光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

南回帰線

2007-12-12 19:03:20 | 散策
  太陽の位置が、真冬のそれに近づいている。冬至ももうすぐである。そのとき、そこで太陽を見上げると、ちょうど真上にあった、という位置があってそれを結ぶと、地球をぐるりと一周する円に近い曲線が出来るが、それが南回帰線であるはずだ。しかし、そんなものは、地球のどこにも、目に見えるものとして存在しないし、またそれをたどることもかなり難しく、また地図のそれも、何となくだが、あまり縁がないという感じである。

  それで、その南回帰線からかなり離れた、かなり北上した辺りで太陽を眺めると、何とも低いところにいってしまって、もう帰って来ないのでは、という、そうゆうふうな妄想にもとらわれる。そんな感じが、今頃の北半球に住んでいる人が思う、もの寂しさの原因の一つに考えられるが、そうゆうこと考える人は、かなり少ないかな。
  暖かい一日になるはずで、少し前に書いたものでも、その事を記したが、実際午前中は暖かく、これだと山の雪が溶けてへたすると、雪崩とか、また河川の増水にも繋がりそうで、そう暖かくなくてもいいとまで思っていた。それが急に、知らぬ間に、冷たい風が吹き出していて、知らなかった。気が付かなかった。まったく世の中どうなっているのか、わからないものだらけだが、それでも、やはり冬は来るだろうと思う。
  ついでに、この時間帯に、局の中ではなく、外に出ておしゃべりをしているアナウンサさんがいて、「今日は暖かくていいですね、今日はそちらにいけませんが、がんばってください」、などというメールを外で読んでいたとき、さすがに、ありがとうございます、の言葉のあとに、今は少し風が出て来て寒くなっています。今から来られる方は、寒さ対策をしていらして下さい、など応答していたのは、当然であろう。まったく、華々しいお仕事でもあり、辛いものも待ち構えている。

  そのうち、太陽はまただんだんと北上してくる。そのはずである。なぜ地球の自転軸は、地球が太陽の周りをまわることによって出来る平面、黄道面に対して23度くらい傾いているのだろうか。これが不思議といえば不思議だ。なぜ、真っ直ぐにならないのか。月は地球の周りをまわっているが、はたして月と地球を結ぶ線分が描く面に対して、月の自転軸はどの程度傾いているのだろうか。月は地球に近く、その軌道も詳しく解析されている。確かその軌道は正確にはかなり変動のあるもので、もはや地球を中心としたある平面を考えること自体、あまり意味のないことなのかも知れない。それでも、月はやっぱりまわっている。が、その位置予想は、非常に難しいことは今も変わっていない。

  再び天の赤道の位置に太陽が戻ってくる、春分まで、まだまだ長い。そのときはいちおうは春だが、まだまだ早春の雰囲気も残るもの、そんな事を考えたりもするが、今年の今は、秋と、秋の間で、あるいは秋と春の間でか、まだ揺れている。




  長めの玉で撮っている。これもなんだか、どっちかなという気がするが、サザンカということにして、それにしても、他のものもそうだが、傷みがどうしてもある。虫の被害には敏感だが、これはどうすればいいのかな。




  右どなり、少し密に花が咲いている。これも、同じだ。もったいない。

  それで、今年の春だが、もうツバキだろうと思うものを見ていて、その個体が今、今日、花を付けているのを見た。ここまで書くと、ホントにツバキかサザンカか、春か秋なのかとも言いたくなってくる。そのツバキも残念なことに、同じように傷みがあって、言葉を失う。

秋の落し物

2007-12-12 16:49:50 | 植物・花(冬)
  冬なのであるが、やけに暖かい。これはホントだった。
  影に置いておいた、鉢の植物も日に当たる位置に置いた。
  そのときになって、外は、北風で、あれれれと慌てて一枚防寒着を羽織る。
  これだから、お天気はわからない。なぜか、珍しく大きめで、重めのものを
  首にぶら下げて、近くを短くまわった。呼んでいたのかな。




  ある植物、葉っぱの小さい、まあるいもの。
  北風が冷たい。少し汗をかいていたが、それが冷たく思える。
  耐寒気温は、普通の冬くらい。木枯らしが吹く。暗くなる。
  露光が短すぎる。
  眼鏡のせいで、普通に見ていて、ファインダの情報は見えない。




  普通の範囲に戻っているか、少し不足している。
  手ぶれの起こる時間に近い。

  こうゆうのを何枚か撮って、あとからそれを見ると、何だか、壁紙の模様
  のカタログみたいで悪い気はしない。しかし、これを見直すことはないよね。

この雨はどこから来るの

2007-12-12 07:17:10 | 散策
  朝のお天気、雨。ちょと激しい時もある。雨!。風は弱く、穏やか。室温10.5℃。非常に暖かい、ともいえる。

  朝一番に、マ社の修正ファイルが7個だか8個出ていることがわかって、これをインストールしようと思ったが、長引きそうで中止。まだピコピコもしてないが、中止すると、履歴書に、失敗と出る。不思議、中止だと思うけど。

  熱帯のような雨。熱帯のような星空というのを、この夏に見たような気がしてまだ記憶に残っている。空が少し乳白色を持ち、緑も加わる、しかし星は、またたいて、かすかな、微光星まで見えている。そういえば、
  きのうホームズ彗星 (17P/Holmes) を、久しぶりに探してみた。こんな冬の夜に、寒空に外に出て星を見ることなどまずないが、まず晴れていたことと、さらに寒そうには思えない、暖かな空気があって外に出た。カペラの位置も高く、そのさらに上にペルセウス座はあるので、これを探すには随分と首を曲げないといけなく、双眼鏡で見える星像も右左に揺れる。それで、確か、この辺りがペルセウスというところを見い出した。しかし、残念ながら、もう、ホームズ彗星、稀有の星、一生に一度見ることが出来るか出来ないか、という太陽系の超珍現象が起きた星をそこに探すことは出来なかった。今年は、お正月すぎに、マックノート彗星がこれまた、世紀の大変身を遂げて、人類のある方々は一種天にも登る気分でこれを眺めたが、うまく北と南に分かれて、世紀の現象が星空で見えたことは、これはきっちりと歴史に残るだろう。

  雨の話しであった。この雨はどこから、この風はどこからというのに似ている。この雪だと、日本海と答えたくなるが、この雨はどこからというとなんと言ったらいいだろうか。雨にマーカを付けるわけにもゆかないし、それにしても、この分子は、水素と酸素の結合物である、その構成原子である水素と酸素は、いつどこで出来たのかも知りたくもなる。
  きのう食べたものが、分解され、エネルギが生成されて、それで出来上がったある水は汗になり、あるものはオシッコになる。それが、いつのまにか川に流れて、それで、海流に乗る。ずっと流れ続けるかも知れないし、深く底に向かって沈潜するかも知れない。一説には、海の水は、表面から深く沈みこんで、また元に戻るまでに2万年かかるという。そうゆう海の水の流れがあると、何かで読んだ気がする。水の歴史も、色々なものがある。でも、
  今日きのう降った水は、やはり1年くらい前にここに降った水か雪で、それが再び、舞い戻って来たとゆうことにしておこう。それで、十分である。しかし、この雨、熱帯の雨のような雨は、いつまで降り続くのだろうか。