やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

『養生の実技』

2007-06-28 | 雑記

            

五木寛之氏の『養生の実技』(角川書店)を読む。

”病院は病気の巣である。できるだけ近づかない方がよい”
”こんな時代に毎日、明るく爽やかに生きていける人は、病気である。…病める時代に病みつつ生きる養生の工夫が必要なのだ”
等々、歯切れのよい持論がでてゐて面白く読みましたが、
ふと思ふと、あの”格好のよい”作家五木寛之氏が、腰痛や排便の具合を事細やかに書いてゐるなんて、すっかり、時間がたったのだ、といふ感慨がひとしほー。

天邪鬼の小生は、当時の彼の作品はひとつも読まず(現在に至ってもー)、当時は
野坂昭如の、だらだらと長い文章で、彼の独自の世界を読みあさってゐたやうな記憶があります。


(文章の一部は、上記本より)

苺をいただく

2007-06-26 | 大岡山界隈



近くの農家の方に、大量のイチゴを頂く。
作ってみたけれど、酸味がつよく、誰も食はないから好きなだけ採ってくれ、
とのことで家人が頂いた。

確かに、甘みは弱いけれど、新鮮な甘さは充分で、食後にいただく。
それでも、すっかりと余ってゐるので、残りはジャムに加工。
明日の朝食が楽しみです。

2007-06-25 | 雑記



車の保険の継続時期で、事務処理を済ませた保険屋さんが、
気持ちばかりです、とタオルを一本置いてゆきました。

虹がでてゐました。

桜桃をいただく

2007-06-24 | やまがた抄



数件の農家の方に、サクランボを頂きました。
6月も下旬。
そんな、季節です。

今年は、冬の、春先の異常気象で果実の具合が心配されてゐましたが、
桜桃も、粒の小ささや出来の悪さがあちらこちらで聞かれます。

それでも、かうして、頂いたサクランボは(勿論、佐藤錦です!)
ザルに盛って!皆で頂きます。
地元の人でサクランボを買って食べる人は少ないですが、
かうして、近くの方からいただけるもので季節を感じ、
さて、夏かー!と思へることは、小さな幸せでもあります。

キャベツ

2007-06-23 | 大岡山界隈



畑から、この夏最初のキャベツが台所に置いてありました。
我が家の小さな畑では、ほとんど無農薬ですので、
当然のやうに虫食ひの跡がたくさんあります。
もちろん、それが、どうといふわけでもなく、
やはり採れたばかりの玉ネギと一緒に食しましたが、
採れたて野菜の甘みがあって美味でした。

以前、仕事で農家のお宅に伺った時、ふと目に止まった農協の出荷マニュアルを見せていただいたことがあります。
驚嘆すべき内容でした。
ほとんど小冊子の厚さで、サイズや色等は勿論、あらゆる部位に関してのことが子細に定められてゐました。

すでにこの時点で、食の均一化、貧困化が始まってゐる、とため息まじりに読み、妙に感心したものです。
当り前のことですが、たとへば真直ぐなばかりのキュウリがある訳ではなく、如何に彼等が土と雨と日差しから旨味をつくってくれたのかを味はひたいものですが、
そんな単純なことが難しい時代になってゐるのでせうか…。

山法師

2007-06-21 | やまがた抄



通り過ぎた山間に、白いものが見へました。
ウラジロ、かしらんと思ったら、野生の山法師でした。
忙しかったのですが、携帯のカメラで一枚だけ撮る。

今風な家の、今風な庭には、ハナミズキやヤマボウシの1本や2本はあるでせうが、野生のものを見るには、ある程度の山へ分け入らなければならない。

深い緑とその陰のなかで、忽然と白い花に出会ったら、
人は、あるひは、行者に出会ったと思ふかもしれません。

アマチャ

2007-06-20 | 大岡山界隈


梅雨入りもせず、
気象予報士の森田氏によると、夏入りはしてゐるらしいのですが、
暑い日々が続いてゐます。

紫陽花の前に、我が家のアマチャの花は、木陰で涼しげに咲いてゐます。
この樹も、すっかりと元気になりました。


『森敦との対話』

2007-06-18 | 雑記

           

森敦の、最後の長編作品がさっぱり読み進めないままに(とても、面白いのですがー。まるで、庄内平野を俯瞰したやうな小説!)、こんな本に出会ひました。

森敦と、小説創作の師弟関係にあった著者は、なにくれと身の回りの面倒をみてゐるうちに、やがて、森夫婦の養子になったといふ方です。

森の、一種奇天烈な雰囲気が伝はってきますが、何よりも興味をそそったのは、
庄内美人だったらしい森敦の妻の存在です。
森の放浪生活の経済的なバックアップも妻の実家でしてゐたむきがありますが、
その庄内美人の奥さんは、森にとって、高村光太郎や壇一雄の奥さんと同じやうな存在感であったらしく、きっと、その奥さんのエピソードだけで一篇の映画ができさうな、純粋で美しい方であったらしい。

まあ、それにしても、早く読破しなければー。


ニンニク収穫

2007-06-17 | 大岡山界隈



五羽のツバメの雛たちがすべて巣立ち、
空き家になった巣の下では、ニンニクの初収穫、です。

結構よくできてゐて、
すでに夏日や真夏日が続いて、早くも疲労困憊の小生は、
自家製のニンニクで体力回復、とゆきたいところです。