やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

牛蒡

2016-10-29 | 畑仕事


残ってゐた牛蒡をすべて掘りあげた。

ただし、スコップを使っても下まで届かず、結局、ほとんどが途中で折れてしまった。
30センチほどなので、その1.5倍としても40~50センチになってゐたと思ふと、すこし悔やまれる。

人生で初めて牛蒡を作った! と喜ぶ小生に、家人は、あ、さう、といふばかりでした。

すこしは深く耕して、種をまき、水をくれただけでしたが、想定外に深く伸び、”あれ! 牛蒡なんか作ったのか~”といふ隣りのオバチャンに簡単に収穫できるすべを教へて頂き(下へ伸ばすのではなく、上に伸ばすといふこと)、来年はその方法でつくることにしてゐます。

週に一度は夕食に蕎麦を食べることにしてゐるので、今日は、採りたてのゴボウ天を大量につくるつもりです。
と、まったく、うきうきとしてゐるのは小生だけですがー。


そろそろ…

2016-10-19 | 畑仕事
10月も中旬過ぎて、そろそろ畑仕事も終りです。

今は、大根と白菜が、まあそれなりに生長してをり、ホウレン草やニンジンも採れ頃です。
夏の暑さで数十株しか生き残らなかったイチゴの苗は、他の次郎苗や三郎苗を畑から見つけ出し、何とかイチゴ畑の半分ほどの150株ほどを移植し、まあ素人ですから、質より量で、態勢を維持ー。

雪がくる前に、お世話になった畝を掘り起こし、来年の構想を練る。

ふと眼をやると、ブロッコリーが採りごろー。



盆のころだったか、お隣のオクラは早くも終ってしまひ、まだガンガンと生りを続ける我が家のオクラから数度にわたっておすそ分けをした。
”お礼にー”と、手塩にかけたブロッコリーの苗を10株頂いた。
我が家では、全然発芽せず、困ってゐた時だったので渡りに船で喜んで頂いて大事に育てました。

まったく、売り物にできるやうな立派なブロコリーが玉を作り続けてゐます。
やはり、苗の作り方が上手なのですねえー、と感心しきりです。




豆、収穫

2016-09-17 | 畑仕事
続けて来た台風の雨風で倒れてしまった豆類を順次竿に干し、天日しながら、やっと三種類の豆を収穫しました。
あとは、小豆が鬼のやうに生育してゐますが、もすこし後なのでー。

それぞれ、ひと畝ずつですが、まあ、収穫はこんなものでせうー。

大豆ー。


金時豆ー。


そして、黒豆ー。


家庭菜園では、まったく効率の悪い豆類ですが、
でもそれぞれの豆を莢からだしながら、徒然思ふのは、このまったく効率の悪いものをあまり作らなくなった日本といふ国は、やはり、ひとつスジをはずしながらきてしまったのか、といふことです。

とくに美しい大豆を見ながら、あるひは、この豆が豆腐になり、味噌になり、しょう油になり、…といった文化そのものを自らの効率性だけで(小生の餓鬼のころは、味噌もしょう油も自前でしたー)消失してきてゐる、そんな大げさな気持ちも持ちました。

とまれ、ことしの正月は、なんとか美味しい豆類が食べられるかもしれませんー。



続々…

2016-08-07 | 畑仕事


お盆休みで泊まりにくる孫たちにスイカ割りをさせたく、畑のなかで我慢してもらってゐましたが、如何せん猛暑続きで割れだしてしまひました。
ことし2個目、です。
すでに完熟の小玉スイカは、とても美味でした。



先日、トウモロコシをもぎにきた娘がメロン食べてみたい! といふのでそれらしいのを採ってみましたが、ウム、甘さはあるもの、すこし早かったやうです。

畑のなかで、唯一手をかけてゐないのがメロンで、苗を植えビニールをかけただけです。
人工で受粉もほとんどしてゐないので、現在も数個の姿がツルの間から見へるだけー。
といふよりも、実は育て方がよくわからないのです。

そして、先日麺を頂いたので、天ぷらそばと思って、ゴボウを抜いてみました。



隣家のオバチャンから、プロ技のゴボウの育て方を教えていただいたのですが、今年はすでに時遅しで、種蒔きのときに高畝にはしたのですが、それをはるかに越えて、推定5,60センチにはなってゐる気配ー。

天ぷら用に、グリグリと力任せに抜いたのですが、生のゴボウはとてもやはらかく、2本とも途中で折れてしまひました!
それでも、真っ白で、しゃきしゃきとしたゴボウの天ぷらが食べられました。



始まったー

2016-07-25 | 畑仕事


オクラが二つ、三つと目に付きだしました。

まだ背はそんなに高くはなってゐないのに、一寸採らないでおくと、10個以上になってしまふ。
まあ、全部で5、60本分育ってゐるので、単純に一本にひとつ生ってもそんな数になりますがー。
数年前の失敗から多くを学び、種まきの時期を慎重に選んだら、今年は数日で発芽し、みな元気に育ちました。

娘曰く、”オクラ地獄”の季節の始まりです。


まさに…

2016-06-15 | 畑仕事
はや六月も中旬になってしまひ、早くも山形地方も梅雨入り、だとかー。

先日、孫たちが遊びに来たときに、ニンジンを抜かせろ、といふ。
昨年だったか、孫娘と一緒に間引きをしたのですが、”とても面白かった!からー”といふ。
なるほど、4、5センチのミニミニ・ニンジンをヒョイヒョイと抜くのは、子供にとって楽しいことなのかもしれません。

ただ、間引きは先日小生が終へたばかりだったので、代はりにジャガイモ掘りはだうだ! といふと即決で承諾。
試し掘りで数株掘ってみた。

まだ種芋の畝は早いので、昨年の残り芋の部分でしたが、結構出来てゐました。



早速コロッケにして食しました。


タマネギも何とか採れ(200個目標でしたが、結局150個前後でせうかー)、苗たちも順調に生育ーと思ひきや、畑に異変が続出ー!

最初はナスの苗が枯れ、次はグリンピースが枯れだし、スナップ・エンドウも数株枯れだし、今日はカボチャの苗が一株ー。

スナップ・エンドウやカボチャはまだ他の苗があるのですが、グリンピ-スは昨年の初冬からなんとか生き残った二株のひとつですし、ナスは種から育て2ヶ月以上かけてやっと十数センチになったものを3本ー。

原因は、地下の住人ー。
モグラか野ネズミかー。すでにナスも4株を新たに植ゑ足しましたが、まさにモグラたたきの様相で、彼らの次なるゲリラ作戦に、オジサンは戦々恐々の毎日ー。



3割

2016-05-31 | 畑仕事


ジャガイモの花が盛りです。

隣りの方に”ずゐぶんと早いなァ”といはれたのですが、おそらく、種芋を植ゑた時の失敗で(藁を土の上にかぶせるのだったのですが、切り藁にして、芋にかぶせてしまひました。けれど、それが保温と栄養源になってゐる可能性もあり)、”ケガの巧妙かもー”と笑った。

やっと、オクラと小豆と黒豆と金時豆の種を蒔き、オクラと小豆は兎も角、他の豆類はうまく成長するかしらんー。

昨年も、黒豆、金時豆とも、花は一斉に咲き出すのですが、収穫時にはあれっと思ふほど実がついてゐませんでした。
悔しくて、色々と調べたら、そもそも、両者の結実率が非常に悪く、まあ、素人だと3割程度、らしい。
隣りの方と話しても、”3割かあー、では、素人の家庭菜園では効率が悪いから、手をださないなあ”といはれ、小生の無謀さを突っ込まれるー!

北海道あたりの産地でも5、6割とかいふ話もあるので、むべなるかなー。

それでも、正月用に、なんとか収穫したいので、頑張って手間ひまかけるつもりです。




順調です

2016-05-23 | 畑仕事


天は野鳥たちの格好の攻撃に晒されながら、地は縦横無尽に動き回ってゐるらしいモグラか野ネズミのいたずらにあひながら、イチゴも赤くなり始めました。
今週中には二組の娘夫婦がイチゴ狩りツアー(無料!)に来るので、それが終ったらジャム用に収穫です。




タマネギもなんとか順調です。
隣家の方のアドヴァイスをいつも聞いてゐて、おかげでおそらく200個以上の収穫は望めるでせう。
(昨年は、老母が何を思ったか、ピンポン玉ほどになったのをほとんど収穫してしまひ、家人の逆鱗に触れ、あっといふまになくなってしまひましたが…)

現在、糊口をしのいでゐる仕事には、面白いことは何もありませんが、長年ものづくりに携はった小生には、畑仕事は格好の遊び場、です。



蔵王カボチャ

2016-05-10 | 畑仕事


いつ、蔵王カボチャの種を入手したのか、まったく記憶にない。

以前に、蔵王の麓の集落をローラー営業し、かなりの件数の仕事をした時があった。
どのお宅も、誠実に仕事はした自負はありましたが、中心の道路で住人の方と顔が会ふと”お茶を飲んでいけ””また、頼みたいことがある”等々、集落にとても溶け込んだ関係ができました。

その中の一軒で、集落の長老の家で頂いたのかもしれない。
とても素敵な老人で、かつて西行法師が西蔵王を訪れたころ(当時、西蔵王には瀧山寺といふ伽藍あまたの寺があり、西行は辺りに咲く大山桜を見に来たとも、瀧山寺を偵察にきたともいはれてゐる)、一帯を支配し、時の権力に立ち向かってゐたといふ僧兵の末裔だと話されてゐた。
息子さんは”ウソ、八百だァ”と笑ひ、嫁さんは顔をしかめてゐた。

小生はとても興味があったので、幾度となく話を伺ひに行きましたが、家宝だといふ、畑の中から出てきた小さな仏像を拝見することは叶はなかった。数年前、新聞でその方の死亡を知り、見るすべは失ひました。
(知り合ひのTVディレクター氏によると、だうもその仏像の存在はあるらしく、彼は見た、といふ)

数年前、袋に入ってゐたカボチャの種の芽出しをすると、あきらかに双葉の色が違ふものが二つほどあった。
もしかして…、とおもひ、大事に移植したのでしが、小さな実をつけてその後は大きくならず、やがて虫にやられ枯れてしまった。

昨年もなんとか残した種を蒔いたのですが、一株しか成長せず、数個実がつきました。
別名「マサカリカボチャ」といはれるほど皮が固く、でも中はホクホクと絶妙に甘い。

そしてそして、今年は30粒ほど蒔いた種から4、5個の芽が出て来ました。
DNAに体力がついたのかもしれません。

畑の一角に、専用の場所もつくったので、なんとか3株くらゐは無事に大きくなってもらひたいものです。



今年も一番!

2016-04-13 | 畑仕事


数年前、隣りの方に畑全体をトラクターで畝って頂き、おかげで土はフカフカになったのですが、残念ながら、土中に点在してゐたアスパラガスの根も木っ端微塵にされた、と思ってゐました。

が、今、畑全体の区画をやり直ししてゐて、鍬を入れると各所でアスパラガスの根が出て来ました。
まだ新芽も持ってゐましたので、昨年の秋、畳二畳ほどのスペースにそれらを集め、ミニアスパラ園にしたら…。

嬉しいことに、各所から次々に頭を出してきました。
今年は、アスパラを沢山頂けさうです。