Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ロールキャベツを食せば?

2009-08-09 | 料理
蒸し暑い日が続いた。窓を開けて寝た。外食が多かった割には歩く機会がなかった。パンを取りに行くついでに雨が降り出した中を森の木陰に隠れながら少し歩いて帰ってきた。

帰りの車中のラジオが、フランス革命の遠因の新説を紹介していた。FAZの経済面かららしいがまだ読んでいない。それによるとミュンヘンの学者がフランス軍人の正確な体格の資料から革命前は一世紀前に比べて完全に体格が劣っているという資料を根拠に飢餓説を主張したようである。まさに、マリーアントワネットがなぜそれじゃケーキを食べないのと発言すれば一発触発の状態であった事になる。

現在の先進工業国においては、年金や高齢者医療またその全体の生活への不安が募る中おかしな発言をすれば同じような発火装置になる。将来への不安が多い中高年層に向っておかしな経済秩序を支えるために無駄な消費を推し進めろといっても誰も耳を傾けない。

先日食したロールキャベツだが、買った時は小振りなもの一個が一ユーロを越えていたので高いと感じた。しかし、これ一個に生野菜をつけ合わせるとソースもなくとも十分なディナーとなった。これまでも食した事はあるのだが、ヴィルジンクと呼ばれるそれではなくて分厚いキャベツが使われていたようでこりこりとして歯ごたえがあってとても食べ応えがあった。中身はお得意の腸詰の中に詰めるブレートであり肉屋のお手のものである。柔らないキャベツのものよりも断然うまい。

日本で一般的な肉屋のコロッケはあまり食べたことがないのだが、肉屋のロールキャベツは蠅さえたかっていなければこれからも買いかなと思った。もちろん合わせるワインには全く困らない。



参照:
体に戻る汗 (☆・。.・☆写真エッセイ&工房「木馬」)
広島原爆ドームと資料館を見学し、亡父の体験を思う (電網郊外散歩道)
ますます増してくる苦味 2009-08-05 | 雑感
コメント
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