パンダ イン・マイ・ライフ

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ビートルズのすべて 8 ロックアルバムの金字塔(4)

2012-01-29 | ビートルズ
「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「ペニー・レイン」は両A面であった。
「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」は難解なせいか、ベストテンに入ったが、1位にはなれず、「ペニー・レイン」はアメリカでは1位になったが、イギリスでは2位止まりであった。

リバプールの少年時代を回顧したアルバムというテーマはこの2曲がなくなったために、新たなテーマが必要となった。そこで、ポールが提案したのが、ビートルズが架空のバンドを演じ、架空のアルバムを製作するということだった。とはいえ、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」「 ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」、そしてタイトル曲のリフレイン以外にこのテーマに沿ったものは見当たらない。
収録作品の歌詞からすると、回顧、追憶のテーマとした作品が多く、日常の周辺の出来事をテーマにした作品も目だっている。また、ジョンが息子のジュリアンをヒントにした、「 ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」。ジョンが骨董店で見つけた昔のポースターに描かれたバラエティショーをそのまま歌詞にした「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」。いずれもジョンの個性が際立っている。
ポールの作品では、「シーズ・リーヴィング・ホーム」の哀愁感が見逃せない。

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