やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

嗚呼、モーツァルト!

2006-04-10 | 音楽を

日曜日の新聞に、こんな広告が出てゐました。

モーツァルト生誕250年のなせる、商魂たくましき”商品”です。
タイトルは「癒しのモーツァルト~脳を活性化させるモーツァルト効果~」、
といふもので、CD12枚組。

 1.朝のモーツァルト
 2.昼下がりのモーツァルト
 3.夜のモーツァルト
 4.やすらぎのモーツァルト
 5.胎教のモーツァルト
 6.リラックス・モーツァルト
 7.気分転換のモーツァルト
 8.ティータイムのモーツァルト
 9.ドライブのモーツァルト
10.集中力のモーツァルト
11.情熱のモーツァルト
12.元気になるモーツァルト

と、ずらりと並んだサブテーマを見て、小生は関心しきり。

確かに、少し前からこの種のCDが多くなってゐましたが、
(世の中に、癒し、といふ言葉が氾濫し始めてからかしらん?)
勿論、音楽への入り方は、どんな形でもかまはないと思ひますが、
こんな風に、ドクター・モーツァルトになってしまふと、
苦しい時の神頼み、の聞き方になってしまって、
当のモーツァルトも苦笑してゐるやうな気がします。

小生も、モーツァルトを含めたクラシック音楽なるものを30年以上聞き続けてゐますが、深く、モーツァルトの音楽は愛してもゐますが、未だに、安らぎは得られず、集中力は切れ、気分転換もままならず、脳の活性化もいまひとつ、です?!

小生自身の、未熟なるせゐなのでせうがー。