仁徳天皇の神殿。
神殿としては小規模ながら、つくりは優雅で、装飾のない蛙股にその古さを感じることができる。
宇治上神社の御祭神は、
中殿 応神天皇(父君)
左殿 莵道稚郎子(弟君)
右殿 「仁徳天皇(兄君)大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)」
です。
◎創建◎
現在の「宇治上神社」「宇治神社」を合わせて、平安時代には「宇治鎮守明神」「離宮明神」「離宮社」とも称されました。拝殿に収める江戸時代の棟札には、応神天皇を祀る故か「離宮八幡」ともいわれていました。
「離宮」の名を冠されるのは、平安時代初期、天皇の離宮「宇治院」の鎮守社として祀られていたからか、或は、又より古い時代の莵道稚郎子の離宮「桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)」のあったところから由来するのかも知れない、ということです。
「離宮社」として文献上、正確な記録の上に初めて現れるのは、治暦三年(1067)後冷泉天皇、平等院より神社に行幸の後、離宮明神に神位を授けたとあることです。藤原氏が平等院を建立の後、その鎮守社として崇敬の実が大いに加わり、隆盛を極めてゆくのだそうです
神殿としては小規模ながら、つくりは優雅で、装飾のない蛙股にその古さを感じることができる。
宇治上神社の御祭神は、
中殿 応神天皇(父君)
左殿 莵道稚郎子(弟君)
右殿 「仁徳天皇(兄君)大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)」
です。
◎創建◎
現在の「宇治上神社」「宇治神社」を合わせて、平安時代には「宇治鎮守明神」「離宮明神」「離宮社」とも称されました。拝殿に収める江戸時代の棟札には、応神天皇を祀る故か「離宮八幡」ともいわれていました。
「離宮」の名を冠されるのは、平安時代初期、天皇の離宮「宇治院」の鎮守社として祀られていたからか、或は、又より古い時代の莵道稚郎子の離宮「桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)」のあったところから由来するのかも知れない、ということです。
「離宮社」として文献上、正確な記録の上に初めて現れるのは、治暦三年(1067)後冷泉天皇、平等院より神社に行幸の後、離宮明神に神位を授けたとあることです。藤原氏が平等院を建立の後、その鎮守社として崇敬の実が大いに加わり、隆盛を極めてゆくのだそうです
覆屋のなかにある「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)」を、祀る神殿。
神社建築としては日本最古のものといわれ、建築年代は平安時代後期と推定
されています。
莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)は応神天皇と宇治木幡の豪族の娘、宮主宅媛(みやぬしやかひめ)との間に生まれました。幼い頃から学問に秀で、応神天皇に望まれ一度皇太子になったのですが、兄の仁徳天皇と皇位を譲り合って自ら命を絶った悲劇の皇子です。
神社建築としては日本最古のものといわれ、建築年代は平安時代後期と推定
されています。
莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)は応神天皇と宇治木幡の豪族の娘、宮主宅媛(みやぬしやかひめ)との間に生まれました。幼い頃から学問に秀で、応神天皇に望まれ一度皇太子になったのですが、兄の仁徳天皇と皇位を譲り合って自ら命を絶った悲劇の皇子です。
写真は、本殿三社の覆屋で、この中にお社が三社収められていて、御祭神は向かって右が「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)(弟)」真中が「応神天皇(父)」、向かって左が
「仁徳天皇(兄)」とされています。
宇治上神社が世界遺産に登録されたのは、本殿の中の3つのお社が現存する最古の神社建築であることと、拝殿が平安時代の住宅様式が取り入れられた建物だからです。
あとは、明日につづきます。
「仁徳天皇(兄)」とされています。
宇治上神社が世界遺産に登録されたのは、本殿の中の3つのお社が現存する最古の神社建築であることと、拝殿が平安時代の住宅様式が取り入れられた建物だからです。
あとは、明日につづきます。
境内に入ると国宝の拝殿がその優雅な姿を見せてくれる。
鎌倉時代の建物ですが、平安時代の住宅様式が取り入れられている貴重な造りで独特の屋根の美しい形が目を引く。
大変優美な姿形なので、もとは離宮の建物だったのではないかと伝えられている。
鎌倉時代の建物ですが、平安時代の住宅様式が取り入れられている貴重な造りで独特の屋根の美しい形が目を引く。
大変優美な姿形なので、もとは離宮の建物だったのではないかと伝えられている。
鳥居に掲げられた篇額
離宮と読める。
宇治上神社は江戸時代までは「離宮社」「離宮八幡」とよばれていて、この辺りにあったとされる応神天皇の宇治離宮や、その皇子である莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)の邸宅の桐原日桁宮(きりはらひけたのみや) と関係があったといわれている。
離宮と読める。
宇治上神社は江戸時代までは「離宮社」「離宮八幡」とよばれていて、この辺りにあったとされる応神天皇の宇治離宮や、その皇子である莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)の邸宅の桐原日桁宮(きりはらひけたのみや) と関係があったといわれている。