大企業がイノベーションの担い手になり得るかどうかは,シュンペータ以来,いまだに議論が続いている(と,むかし習いました)。ということは,容易に結論を出せるテーマではないということだが,中島聡氏のブログ"Life is beautiful" で,それに関連する非常に興味深いエントリを見つけた:
「戦略的OS」の開発がことごとく失敗している点に関する一考察
一部引用させていただくと・・・
つまり,大企業から遠く離れたところか,大企業内部であっても中心とはいえないところで生み出されたイノベーションが成功している,というわけだ。これに関連して,シリコンバレーで活動されている渡辺千賀氏の「大企業が新しいものを生み出す時代の終焉」という指摘もまた興味深い:
1)R&Dの変遷
2)ICTでのイノベーション・クリエータ主役交代
渡辺氏は「グローバルにR&Dを最適化する試みはどんどん進んでいる」という。研究開発を内部に抱えるのでなく,国境を越えてアウトソースする動きまであると。この場合,「辺境」は国や企業の境界をはるかに越えた次元にある。これらは主に米国での話だが,日本ではどうなんだろう?
そして,ちょっと飛躍するが,学問も同じだろうか?同じだとしたら,center of excellence から遠く離れたところにいる研究者にこそチャンスがあるのだろうか?上の OS 開発の例でいえば,中心の比較的近くにいるが,主流からは外れている,ぐらいの位置がちょうどいいことになるが・・・
「戦略的OS」の開発がことごとく失敗している点に関する一考察
一部引用させていただくと・・・
90年代にIBM、Microsoft、Apple各社が巨額の開発費を投じて作っていた「戦略的OS」がすべて失敗してしまったことを皆さんはご存知だろうか?
・・・
(IBMの)OS/2は少なくともリリースまで結びついたから良い方だ。悲惨なのは、Microsoftが開発していたCairoとAppleが開発していたTaligent (=pink)。
・・・
そして今のOSの市場を見ると、Linus Tolvaldsという個人が作ったLinuxと、Steve JobsがAppleを追い出されて作ったNeXTを元にしたOS Xと、Cairoまでの場つなぎに過ぎなかったWindowsと、企業の中核戦略からはかけ離れたところで作られたものばかりが使われている、というのがなかなか面白いところ。
つまり,大企業から遠く離れたところか,大企業内部であっても中心とはいえないところで生み出されたイノベーションが成功している,というわけだ。これに関連して,シリコンバレーで活動されている渡辺千賀氏の「大企業が新しいものを生み出す時代の終焉」という指摘もまた興味深い:
1)R&Dの変遷
2)ICTでのイノベーション・クリエータ主役交代
渡辺氏は「グローバルにR&Dを最適化する試みはどんどん進んでいる」という。研究開発を内部に抱えるのでなく,国境を越えてアウトソースする動きまであると。この場合,「辺境」は国や企業の境界をはるかに越えた次元にある。これらは主に米国での話だが,日本ではどうなんだろう?
そして,ちょっと飛躍するが,学問も同じだろうか?同じだとしたら,center of excellence から遠く離れたところにいる研究者にこそチャンスがあるのだろうか?上の OS 開発の例でいえば,中心の比較的近くにいるが,主流からは外れている,ぐらいの位置がちょうどいいことになるが・・・