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Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

神保町・お茶の水でカレーを食う

2009-04-16 13:21:37 | Weblog
神保町・お茶の水は,いつのまにかカレーの街になっていた。このところ明治大学商学部大友ゼミの学生たちが作った「カレエコMAP」をもとに,昼はできる限りカレー店を訪れてきた。ただし,インド料理店の「本来の」カレーは好きではないので除外した(本格中華料理店のラーメンより,いわゆるラーメン屋のラーメンが好きなのと同じだ)。



神保町界隈のカレーの有名店といえば,まず挙がるのがスマトラカレーの「共栄堂」だ。このへんで働いていた「昔」もずいぶん通った。インド風とはちと違う風味が人気だが,ぼくは正直いって,大好きとまではいかない。ただし,お酢にレタスを浸したサラダが非常に美味しいこと,大量のらっきょうがテーブルに置かれている点がうれしい。

もう一方の有名店として「エチオピア」がある。辛さは0~70倍まで。0倍を頼んでみたが(他にそんな軟弱な客は他にはいなかった),それでも十分辛い! シャーベットが無料でつくのはありがたい。辛いのが苦手な人は行くべきではないだろう(片平先生のお気に入りのだったはずだが,何倍の辛さのカレーを食されていたのだろう・・・)。

辛い系だが耐えられる範囲なのが,御茶ノ水駅聖橋口近くの「カレー屋ジョニー」。うっかり通り過ぎしてしまいそうな間口の狭い店舗。ドロドロ系で,トッピングやサイドメニューが豊富。サラダは安くてリッチ。最近代々木にも出店し,成長しようという,いい意味でのビジネスマインドが感じられる。近所の「GOGOカレー」に追いつけるか・・・。

意外なのが,神保町界隈の有名喫茶店のカレーがなかなかイケることだ(「昔」は全く気づかなかった)。すずらん通り近くの「ラドリオ」や「さぼうる2」のカレーは,いずれもドロッとした日本型カレー。「よくある」喫茶店のカレーの味を超えている。コーヒー(特にラドリオのウィンナーコーヒー)込みで千円以下という価格がリーズナブル。

この界隈の喫茶店で,「古瀬戸」を忘れるわけにはいかない。こちらはインド風のカレーで,高めの価格設定。ゆっくり食事するには,こちらもいい。その近所で,上述の「MAP」には出ていない「チャボ」が,昼間はホワイトカレーを出す。ここは長い間閉店していたが,いまは映画音楽居酒屋になっている。あと「タカオカ」があればなあ・・・。

白いカレーがあれば,黒いカレーもある。すずらん通り表通りに昔からある「キッチン南海」,いつも行列ができているので遠慮してきたが,今回初めて入る。狭い店内で,テーブル席に詰めて座らされたため,隣りの客に右手がぶつからないように食べるのに気をつかう。名物だというカツカレーを頼むが,窮屈さが災いして,味わった気がしない。

カツカレーではすごい店がある。白山通り(水道橋方向)沿いの路地にある「まんてん」,ここもいつも長蛇の列。目の前でカツが揚がる様を見ながら,ドロドロカレーを食べる。量が半端でなく多く,後半バテ気味に(それで600円は安いが・・・)。一緒に来た友人と「無理して」カウンターに並んで座ろうとした学生が,お店の人に叱られていた。

三井住友海上近くの「元祖とろカツカレーの店 神田駿河台店」。あまりキレイな店構えではないので,訪問時には気がつかなかったが,チェーン店だった。「とろカツ」なるもの,確かに柔らかくて美味しい。「MAP」には「豚の角煮に使われる,豚バラの部分を使用している」とある。カツカレーはさほど好きではないが,これなら問題ない。

新興勢力に目を転じると,スープカレーの「鴻(オードリー)」。すずらん通り近く(夜は居酒屋)と,明大の並びに2店がある。スープカレーは北大の近くでも食べたことがあるが,そのときもいまも,食べ方がよくわからない。野菜が多くて,健康に良さそうだが,やっぱりカレーはドロドロしていたほうがいいと思うぼくには,ちょっと・・・。

「MAP」に出ていないが,ぼくが「昔」よく行ったのは,欧風カレーの「ボンディ」と「ペルソナ」だ。結局ぼくは,こういうカレーが好きなのだと思う。上述のお店以外にも,まだまだ「隠れたカレー名店」がありそうな気配だ。今後とも,じっくり「探求の旅」を続けたい。

注意)以上の「評価」はあくまでぼく個人の,特殊なものであり,実際に自分で試していただくようお願いします。