京都御室の仁和寺の隣にこぢんまりとした佇まいの「蓮華寺」1段高い岡の上にある。
門を通って、境内に入るとすぐ正面の「五智如来石仏」が目にとまる。
この寺は天喜5年(1057)藤原康基の建立と伝えられ、荒廃をくりかえし、寺は昭和3年に現場所に移されたという。
胎蔵界大日如来
五智如来石仏群は江戸初期の寛永18年豪商の樋口平太夫家次が木喰上人但祢の像立したものを安置、元は鳴滝音戸山にあったものを昭和33年にここに運んだものであるという。
薬師如来
宝生如来
弥勒如来(阿弥陀?)
釈迦如来
石仏は胎蔵界大日如来を中心に右より薬師、宝生、大日、弥勒、釈迦と説明されています。
像高1.2m、丸堀の堂々たる大きさですが古式石仏の様な迫力にはかけています。
いかにも江戸期の石仏らしい穏やかな顔付きで親しみがあります。
しかし石仏もこの時期まで来ると確かにつまらなく見えてくるのはどうしてだろうか??
どうも丸彫りなのに薄っぺらくみえてしまうのは僕の偏見だけなのだろうか??。
撮影2006.12.18