日曜日の新聞に、こんな広告が出てゐました。
モーツァルト生誕250年のなせる、商魂たくましき”商品”です。
タイトルは「癒しのモーツァルト~脳を活性化させるモーツァルト効果~」、
といふもので、CD12枚組。
1.朝のモーツァルト
2.昼下がりのモーツァルト
3.夜のモーツァルト
4.やすらぎのモーツァルト
5.胎教のモーツァルト
6.リラックス・モーツァルト
7.気分転換のモーツァルト
8.ティータイムのモーツァルト
9.ドライブのモーツァルト
10.集中力のモーツァルト
11.情熱のモーツァルト
12.元気になるモーツァルト
と、ずらりと並んだサブテーマを見て、小生は関心しきり。
確かに、少し前からこの種のCDが多くなってゐましたが、
(世の中に、癒し、といふ言葉が氾濫し始めてからかしらん?)
勿論、音楽への入り方は、どんな形でもかまはないと思ひますが、
こんな風に、ドクター・モーツァルトになってしまふと、
苦しい時の神頼み、の聞き方になってしまって、
当のモーツァルトも苦笑してゐるやうな気がします。
小生も、モーツァルトを含めたクラシック音楽なるものを30年以上聞き続けてゐますが、深く、モーツァルトの音楽は愛してもゐますが、未だに、安らぎは得られず、集中力は切れ、気分転換もままならず、脳の活性化もいまひとつ、です?!
小生自身の、未熟なるせゐなのでせうがー。