やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

選挙のあと

2007-07-30 | やまがた抄

熱風のやうな、選挙が終りました。

山形県!でも民主党でした。
参議院選挙とはいへ、東北は民主党に彩られ、さながら、幕末の奥羽越列藩同盟のごとく、です。

確かに、この国が、本当に貧しくなってしまった、ひとつの現象かもしれません。
下手な番組よりも数段面白いので、選挙速報を見てゐましたが、
長州出身の首相の敗戦の弁の貧しいこと!
まるで、単語が上滑りしてゐるだけ、でした。

そんななか、今日の未明、小田 実さんが癌で逝った、とのこと。

高校生から二十歳にかけて、小生は、毎週のやうにデモに出かけてゐました。
特に属する集団はなく、ひとりで都内の公園にでかけ、幾つかの集まりのデモに加はってゐました。それでも、自然とベ平連の輪にはいり、小田 実さん等と一緒にデモをしてゐた時代でした。

30年以上も過ぎ、きっと、不夜城の谷間の公園には、デモへの参加を求めて彷徨ふ若者もゐないでせうが、若者の目線で、確信をもって話してゐた小田実さんの姿を想い起こします。 合掌



バジルを…

2007-07-25 | 大岡山界隈



昨年、バジルの種がこぼれたところから、いつまで待っても芽がでてきませんでした。
トマトも紅くなり始めてゐますし、それとなく、その場所を注意深くみたら、
小さな花壇(ハーブ専用)の前の砂利の部分に幾つか石をよけてバジルの姿を発見。

全部で6本ほどの小さな苗を改めて植ゑる。
皆が大きくなれば、充分すぎるほどです。

それにしても、生命力のあるバジルがおかしいなーと思ってゐましたが、
どふやら、老家人が、ただの雑草と思ってむしり取った気配がー、ある。

夕餉の材料

2007-07-24 | 大岡山界隈



仕事から帰って、畑へ入る。
夏野菜は、少しずつですが、毎日の収穫です。

茄子は焼き、キュウリは浅漬けにし、
バジルがまだ小さいので、トマトはそのまま食べる。

梅雨明けを思はせる暑い一日の、その日差しがそのまま、野菜の旨さになってゐる。

心配でしたが…

2007-07-22 | 大岡山界隈

     

か細い鳴き声が聞こへてゐましたが、その姿を確認できず、
親鳥の留守に巣の中を確認。

まさに、口ばしの黄色い雛が二羽、親の帰りを静かに待ってゐる図でした。
我が家の、今年二度目のツバメの巣作りに、家人ともども、少し安心。

それでも、確か、卵は3個あったはずでしたが…。



『前略おふくろ様』を再び…

2007-07-21 | 雑記
レンタル屋さんで借りて、前略おふくろ様 を再び見始めてゐます。

30年ほど前のこのドラマは、やはり稀有の傑作であり、残るべき名作です。

この前に、倉本 聡さんの作品はいくつか見てゐましたが、やはり、この連続ドラマで一気にその才気が咲き誇った感じです。

主人公が山形の蔵王の出身、そして、おふくろ様が蔵王温泉で働くといふ設定になってゐましたので、小生の知り合ひの旅館の方が、スタッフやら倉本さんらが来てゐた、と以前に話してゐました。

第4話まで見ましたが、やはり脚本がべらぼうに巧い!!

そして、俳優のキャスティングがべらぼうに見事!!
隅々の役まで、この人でなければ…といふほどのはまり役ばかりです。
主人公のサブ、”恐怖の”海ちゃん、おふくろ様、厳格な海ちゃんのおやじ、兄貴分の秀次、マザコンの半妻さん、酒乱の利夫、等々。
すべての登場人物が、愛すべき役柄です。

30年余り前の、まだ、中都会の東京の下町で、ささいなことに驚き、怒り、喧嘩をし、同情し、笑ひ、悩み、泣く。
それらの細い糸を、倉本 聡氏は、まったくていねいに見事に織り上げ、一反の生地に仕上げてゐます。


紹介HP



ここの蕎麦は、旨い!

2007-07-18 | やまがた抄


過日、小腹が空いて、山形市周辺の、とある町の、とある蕎麦屋に入りました。

地元では有名なお店とのことでしたが、とても旨い蕎麦を食はしてくれました。
まず、添へ物が、よいです。
ワラビの一本漬け(これ、結構難しいのです)、そして、木くらげ(辛子の具合が最高!)。
蕎麦は、田舎蕎麦を一寸上品にしたものでしたが、蕎麦つゆが絶品、です。
大根をすりおろしたものをこし、その汁と蕎麦つゆを合はせて蕎麦をすするのですが、大根のからみと甘みが混ざって、あっといふまに完食、です。

山形では、ふらっと入った店でも、満足できる味がでてきます。
その割合は、さう、8割は固いです。
ちなみに、仙台は逆で、満足、納得できるところは2、3割といふところでせうかー(なんといふのか、通りいっぺんのお客さんへ、如何にも、おざなりの料理や味がでてきます)


ダイヤルJ.J.5/J.J.ジョンソン

2007-07-17 | 書棚のジャズアルバムから


J.J.ジョンソンの代表盤であり、名作です。
1957の録音。

メンバーが素晴しい!
トミー・フラナガンのピアノ、ウィルバー・リトルのベイス(とても、いい!)、エルヴィン・ジョーンズのドラムス(この頃から、すでに、強力なドラミングが凄い!)。
そして、結果的にジョンソンのトロンボーンを強力に引き立てることになるボビー・ジャスパーのサックスとフルート。

難しいことは何もなく、厚い2ホーンの音のからみを聴いてゐると、あっといふまに時間が過ぎる。
ある意味、時代的にも、ジャズがジャズらしい姿を一番見せてゐた頃の演奏なのかも知れません。




お茶をいただく

2007-07-16 | やまがた抄







昨年、ユリ園で求めたユリが見事に咲きました、と花に誘はれて、
久方ぶりに友人に会ふ。

なるほど、素晴しい、幸せの黄色の花が雨後の空に向かってゐました。

小生が不詳のハーブティをいただいて、つもる話に花がさく。


※ 大きな地震が隣県でありました。
  山形は、あまり災害のない処として知られてゐますが、
  こんな世の中です。
  いつ、なんどき、何が起こるかわかりません。
  最低のいきてゆくすべを確保しておかなければなりません。
  
  突然の災難や不幸に見舞はれた方々に、合掌。