人間に学習効果を期待してはいけない。特に酒を飲んでいるときには…。昨夜,目の前に出されたワインを次々飲み干してしまい,本日は夕方まで「死んだ」状態だった。とはいえ会議には出席。ずっと黙っていたのは,いつものことではあるが…。いずれにしろ,こういう日をこれまで何度経験したかを思うと情けない。だが,本当に反省すべきは,ワインを飲む前にあった。
昨日開かれた構造計画研究所のセミナーのプログラムは以下の通り。
水野「消費者間影響関係をどう分析するか」
森他「次世代型新製品に関する情報伝播と選好形成-iPhone のケース」
中崎「"モノ"・"コト"の価値創造 ~感性工学的視点からのデザイン~」
山本「クチコミとインフルエンサー」
松村・山本「ブログにおけるインフルエンサーと最適情報格差」
最初に登壇したぼくは「自分だけが面白いと思っている」話を駆け足でしゃべった。参加者のアンケートの結果を見るまでもなく,多くの企業人の皆様の不評を買ったことは疑いない。ただ,ぼくのあとに続く発表がいずれもちゃんとしていたので,全体としては満足度が高かったのではないだろうか。そうであることを祈りたい。
それにしても,何だか最近,こういう失敗を繰り返しているように思う(飲み過ぎではなく,プレゼンの失敗のこと)。それは,話す相手のターゲティングや表現テクニックの問題だけではなく,もっと本質的な問題であると思う。つまりそれは,ぼくが研究上面白いと思うことが,一般のマーケターの関心とどんどん乖離していっているということだろう。
山本さんや松村さんの発表を聞いて思ったのは,もし人が少しだけ知識が上回る人とのリンクを選好していくなら,知識の多寡という一次元尺度にしたがったツリー状のネットワークができあがるのかな,ということだ。平均とは違うふるまいをする人が攪乱するので,実際はツリーより複雑な形になるのだろう。しかし,そんなことは,多くのマーケターにとってどうでもいいことであるに違いない。
ぼく自身がなぜそんなことを考えるかといえば,「見えないネットワークをどう見える化するか」(実はこれが自分の発表の副題)に関心があるからだ。だが,実務家にとっては,見えないネットワークは見えなくてもよい,のかもしれない。誰を狙えばどれだけ効果があるかがわかればよい。そうなんだよな… ただ,自分はどうしても知りたい。そういう変な思い込みが,しばしば失敗を招いているわけだ。
昨日開かれた構造計画研究所のセミナーのプログラムは以下の通り。
水野「消費者間影響関係をどう分析するか」
森他「次世代型新製品に関する情報伝播と選好形成-iPhone のケース」
中崎「"モノ"・"コト"の価値創造 ~感性工学的視点からのデザイン~」
山本「クチコミとインフルエンサー」
松村・山本「ブログにおけるインフルエンサーと最適情報格差」
最初に登壇したぼくは「自分だけが面白いと思っている」話を駆け足でしゃべった。参加者のアンケートの結果を見るまでもなく,多くの企業人の皆様の不評を買ったことは疑いない。ただ,ぼくのあとに続く発表がいずれもちゃんとしていたので,全体としては満足度が高かったのではないだろうか。そうであることを祈りたい。
それにしても,何だか最近,こういう失敗を繰り返しているように思う(飲み過ぎではなく,プレゼンの失敗のこと)。それは,話す相手のターゲティングや表現テクニックの問題だけではなく,もっと本質的な問題であると思う。つまりそれは,ぼくが研究上面白いと思うことが,一般のマーケターの関心とどんどん乖離していっているということだろう。
山本さんや松村さんの発表を聞いて思ったのは,もし人が少しだけ知識が上回る人とのリンクを選好していくなら,知識の多寡という一次元尺度にしたがったツリー状のネットワークができあがるのかな,ということだ。平均とは違うふるまいをする人が攪乱するので,実際はツリーより複雑な形になるのだろう。しかし,そんなことは,多くのマーケターにとってどうでもいいことであるに違いない。
ぼく自身がなぜそんなことを考えるかといえば,「見えないネットワークをどう見える化するか」(実はこれが自分の発表の副題)に関心があるからだ。だが,実務家にとっては,見えないネットワークは見えなくてもよい,のかもしれない。誰を狙えばどれだけ効果があるかがわかればよい。そうなんだよな… ただ,自分はどうしても知りたい。そういう変な思い込みが,しばしば失敗を招いているわけだ。
そして見えたら、見る方法がわかったら実務家はほっておかないでしょう。