最近は、すっかり、音楽を動画で”見る”楽しみにはまってゐる。
十数分に分割されてアップしたものを集めて一枚のDVDにするのもそれなりの手間ですが、最近のものは画質も音質も中々で、大きなTV画面で気持ちよく見てゐる。
たまには、これいらなかった(泣)…、といふ動画もありますが、それもまあご愛嬌で、概ね楽しめます。
特に、若いオーケストラの演奏を好んで集めてゐます。
アバド指揮/ルツェルン祝祭管弦楽団による、マーラーの交響曲第二番《復活》。
youtubeでは、他にも大御所の演奏もありますが、若い奏者たちの心意気が画面から充分に感じられてとても素晴らしい。
アバドのマーラーは、棚にもCDもかなりあったはずですが、ベルリン・フィルとのブラームスあたりから彼の演奏は聴かなくなってしまった。
こまやかな演奏なのですが、いまひとつ、小生の心には響かない、ゆゑー。
しかし、ルツェルン祝祭管弦楽団との演奏は、その若武者のやうなオーケストラの力量に引き込まれてゐます。
(彼自身が、病を克服して、何かが変はったこともあるのかもしれません)
”よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう、
私の塵よ、短い憩いの後で。
…
おお、信じるのだ、わが心よ、信じるのだ、
何ものもおまえから失われはしない!
おまえが憧れたものはおまえのものだ、
おまえが愛したもの、争ったものはおまえのものだ!
…
おお、信じよ、おまえは空しく生まれたのではない!
空しく生き、苦しんだのではない! ”(ウィキペディア、より)
この終楽章が、いまのこの時には、まさに相応しいメッセージなのかもしれない。
Mahler - Symphony No 2 'Resurrection' Final Part
(全曲に興味のある方は、
HDvideocollections さんのところからどうぞ)