Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

いざカウンター攻撃

2018-06-25 | ワールドカップ06・10・14
ドイツ対スェーデンの試合を観た。代わり番このARDの晩だった。嘗てのように男カタリーナヴィットことギュンター・ネッツの名解説も無くなったのだが、ZDFにはオリバー・カーンも出ていた。彼がカムバックしなければいけないようなディフェンスだと思った。兎に角、最初のお得意の密集総攻撃で得点出来なかったので駄目だと思ったが、最後には辛うじて首を繋いだ。それでもこのチームが優勝争いに食い込むなどとは誰も期待していない。毎回最初は全く盛り上がらないのがドイツであるが、いつも知らないうちに優勝争いに食い込むようになって、首相の訪問日程が検討されるようになると燃焼寸前だ。それでも今回のチームに限っては政治日程には絶対のぼらないだろう。

なによりも興味深かったのは、あのボアテンの反則だった。最終的には赤紙が出されて退場となったが、最初の反則が取られていたならば完全に負けていただろう。彼の名を聞くたびにAfDの「もしボアテンが隣人だったら」発言とその反響を思い出す。まさしく修正主義的なこの手のポピュリスト政党の常套文句で、皆が「そのような人種差別などは恥と考える」その裏側でなにか本音のような邪悪な感情に呼びかけるのがこ奴らの手段で、世界中変わらない。

勿論多くの人はそのようなスローガンに自問自答してみて、やはりそのような発言や手法は許せないと思い、実際に上の場合もボアテンに部屋を貸したいというオファーが沢山出された。この辺りは、所謂カウンターと呼ばれる運動に近い。そこで最も重要なのは、その手の連中を許さないことを示す活動で、政治活動として認めないもしくはピアニストのイゴール・ヨベットのように果敢にカウンター活動をすることだろうか。

兎に角、彼に任せるしかないチーム事情を考えると悲観的になってしまう。一体ああしたAfDの連中はこうした現実をどのように思っているのだろうか。こうしたナショナルチームのみならず、世界中の優秀な管弦楽団なども同じような塩梅で、それこそが現実で各々の人材を其々に活かすことにしか道は無いのである。

涼しい週末となって、寒冷前線で気温摂氏10度から20度ぐらいで気持ちが良い、というか眠くなる。走るのも気持ち良く、先日までの滝のような汗が嘘のように、軽く掻いた汗も気持ちよく乾く。来週は週末の30度へと再び上昇するようだ。初日が木曜日のミュンヘンはライフが予想されていて最高気温が20度以下のようだ。それならば十分に着込んでいても暑くは無いだろう。気温によってはディナージャケットも考えてみようか。よく考えるとオペルンフェストの初日は初めてだ。まあ、たとえ赤絨毯が引かれていても私は駐車場から入るので関係は無いのだが。

「パルシファル」一幕は一通り観て、感想もメモしておいた。週末中に二幕と三幕を片付けて仕舞いたい。流石にバーデンバーデンの初日の前からすると積み重ねが増えていて、結構いいところまで来ている。木曜日までに満足するほど把握出来るようになるだろうか、限が無いのは分かっているのだが。



参照:
身体の使い方や鍛え方 2014-02-22 | 雑感
スカンポンなカメルーン西瓜 2010-06-15 | ワールドカップ06・10・14

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