今日は休みでしたので、朝早くに用事を済ませ、万全の体制でオリンピックのフィギイアを見てゐました。
結果はともかく、見事に滑りきった彼女たちに、万感の拍手を送りたいものです。
それでも気になったことがありました。
安藤さんのモーツァルトのレクヰエム、と浅田さんのラフマニノフの「鐘」といふ選曲。
きっと彼女たちの希望ではあったのでせうが、果たして、その滑りに合ってゐたのかどうかー。
いつの冬季五輪だったか忘れましたが、欧州のペアがアルビノーニのアダージョを、まったく絶望的に、破滅的に滑ったのを今でもよく覚えてゐます。それは、まるで、曲にとりつかれたやうな、見事なものでした。
果敢な挑戦ではあったのでせうが、勝ちに行くには、まう少しリズムが乗りやすい、決め所のある曲の方がよかったのではー、とオジサンは残念がってゐます。