「シューマンのピアノソロ曲最高傑作は何か?」を問い糾されると、おそらくプロ筋では
になると思う。 19世紀や20世紀のパリでの記述も残っているし。
・・・で、「交響的練習曲 作品13」についての評価は、はっきり言って定まらない。 なぜか?
の2点だろう。 特に「交響的練習曲 作品13」は「溝が大きい」気がする。
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この曲は
である。 う~ん、一方向に増加しているとか、減少しているならば、問題は少ないのだが、「減ったり増えたり」している。 しかも、この曲が「最高傑作」の可能性が極めて高い!
シューマンが「作品の構成」に最も悩んだ時期が「これ」である。 この「スケジュール? 本人の資質?」問題は明日号に掲載する。
- 交響的練習曲 作品13(← 昨日号で紹介した作品)
- 幻想曲ハ長調 作品17
になると思う。 19世紀や20世紀のパリでの記述も残っているし。
・・・で、「交響的練習曲 作品13」についての評価は、はっきり言って定まらない。 なぜか?
- 「版」自体が3版もあり、その上「第3版」を演奏する人の演奏順が全く定まらない!
- シューマン自身が生前に出版した 第1版 と 第2版 の間に「演奏家では埋められないと思える溝」が存在する
の2点だろう。 特に「交響的練習曲 作品13」は「溝が大きい」気がする。
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この曲は
- 第1版 「主題 + 12の練習曲」(1837年出版)
- 第2版 「主題 + 10の練習曲」(← 主題と関連の薄い2練習曲が削除された!)(1852年出版)
- 第3版 「主題 + 17の練習曲」(1893年出版,ブラームスが クララ・シューマン引退後に出版した。クララ&ブラームスが没するわずか3年前!)
である。 う~ん、一方向に増加しているとか、減少しているならば、問題は少ないのだが、「減ったり増えたり」している。 しかも、この曲が「最高傑作」の可能性が極めて高い!
シューマンが「作品の構成」に最も悩んだ時期が「これ」である。 この「スケジュール? 本人の資質?」問題は明日号に掲載する。