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愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

南丹市 美山町の茅葺き民家:53

2016年04月09日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 前回と同じ由良川左岸集落最奥付近に残されて居た茅葺き民家。

 石垣を積み上げて一段高い屋敷にどっしり構える平入りの北山型茅葺き屋根。

妻側から見ると、入り母屋破風には懸魚と家紋を設え何とも落ち着き払った屋根構え・・

背景の北山杉も景観の演出に一役買って居る。

しかし真正面から見るとかなりイレギュラーな 繕いをしていてそろそろ葺き替えどきが近づいて居る。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:52

2016年04月07日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

由良川を挟んで 美山町「かやぶきの里」の対岸に建つ茅葺き民家。

 勿論対岸「かやぶきの里」には古民家ブームと相まって多くの観光客が押し寄せますが・・・ここまでは誰ひとり来ません。

 ベンガラ腰板の土塀を廻らした屋敷に北山型茅葺き大屋根・・・棟上部付近は最近葺替えを済ませたばかりの様です。

良く整った茅葺き民家は日本の原風景を思わせてくれます。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:51

2016年04月05日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 府道38号線蛇行する由良川右岸、広がる田圃の中、大きな敷地の茅葺き一軒家。

一軒家ゆえ敷地に余裕が有るのか?母屋の前は広い「かど」空間が有り少しばかりの植え込み庭がある

屋根は違わず北山形入母屋造り・・・破風板には家紋が誇らしげに入れられている。

下屋はトタン屋根に成っているが茅葺き屋根は吹き替え後、それ程の期間も経ってないのか?傷みも少ない

邪魔する物のない一軒家だから端正さが一段と増して感じられる。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:50

2016年04月02日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 先日と同じ集落、三軒目の茅葺き屋根の家。

府道38号にほぼ面して建つ平入農家を小奇麗に手入れして「古民家食事処」として営業してるようです。

 

棧瓦葺きの下家に大きい屋根の北山型茅葺き古民家は大屋根の手入れも良く行き届き、葺き替え後まだそれほど経ってなさそう・・・

 NET検索してみると、築140年の茅葺き古民家だと紹介されていた。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:49

2016年03月31日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府
 
 
先日の府道38号線を挟んで向かいの家並の中にあった民宿の茅葺屋根。
 
 
 
この辺は国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されている北村集落への途上にも当たり、民宿やレストランの需要も有るのだろう・・・
 
 
北山型茅葺き民家を背に小さな茅葺き屋根の水車小屋・・・
 
 
母屋は棧瓦葺きの下屋の上に入母屋茅葺き屋根を載せ平入の元農家風・・・
 
 
さすが民宿と有って庭木や周りの手入れも良く行き届いている・・・・
 
撮影2015.11.11

南丹市 美山町の茅葺き民家:48

2016年03月29日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 美山、かやぶきの里を訪れる観光客が先を急ぐ府道38号線脇で見かけた茅葺き民家。

大きな北山型入母屋造りの葺き下ろし茅葺き屋根・・・妻側脇に「稲架納屋」を設けているのが僕にはなんとも懐かしい。

若い人が同居しているのか?屋敷内には別棟の近代的な建物が建っている。

裏に回れば、枯れ芒越しに白壁土蔵と大きな茅葺き屋根・・・

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:47

2016年03月27日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

前回に同じ集落の最奥に敷地を構えた茅葺き民家。

 屋根は北山型入母屋造りの葺き下ろし茅葺き屋根。

低木常緑樹で生け垣を造り、その奥に平入の玄関口・・・小さな別棟があるのは風呂場とトイレだろう??

しばらく昔には田舎では遠の家でもそうだった・・・もちろん僕が育った我が家でも。

 屋根はまだ乱れ無く新しそうに見えるのだが・・・薄いコケが屋根全体に纏わり着いていた。

山間の茅葺き屋根は苔着きが早いのだろう・・・・。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:46

2016年03月25日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

前回の茅葺き民家の道を挟んで向かいの敷地に建つ茅葺き民家??

とわ云え見ての通り茅葺きは棟下がりまで、後の大屋根部分は杮葺(こけらぶき)という薄板で葺かれた屋根になって居る。

今まで民家ではこんな葺き方をした民家は見たことが無いけど、どうしたんだろう??

この民家も人影は見えず週末セカンドハウスの様にも見えた。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:45

2016年03月23日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

前回と同じく美山町、府道34号線をずっと奥に詰めた小さな集落に残されていた茅葺き民家。

山深い谷間集落にこうして並んで二軒の茅葺き民家・・・古民家好きには溜まりません。

こうして枯れすすきの奥にどっしり構える北山型茅葺き屋根の三角形の入母屋妻。

深く低い葺き下ろし屋根は揺るぎない美しさを見せてくれる。

屋根もまだ傷みは少なく、苔生すまでには未だ間が有りそう・・・

それでも見たところ既に戸締状態・・・

それでも周りの手入れは行き届いているので週末には帰って居られるのだろう??

まさかこのまま朽ち果てる事は有り得ないとおもうが・・・

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:44

2016年03月21日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

前回2軒の茅葺民家と同集落、木立の緑と山蔭に隠れるようにして建っていた茅葺民家。

もっと全容が判るように撮影したかったのだが・・・如何共し難くこんなもん。

6~7軒の小さな集落で、うち3軒が茅葺民家だと言うのは滅多に無い。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:43

2016年03月19日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 前回紹介の茅葺屋根と肩を並べる様に建っていた茅葺民家・・・

杉林と竹林に抱かれる茅葺民家はもう一軒の茅葺屋根に大きさと言い姿形も瓜二つ・・・

築地塀の奥に松と常緑樹を植え込み、北山型入母屋造り茅葺母屋を置き、脇に白壁土蔵と別棟住居を従えている。

 未だ葺き替えられ、あまり間もないのか??正面大屋根に苔は見られない。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:42

2016年03月17日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 前回紹介の茅葺民家から府道を約2㎞奥へ詰めた集落に残されて居た茅葺民家。

由良川支流の棚野川、そのまた枝流上流域の小さな集落・・・

 嬉しいことに二軒の茅葺民家が軒を並べる様に残されていた。

先ずは府道沿い、良く目立つ茅葺民家は深い葺きおろし屋根の北山型入母屋造りの茅葺民家。

平入の正面はすっかり苔生し、そろそろ葺き替え時期が近づいて居る模様…今度遭うときはどんな姿か?ちょっと気になる茅葺民家です。  

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:41

2016年03月15日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 ちょっと草臥れた茅葺屋根に、ちょっと寂し気に佇む松の木がうらびれた感じを増幅させてるような・・・

子供の頃童話の挿絵に出て来た通りの北山型入母屋造りの葺きおろし茅葺屋根。

 西の鯖街道、国道162号線鶴ケ岡から府道を西へ向け、しばらく走るとやがてこの茅葺屋根に出遭う。

美山も北村のかやぶきの里辺りはいつも観光客が押し寄せ、茅葺民家もそれ様の佇まいを見せるが・・・

 

この辺りまで外れてしまうと、なんの他所行き姿も見せず、有りがままの姿を見せてくれる。

そろそろ葺き替え時も迫って来ているような??

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:40

2016年03月13日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

若狭に向かう国道162号線が大きく右カーブする鶴ケ岡、道路に沿って茅葺民家が敷地を構えている。

背後の山裾斜面を背に農作業納屋を両脇に置き、北山型入母屋造りの茅葺農家が腰を据えて居る。

破風板には誇らしげに室町幕府を開いた足利家の「丸に二つ引」の家紋が掲げられている。

屋敷は端正に清掃が行き届き、茅葺屋根も乱れた処も見られず良く整えられている。

家人が大切にしている事が伺い知れる茅葺民家です。

撮影2015.11.11


南丹市 美山町の茅葺き民家:39

2016年03月11日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

 

 一見、真新しい建物でセカンドハウスとしてでも新築された物の様です。

国道162号線鶴ケ岡手前の谷筋枝道を最奥まで詰めた斜面敷地に屋敷を設けて建っている。

威風堂々、北山型入母屋造りの葺き下し屋根・・・少々重みと風情に欠けるが中々立派なもんです。

撮影2015.11.11