光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

降り積もるイチョウの葉

2007-12-02 18:52:30 | 散策
  日曜のお昼は妙な緊張感がある。ラジオが聴こえてきて、それから、目の前のPCを見て、どうするか考える。何もしなくてもいいが、胸騒ぎがする。雨がやって来るから、早く仕度をしろ、そうゆう声が聞こえるから不思議だ。
  窓が急にがたがた鳴り出す。雨予報を見るが、これが当たることはなく、雨は降ると考えていいが、実際のところは、降らなかったりする。降る、降る可能性がある、降らない。この三つ可能性がある。

  この胸騒ぎが一番いけない。それで、あっさり早めに、風はあるが、気温は高い、さほど寒気もしなくて、大丈夫のようだ、これで外に出た。もういい加減飽きてくるが、いつでも止められるものであるから、止めるときは、やけにあっさり止める、行ってこいという脳の命令に従って、進路をいつもと変えた。こんなことを毎日書いている。弱ったものだが、他にいい考えがない。
  まだ大きなもう一本の近くのイチョウの木が、ここはタイトルどうりである、どのくらいになっているか、まずは見に行った。葉っぱはここからでもわかるくらいまだまだ付いている。その真下に行くと、まずは舗装した路面にかなり、その脇にある用水、もっとも水は今は一滴も流れていない、それからイチョウの木の下、その辺りにかなりの葉っぱが落ちている。風もあるから、今その瞬間にざらざらこの葉っぱが落ちて来る。これが食べ物だったら、みな拾いに来るであろう。これがお金だったら、もういいか。イチョウの葉っぱは、用水と自分の下にかなりの葉っぱを落として、少しすっきりした感じもする。それにしても、かなりの量の葉っぱだ。

  もう一つの大きなイチョウの木の下にゆく。なぜかこれも、ここから見えたりする。黄色いのが目立つのと、ここの周りでもどんどん木を切っているからだ。それから、知らない、気が付かないイチョウも、この季節のこの色で遠くに在ってもわかってしまう。
  その大イチョウの葉っぱがまさに、このゆっくり湿気を運ぶ風に吹かれて、宙を舞った。頭に背中に、それから首筋にも入り込んで来そうである。ざらざら、っという音をたてる。これはあるところが石だから。風は周期的に強弱を装ってその葉っぱを落とした。しばらくそこにいた。
  それで、もういいと思ってそこを退くことにしたが、そのイチョウには、まだまだ大量の葉っぱが、黄色で、黄金色で、しかし少し赤茶けても見えた、残っていて、落ちる葉っぱと残る葉っぱはどう違うが、運命というものも考えさせてくれた。

  その後は、予想通り雨になって、やけに長い暗い午後になってしまった。よってここでは、きのうより以前のものが登場する。




  この単調なサザンカは、ここの垣にあるもの。伸びてはちょん切られて、年齢は不詳。
  時間を逆周りにして、少し前に戻る。




  太陽も、その辺りに生えているものも、その他も一緒にして、晩秋の道がある。




  反対側は、田んぼである。お昼過ぎでも、晴れでも、空が明るいから、やけに田んぼは暗いが、これはうまく自然の心象を表わしていると思われる。

冬の花火

2007-12-02 07:14:36 | 散策
  朝のお天気、曇り。風が少しあるが、この風が気持ちいいから不思議。きのうから、少しだけ窓が開いていた。室温10℃。

  盛り上がっているかどうか、これが肝心な話しであるが、ここに至るのにはかなりな時間と作業がいる。あるお昼のTVを見ていると、それはタモリさんのTVだけど。タモリさんが登場するときには、もう十分に盛り上がっていて、よってタモリさんも、そのエネルギをもらって、がんばらないといけない気分になる、と私は思う。

  駅の南側に街は発展していて、そこへ行くと繁華街がある。さらにその南が、昔は田んぼだったけれど、というのは人から聞いた話しで、多分本当である、がまちに、人の棲むところに変わった。時間は流れるもので、南は、一種の平衡状態にある。すると、本来はこっちが先という、そうゆところに目が向けられる。私が昔むかし、たまに乗ったり降りたりした駅の北側、それと西側には、大きなヤード、操車場があったはずだが、それはもう今はなかった。
  その駅の北側のあるところから、小型の2両編成の電車は走っているが、それはその先には港やら、工場地帯があったからで、町としてはこちらがずっと古い。この線路はちょっと前まで北陸本線の駅につながっていて、つまりはその線路も普通のJRの電車が走っていた。
  話しはややこしくなって、盛り上がらない。この駅の北側に、色々なものが出来たが、何となくだが、ギクシャクとした感じがある。南が表なら、北側は、裏側の感じがあってそれはそれでよかったと思うが、今はなんとなく、違和感があるもので、はっきりと昔のままの、少し暗い、建物も古いそうゆうものがあって、その先に、連続的に、工場があって、港があって競輪場がある、そうゆうのもいいものだと、思える。

  ここからでも、霧笛が聞こえてそれが大きいとちょっとドキッとするときがあるが、きのうは夜の夜中に、花火が上がった。なんとなく反対のような気がする。花火は盛り上がるが、その音で、潮がひいて行く感じもする。盛り上げ方は難しい。大規模になればなるほどそれは難しい。
  この花火が、象徴的でもある。