一月末、晴れ 2016-01-31 | やまがた抄 珍しくも雪のない一月を過ごしてきたら、案の定いきなりのドカ雪で、狐につままれたやうに雪掃きに追はれ(とはいっても、20センチほどの積雪ですがー)、一月の末、やっと晴れ間が覗いた。 家人が畑を見やう、といふので、30センチほどの雪を掻き分け、雪の中からブロッコリーとキャベツをすこし採る。 成長は望むべくもないけれど、雪のなかで糖分をためた(?)野菜たちは、まるで春野菜のやうにみずみずしく甘さがあるので、他では替へ難いご馳走です。
こころ、安らかに… 2016-01-17 | 音楽を いつも、フォーレの音楽には、こころ慰められてきた。 幾十年にも及ぶ。 ピアノ曲であったり、室内楽であったり、歌曲であったりー。 けれどやはり、白眉は合唱曲であり、そしてその集大成たるレクヰエムに尽きます。 フォーレの音楽に初めて逢ったのは(スター・ウォーズではないけれどー)はるか昔、コルボの演奏のLPでした。 その後、CDを買ひ、再録音、再々録音等も求めましたが、やはり最初の演奏がいちばん素晴らしい。 少年合唱団が紡ぎだす、すこし不安定な、たゆたふやうな安らぎの世界に幾度も落涙しました。 Faure? : Requiem, Corboz / Bern Symphony Orchestra フォーレ:レクイエム コルボ指揮 ベルン交響楽団 その後、棚にはレクヰエムのCDは溜まりだし、幾十枚あるかもわかりませんがー。 いまのところ、Youtubeにも、いくつかの素敵な演奏が流れてゐます。 オランダの演奏家たちによる、弦楽とオルガンだけによるシンプルで、芯の強い演奏ー。 Gabriel Faur�・: Requiem - Mogens Dahl Chamber Choir やはりオランダの指揮者で(この人のマタイ受難曲やモーツァルトのレクヰエムもとても面白く聞きましたが)、ピーター・ヤン・ルーシンクのすこしゴツイけれど、意外に好演のライブの演奏ー。 Faur�・ Requiem - Bach Choir & Orchestra of the Netherlands, Pieter Jan Leusink (Concertgebouw, live) そして、コンセルト・ヘボウの大ホールで演奏された、けれど、とても慎ましやかな演奏ー。 Gabriel Faure - Requiem - Part 1/3 (Intro�・t et Kyrie, Offertoire) Gabriel Faure - Requiem - Part 2/3 (Sanctus, Pie Jesu, Agnus Dei et Lux Aeterna) Gabriel Faure - Requiem - Part 3/3 (Libera me, In Paradisum) あら、みんなオランダの演奏でした。 さういへば、オランダの合唱団って、素晴らしいのがたくさんあるのです。
侘助が… 2016-01-15 | やまがた抄 今年は雪が少なく(と、いふよりも、周辺の平地にはまったくありません!)、なにかとても不思議な気持ちで正月過ぎの日々が過ぎてゐます。 庭先で、紅の侘助が数輪咲き出してゐました。 あれ、いつも三月の初めではなかったかしらん、と思ひますが、この気候です、さもありなんです。 週末には大雪の予想がでてゐましたが、自宅でも仕事先でも、すっかり雪掃きのモードが消へ去ってゐますので、すこし気が重いです。
初まゐり 2016-01-11 | やまがた抄 やっと、初まゐりを済ませました。 年末年始、子供や孫たちは来てゐたのですが、今年はそれぞれの時間調整がまったくできず、皆での参拝は諦めました。 結局昨日、家人と喧騒の後の神社で静かに手を合はせ、今年の無事を祈りました。 それにしても、この正月はほとんど雪が降らず、畑に残してゐるブロッコリーやキャベツや白菜も青々としてゐて(雪をかぶらせて雪野菜にするつもりだったのですがー)、すこし気持ちが悪いほどです。 スキー場でも雪不足で、このあとのドカ雪や、冷夏にならなければー、と心配です。
吉兆…! 2016-01-05 | やまがた抄 明けまして おめでたうござゐます 大晦日と元旦は仕事でした。 元旦の朝、うっすらと雪が積もり、その後日差しが射してきました。 雪を嫌がる若い同僚に、オジサンは”これは吉兆の印だよ、今年はよい年になるねえ”と独りごちしてゐましたが、???といった顔つきでした。 けれど、雪はそのひと時だけで、今年は珍しい雪のない正月でした。 新年の挨拶を交はしても、その話題ばかりで、山形人はすこし落ち着かない三が日になってゐます。 そして、今年も恒例の餅つき&新年会が無事に終了ー。 例年になく少ない参加者で、3升の餅は、半分は皆で持ち帰りでした。 返し手が小生より他におらず、結局、老体を押した参加者でなんとかつきあげる。 それでも、とても美味しい餅につき上がり、満足して邂逅を楽しむ。