Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

レーマーグラスのワイン

2006-01-07 | ワイン
2005年産リースリングワインを二種類試飲した。辛口と半辛口で双方とも一リッターの瓶に入っている日常消費品である。それでも、今の早い時期から新しいワインを試飲しておくと、10月末に初スキーをするように、春本番の時に大きな違いが出るだろうか。決して2004年産が悪かったわけではないが、記録的な暑い夏の2003年産の繊細さの少ない物に比べても、2004年産はその酸の質から余り感心しなかった。

それに比較すると、2005年産の元素が詰った様に構築的な味はリースリングの独断場であり、期待が膨らむ。試飲に行く前に、偶然他のワイン醸造親方に出会ったので尋ねてみると、夏の水の足りなさは嘆くものの大きな期待をして良さそうである。

世界的に有名な小さなワイン醸造所で試飲した辛口は、在所の農家から葡萄を買ったもので、自己の畑からではないが、一リッター4ユーロ40セントにしては悪くなかった。もう一つの半辛口の方は自己の畑からの葡萄で5ユーロしていた。結局は、アルコールも11,5%と0,5ポイント高い辛口をお試しに買って来た。料理にも使いながら、暫く三本ほど飲んでみよう。

以前はこの価格帯は、外食時にしか飲まなかったので、こうして摘み取りから三ヶ月も経たない内から、実っていた葡萄を頭に浮かべながら飲む喜びを味わう事も少なかった。

ここの醸造所でも、2005年の特徴である収穫量と渇水対策を聞いてみた。収穫量は三分の一と言う事で、二割減では到底及ばないと否定していた。ここの2005年産ワインを、廉く良いのが買えると期待していたので、価格設定が気になる。最終的には、高級ワインが出揃う4月から5月まで待つしかないようだ。

一リッターワインの瓶は、栓がねじ式になっている物とコルクが差し込んであるもののどちらかが普通である。何れにせよ栓には包まれていなくて裸になっている。そして、日常消費ワインを食事を流しながら飲むにはレーマーグラスと言うグラスが気楽で丁度良い。
コメント (2)
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