Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新LP一枚5ユーロを切る

2019-10-16 | 生活
先週は雨が続いて、葡萄の摘み取りが進んだ。そして週末から急に暖かくなって、窓を開けて上着を脱いだ。その前が寒く、山は積雪があったろうがほとんど融けたと思う。以前ならば11月のスキーシーズンに痛いと思う暖かさだったが、ここ暫くの体調不良には助かった。その分眠くて堪らなかった。

久しぶりにボールダリングにでも出かけようかと思ったが、雨上がりなので断念した。しかし森を走ると大分乾いていたので、もう少し続くとと思ったが、また降りそうで紅葉が進んで、湿り気が増して窓に更に露が付きやすくなる。

寒くなったので寝室のドアを閉めるようになると熟睡が可能となった。なにも温度を下げて空気の循環をよくすることだけが熟睡のコツではなさそうだ。北側の寝室なのでドアを閉めると朝日が入らずに更に目が覚めないかと思って恐れていたが、窓は露で曇って、それはあまり関係なかった。朝起きが快適なのが一番いいが、やはり朝の一走りは中々厳しいものもある。

就寝前にCDを発注した。今年二度目で、以前は落穂ひろいとして四半期ごとの割引があった時からすると半分だ。それでも昨年は一度も発注していなかったので、倍以上になる。送料無料の20ユーロが目標で、少しでもメディア界のそれも流通に貢献したと思っている。無くなると困るからだ。

LPはオルフェオ盤が一枚5ユーロを割った。中古よりも安い120g盤が出ている。ザヴァリッシュの指揮やピアノ、フィッシャーディースカウの歌などもあるが、クーべリック指揮のミサやハーガー指揮の「賢い小娘」K51などがあったが、前者は映像付きのライヴ、後者は三枚組LPをひっくり返すのが面倒。

嘗ては、大切なお宝だったオペラ全集LPをひっくり返すのが休憩になっていて、時間を掛けてのオペラ自宅上演が楽しみだった。面倒よりも充実感があった。しかし、オペラ座に通うようになって、またオペラの総譜をお勉強する習慣がついて、如何にもあのLPひっくり返しが余分で間が悪い行為かに気が付いた。オペラ上演はその演出だけでなくて、音楽構造としてのまたドラマテュルギ―としての流れが特別に重要であることが分かりそれが身に付いたからである。要するにブツブツと切って通すものではない。だから英米などではオートチェンジャー用に一面の後ろが六面とかのカッティングがなされていたのだ。つまり最大一度の休憩だけで一気に音を流せる。その間に二幕から三幕への休憩をとればよい。家庭で一気にオペラを流す必要などはないのだが、何よりも重要なのは流れである。だから余程のもの以外はLPには興味が無くなった。しかしLP一枚5ユーロを割るようになれば俄然興味が湧く。そろそろ新LPも値崩れする頃だと思っている。配給網の崩壊との追っかけこっこである。乞うご期待だ。

そこで今回は従来のCDを発注した。一枚はブスノワのミサ曲で、オルランドコンソ-ト演奏のアルモニアムンディ版6.99ユーロ、一枚はベルリオーズの「ロメオ」とメシアンの「ラセンション」をカムブルランが指揮したSWR盤で5.99ユーロ(なんと二枚組制作録音だった‼‼‼)、これは六月の指揮がよかったのとヤルヴィ指揮で同曲のライヴ録音に立ち会ったからだ。一枚は同じヘンスラー盤のケックランのフルート曲集3.99ユーロ、一枚はバレンボイム演奏のベートーヴェン最後の二つのゾナーテン3.99ユーロ。最後のは恐らく箱入りで全集が安く出ているので放出品なのだろう。全集は評判があまり良くないのでこれで充分だ。しかし来年協奏曲で彼のピアノを久し振り聴く予定なので参考資料になる。〆て20.96ユーロで、コンサートやオペラの入場券よりは少し高い。音を出すには電気代が必要になる。



参照:
はっぱふみふみ 2017-11-01 | 生活
漂う晩夏から秋の気配 2017-07-25 | 生活
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