JIMSから会員向けに『Webマーケティングの科学』が送られてきた。はしがきには「・・・科学として接近し,インターネット・マーケテイングの諸現象に関する計量的な理論構築を試みた書は,本書が初めてといっても過言ではなかろう」と書かれている。ウェブ・マイニング系の本は科学ではないのかと突っ込みたくなるが,マイニングは「計量的」であっても「理論構築」ではない,ということなのだろう。そちらの世界の人々の感想も,ぜひ聞いてみたいところだ。
いずれにしろ,本書には JIMS の壮々たる研究者たちが一同に顔を揃えている。その意味で,日本のマーケティティング・サイエンスの現況を概観するのによい本だといえよう。まず,執筆者はみんな「若手」である。ウェブを対象にすると,世代交代してしまうということか。うーん,少しはウェブ関係の研究をしないと,置いてきぼりを食うかな(いや,もうすでに,かも)。
あと,少し驚いたのが,実務家(調査会社)による論文がいくつもあること。経歴を見ると,博士号取得者を含む大学院出身者たちばかりである。日本のマーケティング・リサーチ業界は変わりつつある。これが学会の発展につながるトレンドになるかどうか。
いずれにしろ,本書には JIMS の壮々たる研究者たちが一同に顔を揃えている。その意味で,日本のマーケティティング・サイエンスの現況を概観するのによい本だといえよう。まず,執筆者はみんな「若手」である。ウェブを対象にすると,世代交代してしまうということか。うーん,少しはウェブ関係の研究をしないと,置いてきぼりを食うかな(いや,もうすでに,かも)。
あと,少し驚いたのが,実務家(調査会社)による論文がいくつもあること。経歴を見ると,博士号取得者を含む大学院出身者たちばかりである。日本のマーケティング・リサーチ業界は変わりつつある。これが学会の発展につながるトレンドになるかどうか。
その意味で、ご紹介いただいた著作の目次構成を拝見する限り、刹那的プロモーションでないマーケティングが論じられているものと想像でき共感します。
2.0とはいわないまでも市場環境激変ゆえ、「ユーザー主導の生産・流通・評価&プロモーション」への科学などに期待をいだき、私も本著にアプローチしたく存じます。ご紹介ありがとうございました。