”今日は、牛丼よ!”といふ家人の言葉に喜び、自然解凍のためにテーブルの上に置いてあった肉のパッケージをみて、小生は、ひどく驚く。
”放射性物質検査済”!
一年前には、考へだにしなかった事態が、今、日本を覆ってゐる。
もしかしたら、凡庸な小生などは、死ぬまで見ることもなかったかもしれないシールである。
勿論、安全を告示してあることに何の異論もないけれど、一体に、こんな事態を引き起こしてゐる電力会社の責任痛感度は如何なるものなのだらうか?
国会で熱論をふるった大学の教授がTVで話してゐましたが、たしかに、偉さうにしてゐる、したり顔の安全委員会の人たちは、一人としてその責任を感じて辞任したひとはゐない、らしい。
事故対策をしてゐた国の責任者たちの、きっと重要なはずの会議の議事録も、”慌ててゐて、忘れてしまった!”といふ。
なんといふ、体たらくな人たち! なんといふ、体たらくな国家のすがた!!