどに大きくなってゐて、毎日、ボール一杯ほどのサラダを食べてゐます。

暑さで食欲はありませんが、追っかけ冷たい麺類になってしまひますが、それでもトマト2個、小さなキュウリ2本、あとは葉物とツナ、って結構ボリュームがあります。

凄みな、アリア!

2011-07-16 | 音楽を
先日、気になる映像がありました。
モーツァルトの《魔笛》の、わりと新しい公演の模様。
一瞬で、その斬新さが気に入って、けれど、そのまま見過ごしてゐました。

モーツァルトの《魔笛》は、小生の棚には、映像ではサヴァリッシュ/N響のモーツァルト・イアーでの公演、バレンボイム/ベルリン歌劇場の来日公演、ヴェローナ野外劇場でのライブの模様、CDでは定番だったベーム盤とショルティ盤、とこんなものでした。

ところが、気になった公演は、冒頭にコリン・ディビスの指揮姿があったので、イギリスあたりでの公演かー、まだ調べてはゐません。
全篇をDLし、DVDで見ると、何と凄みのある夜の女王の存在感に圧倒された。

【heartbreaking quality/HD/20Mbps】Queen of the Night/夜の女王-Diana Damrau


この、夜の女王が娘に対して、ザラストロを殺せ!と迫る名シーンは、全曲のなかでも白眉ですが(といふか、小生の恣意的な意見です)、ディアナ・ダムラウといふ歌手がこの公演ですっかり当たり役をとった名演だったやうです。

むべなるかな!!

まさに夜叉、まさに白般若の形相で、でもその声は突き抜けるほどに美しく、こんな見事な女王のアリアは他の追随を許さないものでせう。
演技とは、かくあるべき、といふまさに見本です。

事件を起こし、半年くらゐで歌舞伎の舞台に復帰させてもらった甘ちゃんの役者がゐましたが、この凄み(歌舞伎では、凄み、はとても重要な要素ですからー)勉強されるとよいと思はれます。

※以前、夜の女王のアリアを携帯の着信にしてゐましたが、編曲が結構騒がしく、お客さんがびっくりしてゐたので、すぐに止めました。