連休が終わり仕事再開。
本日届いた本
西條辰義編著, 実験経済学への招待, NTT出版
河野勝・西條辰義編, 社会科学の実験アプローチ, 勁草書房
S. Maital ed., Recent Developments in Behavioral Economics, Edward Elgar
昔経済学を学んだ頃,その片鱗もないように思えた「実験」がいまや急速に脚光を浴び,川越,西條両氏の本が立て続けに出版された。2冊目の本は,早稲田大学のCOEの成果であるとのこと。政治学の研究も含まれている。来るJACSの大会では,西條氏の招待講演がある。実験についてより長い経験を持つはずの消費者行動研究者が,経済学者から何を学ぶのだろうか。
あらゆる学問の流派が入り混じっている消費者行動研究に比べ,実験経済学の関心は新古典派経済学ないしゲーム理論の命題の検証や反証に集中している(ように見える)。このような理論志向は思考を硬直化させ視野狭窄に陥らせるおそれがある一方,知の継続的な蓄積という点で優れている。JACSでどんな「対話」が起きるのだろうか・・・指定討論者の顔ぶれを観ると,実験経済学 vs. 社会心理学の議論になるのかもしれない。
今日届いた3冊目の本は,行動経済学の最近の「重要」論文を集めたもの。日本でも行動経済学会が発足し,JACSと同じ日に第1回の大会が開かれる。主要メンバーを見ると,阪大を中心に関西勢が多い。だが,実験経済学者の名前はなく,本来行動経済学にあったはずの「反新古典派」的な雰囲気もあまり感じられない。既存の経済理論を地道な実証研究で補完するというだけでは寂しい。ちなみに趣意書には,マーケティングも分野の一つに数えられている・・・。
本日届いた本
西條辰義編著, 実験経済学への招待, NTT出版
河野勝・西條辰義編, 社会科学の実験アプローチ, 勁草書房
S. Maital ed., Recent Developments in Behavioral Economics, Edward Elgar
昔経済学を学んだ頃,その片鱗もないように思えた「実験」がいまや急速に脚光を浴び,川越,西條両氏の本が立て続けに出版された。2冊目の本は,早稲田大学のCOEの成果であるとのこと。政治学の研究も含まれている。来るJACSの大会では,西條氏の招待講演がある。実験についてより長い経験を持つはずの消費者行動研究者が,経済学者から何を学ぶのだろうか。
あらゆる学問の流派が入り混じっている消費者行動研究に比べ,実験経済学の関心は新古典派経済学ないしゲーム理論の命題の検証や反証に集中している(ように見える)。このような理論志向は思考を硬直化させ視野狭窄に陥らせるおそれがある一方,知の継続的な蓄積という点で優れている。JACSでどんな「対話」が起きるのだろうか・・・指定討論者の顔ぶれを観ると,実験経済学 vs. 社会心理学の議論になるのかもしれない。
今日届いた3冊目の本は,行動経済学の最近の「重要」論文を集めたもの。日本でも行動経済学会が発足し,JACSと同じ日に第1回の大会が開かれる。主要メンバーを見ると,阪大を中心に関西勢が多い。だが,実験経済学者の名前はなく,本来行動経済学にあったはずの「反新古典派」的な雰囲気もあまり感じられない。既存の経済理論を地道な実証研究で補完するというだけでは寂しい。ちなみに趣意書には,マーケティングも分野の一つに数えられている・・・。