響板の質が巾広いボストン156PEII(No.2934)

標題の件について

スタインウェイ社の「ライン」と特長(No.2578) - Piano Music Japan

をご覧頂きたい。

スタインウェイ社ラインナップは、全てスプルース響板

　　これに尽きます。エセックスピアノ Essex Piano Designed by STEINWAY & SONS　ファイネストピアノ福岡　のエセックスピアノのHPをご覧頂きたい。動画をご覧頂くとお分かりの通り、この低価格でスプルース材響板であり、「1層響板」である。

エセックス響板の木目は粗く、スタインウェイ響板の使い回しでは無い

　　つまり、2009年当時島村楽器イシイさん　が見た

STEINWAY（スタインウェイ）の秘密 Vol.3 音の命「リムと響板」の秘密 - 島村楽器公式ブログ

>響板材選定の部屋へ通されたとき、50歳代のベテラン技術者2人が、
>細長くカットされた長方形のスプルースを、拳で叩いて音を確認しながら選別をしていました。
>部屋の隅に大きな箱があり、そこにうず高く積まれたスプルースが、溢れんばかりに入っていました。
>「これが響板に使用されていくのか？」と聞いたところ、「これはゴミ箱で、選別からはじかれたスプルースが入れてある」と聞かされました。
>選別されたスプルースはごくわずかの量で、技術者2人の前の作業台に置かれていました。

で「はじかれたスプルース」とは木目が違うのですｗ
　　

スタインウェイ&ブリュートナー　スプルース響板の活用(No.2749) - Piano Music Japan

記載の通り

「スタインウェイで　はじかれたスプルース」の行先は、ニューヨークスタインウェイアップライト1098(118cm)とボストン

　　上記、リンク先では　ブリュートナー社の「へスラー & レーニッシュ」クラス響板　＝　「ボストン」響板　と書いてあるが、レーニッシュピアノ　を岡山市浜松ピアノ店　で試弾した経験からは、「レーニッシュ　の方が上の響きのボストン156PEIIも実在する」ことをここに記す。
　　ブリュートナー社では、イルムラーヨーロッパ & フプフェルトヨーロッパ　に使い廻される板（＝ブリュートナー社では積層響板として使用）も使用されている可能性が高い。
　ブリュートナー社のアメリカでの価格一覧(183cm越えグランドピアノ)

ブリュートナーBlüthner Piano　→　＄139284
へスラーHaessler Piano　→　＄113897
レーニッシュRönisch Piano　→　＄86880(浜松ピアノ店616万円税込み）
イルムラーIrmler PianoIrmler Piano　→　＄38785
イルムラーは、「末尾E = ポーランド製」「末尾E無し = 中国ハイルン製」である。
183cm越えのグランドピアノ価格を見比べると、ブランド力が明解に判る。
「ブリュートナー」「へスラー」だけ値上げされており、「引きが強い」。「レーニッシュ」「イルムラーヨーロッパ」は1年前と同価格であるｗ

ブリュートナーとへスラーの差は小さく、レーニッシュ　との差は大きく、イルムラーはレーニッシュの半額以下

http://bluthner.jp/about.html　記載の通り、
>エイジング
>各地から取り寄せたピアノ用木材は、熟練職人の手により厳選され、
>約40%だけが次の工程へ進むことができます。

60％　のスプルース板は、レーニッシュ～イルムラーヨーロッパ＆フプフェルトヨーロッパに使用

を意味している。

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ボストン156PEII購入ならば、「ブリュートナー社のへスラークラス響板」を選ぶ　が最優先

イルムラーヨーロッパクラスを掴んだら悪夢＞＜