やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

四月末ー。

2016-04-30 | やまがた抄
丁度、GWの前に親戚の法事のために休みをもらひ、風抜ける古刹で供養に列席し、余った半日は夕方まで畑仕事ー。

天候の具合で溜まってゐたことをほとんど済ませ、トウモロコシとエダマメの種も蒔き、水場へ行くと春爛漫だった。



昨年200株ほど新しくしたイチゴも、すこし花付きが悪いけれど、まあその分、数で収穫をするしかありません。







紅白

2016-04-24 | 大岡山界隈




花見の予定だったのですが、あたりはすっかり花吹雪のあとで、鶴岡の七五三の櫻はまだ花は開いてゐないといふことで、行く先消滅で急遽中止ー。

五月に、新緑の庄内で、古刹と魚を味はほうといふことになったのですが、時間がとれるかしらん…。

ーと、全然目出度くもなんでもないのですが、我が家の庭は紅白模様ー。


食べちゃった…!

2016-04-21 | 大岡山界隈


親戚の家から頂いたタラノキのひこばえが3メートル近くになった。
孫たちは、ジイの影響で山菜採り好きで、”タラノメ、採りたい!”といつも云ってゐたが、”まだ、ダメ!”と制止してゐた。

けれど、暖かさのせゐで、今年の芽はとても大きく、横からわき芽も成長してきました。
家人も、採らうと云ふ。
ズルイジイは、早めに成長を止め、わき芽を育てやうと方向転換をし、大きな芽をとり、早速テンプラにしました。

美味でした。孫たちがきたら、風で頭がもげたー、と言ひ訳を考へてゐますが、家人も同罪です。



四月十八日の庭は…

2016-04-18 | 大岡山界隈




きっと、いつもより早く黒侘助が咲き出しました。
我が家の庭の、小生の愛する二本の樹のひとつ(あとは沙羅)です。
土のせゐで、すっかり紅くなってしまひましたが、それでも、毎年春の楽しみです。

そして、
その下には、イカリソウが咲き(近すぎてピンボケ…)、



横では、ヤマブキが咲き始めてゐた(風が吹いて、ピンボケ…。






Bach Matth�・uspassion, BWV 244. VFCO Thomas Quasthoff Verbier Festival 2015

2016-04-17 | 音楽を
はるかに昔、深夜、酔いどれて帰宅し、何故か頭が冴えてゐてFMをかけると、その酔った身体に染み込む音楽が聞こへてきた。バッハの、『マタイ受難曲』だった。
番組ではすでに物語りは始まってゐて、けれどそのまま、三時間近く金縛りにあったやうに聞き続けた。
気がつくと、茫々の涙を流してゐた。

それ以来、『マタイ』中毒になって久しい。

市販のCDや動画で常に演奏を調べてゐる。


Bach Matth�・uspassion, BWV 244. VFCO Thomas Quasthoff Verbier Festival 2015


何かのフェスティヴァルでの演奏らしかった。
大きなホールで、結構な大人数で、物語は始められた。
誰の指揮だらうー? その姿は見へにくかった。

画面が変はったときに、はっと驚いた。

なんと、トマス・クヴァストホフ、だった。

さうか、サリドマイドの病の影響か、声楽をやめた、といふやうなことは知ってゐた、
なるほどでも、指揮といふ選択をしたかー。

彼のバッハ、ずっと以前、小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラで松本での渾身の『マタイ』の演奏がありました。
小生、小澤はあまり好きではないのですが、堂々とした演奏でした。
そのときのイエス役がトマス・クヴァストホフ、でした。

その小さな身体からしぼりだす、威厳のあるバスの声がとても素敵でした。
まさに、イエスの声が神の声に変はってゆきました。

それ以来、ある意味、色々な『マタイ』を聴いても、彼の声がひとつの指針となるほど強烈にこころに刻まれました。

指揮での演奏は、(調べましたら、スイスのユース・オーケストラのやうですが)それほど強烈に物語を作ってはゐませんが、幸いなことに主たる声楽の方々がどれも見事で、全体を引き締めてゐました。

演奏が終るや、やはりその苦労に報いるやうに、大きな拍手が途切れなく続いてゐましたがー。




小さく、幸せ

2016-04-16 | やまがた抄
思ひもよらず、九州で大きな地震があり、その惨状や亡くなられた方々に、こころ痛む。

やはり、5年前の大震災以来、小さな日本は、その荒ぶる地の神に翻弄されてゐる気がする。
先日NHKでも放送してゐましたが、本当に日本は、小さなパッチの集まりのやうで、そのパッチを結ぶ糸がすこしでも緩むと慎ましく暮らしてゐる我らを襲ふ。

なるほど故に、太古の昔から、ありとあらゆる神々を祀り、その鎮めを毎日の日課としてゐたのかもしれない。


そんななか、友人から春の便りが届いた。タケノコ、である。



いつか逢ったときに、小生がいつも頂くと親戚へも配る、みたいなことを話したとかで、ずゐぶんと大きいものが5,6本ー。
家人の命令を受けて早速皮を剝くと、なんともいへない春のかをりがする。

ともに剝き始めた家人も、
”本当に毎年よく送ってくださること…”とふと感謝の言葉をもらす。

小生も、”まったくなあー”と、遠い友に感謝する。

翌日は煮物に、今日は、炊き込みご飯、とお蔭でタケノコ三昧である。







夜櫻

2016-04-14 | やまがた抄
ふっと時間が空いたので、夕食をバタバタと済ませ、馬見ヶ崎へ夜櫻を見に行きました。





冬に雪が少なかったので、今年はまるで緊張感も期待感もない春が、ダラダラと始まってしまひ、気がつけばあたりの櫻は満開ー。

先日問ひ合はせがあり、小生の都合で24日に花見を予定してしまったのですが(一応、県南の櫻の予定だったのですがー)、おそらく散ってしまふでせう。
櫻がないのでは話にならないので、秋田方面か、山櫻を愛でるしかなささうですが、さても足早な春が駆けてゆきます。





今年も一番!

2016-04-13 | 畑仕事


数年前、隣りの方に畑全体をトラクターで畝って頂き、おかげで土はフカフカになったのですが、残念ながら、土中に点在してゐたアスパラガスの根も木っ端微塵にされた、と思ってゐました。

が、今、畑全体の区画をやり直ししてゐて、鍬を入れると各所でアスパラガスの根が出て来ました。
まだ新芽も持ってゐましたので、昨年の秋、畳二畳ほどのスペースにそれらを集め、ミニアスパラ園にしたら…。

嬉しいことに、各所から次々に頭を出してきました。
今年は、アスパラを沢山頂けさうです。





忙しくなります

2016-04-09 | 畑仕事
すでに山形でも櫻が咲き始めてしまひ、焦りながら、時間の合間をみて畑に出る。

なんとか土起こしも2/3ほどを済ませ、ジャガイモの種いもも植ゑ終へて、畝の整備をする。

ふとみると、ゴボウの芽がでてゐた。



おそらく、野菜作りなんてしなければ、食することはあっても、死ぬまでゴボウの芽をみることなんてなかったかもしれない、と思ふと、一寸可笑しい気持ちになって携帯のカメラに収める。

その横で、越冬した白菜が元気に生長してゐる。
一陣で蒔いた白菜は30株ほどが結球し、余るほどでしたが、二陣の分は9月の天候不順でほとんど結球せず、越冬し、春になった。



けれど、半年近く寒さを我慢し、やっと春の光を浴びて天に向かふ力強いその菜の花(正式名は分からないー)を試しに食べたら、これが意外に美味で!、とても貧しい我が家では、毎日のやうに食べてゐる。

とても軟らかいので、おひたしのやうに食べてゐますが、パスタでもきっと美味しいハズ、です。

さて、これから忙しくなりますー。







富貴草

2016-04-03 | やまがた抄


朝6時に、町内会行事で神社の雪囲ひはずしに出掛け、娘がタイヤ交換に来るまで時間があるので畑の畝の整理をし、昼から家人の実家へ義父・母の様子を見にでかけ、夕方近く戻ったら、ツバキの元にフッキソウが咲かうとしてゐた。

街路の櫻も、ひとつふたつほころびだしてゐた。
早すぎる春が来さうです。