Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

尻尾の先の乙女の道

2007-03-25 15:35:23 | Weblog
金曜の夜,若い研究者たちと乙女ロードの「見学」に行った。といっても,ディープな部分は垣根越しに見た程度。昨夜のテレ朝 SmaSTATION!! では,少女マンガを特集していた。NANAは世界21ヵ国に輸出されているという。そういうヒット作から,乙女ロードで売られているニッチな作品まで,マンガの世界はまさにロングテールだ。ちなみにゲームソフトの市場はロングテール化していないと,その分野の研究者の一人から聞いたことがある。ロングテール論言いだしっぺのアンダーソンは書籍や音楽に注目しているが,特に音楽の場合,日本でどこまでの裾があるか…欧米ほどではないかもしれない(根拠はない)。

とすると,書籍,なかでも日本特有のコミック市場を研究せずして何を研究するのか,という気がしてくる。そのとき圧倒されるのが,この膨大な数のコンテンツを生み出す創造力の凄さである。幼い頃,落書き程度のマンガを書いたり,自分(たち)で作った物語に入り込んで遊んだ記憶を持つ人は少なくないだろう。しかし,大抵それをどこかへ置き忘れてしまうのに,持続させ,職業化し,日々再生産し続けられるのはなぜか(当事者たちは,ただ好きだから,と答えるかもしれないが)。前にも書いた Management of Creativity の一環として研究すべき課題だろう。

しかし,ガンダムやエヴァンゲリオンにほとんど目をくれたことがなく,ベストセラーの『涼宮ハルヒの憂鬱』でさえ2巻で挫折したこのぼくが,マンガを研究することなどできるのだろうか。

追記: 日本でロングテール現象やニッチ市場を研究することは,オタク市場の研究になるのだろうか…とすると,すでに先行研究がある。
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2 コメント

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Unknown (ふーたろー1号)
2007-03-27 10:35:20
自分も、マンガ(産業)の膨大なコンテンツを生み出す底力は凄いと思います(しみじみ)。
アニメーションが注目されがちですが、(原作)マンガ、作者の裾野の広さも(≒それ以上に)重要だと思うのは、思いこみでしょうか。
だからこそ、マンガ(産業)の研究が必要だという点に合意しますが・・・

ふーたろー1号も、その道の専門家には遠く及びません(微苦笑&困)。
reply (mizuno)
2007-03-27 10:58:11
産業という視点の前に,作り手と読み手についてじっくり調べてみたい気がしています(そのうち…苦笑)

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