東近江市、中心部に近い旧建部村域に残された茅葺き民家。
近江鉄道本線八日市駅から北に1km足らず、 肥沃な湖東水田地帯を前、背に旧い歴史の箕作山を負う山裾の小さな集落。
集落の前面を掠めるように通る新道を走ると、この地域では珍しく三軒もの茅葺き民家が確認出来た。
新道から進入路を表庭に引き入れ、使い勝手の良いようにしているが、本来、新道が付くまでは平入母屋なので前庭から出入りしてたのだろう・・・
棧瓦葺き下屋の上に小ぢんまりした入り母屋茅葺き屋根を載せ、棟仕舞いは棧瓦の箱棟仕舞いとしている。
脇に棟続きの新築棟を建て、二世帯住宅になって居るのかも??
しかし屋根の傷みや、別棟納屋などはそろそろ限界を向かえて居る様で、先行きが気に掛かります。
撮影2014.2.25