光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

秋の印象の想い出

2007-12-06 18:49:35 | 散策
  ずっと昔、はるか昔になるが、あるところで、私は、見知らぬ人から、尋ねられたことがある。
  「地方鉄道の駅に行きたいのですが、どうすればいいでしょうか。」
  多分そのようなことであって、つまり相手の人は道に迷ってしまった。それで、とぼとぼ歩いているが、まず人がいないので、ただただ歩いていたようである。
  これが、その辺りに住んでいる人なら、そうゆうことはまず起きないが、例えば、当時なら痴呆と言われた人がいて、どうも帰り道がわからなくなったということもあり得る。しかし、そのときは、その可能性はまずなかった。ほどほどの身なりをして、もう少しいうと、多分寒くはなかった、スーツと重そうな鞄を持っていたと思う。どう見ても、よそから来たサラリーマンの方で、そのよそも、県単位で違うところから来たようである。
  このこと自体今も信じられない。こんな田舎で、スーツを着て、人の通ることのない、しかし、公共交通機関のバスは、田舎としては、ほどほどに通っている。それは、今、私がいるところではない。昔いたところである。ここから、10kmくらい離れているかも知れない。
  それで、その電車の走っている方向とは逆の方に歩いて来た方は、偶然私を見つけて、祈るような気持ちで、駅の方向を聞いた、そう解釈している、が、その方向は正反対で、駅から遠ざかる方に歩いていたわけである。反対ですよ、それに、歩きだと一番近い駅でも、かなり時間がかかるが、大丈夫ですか、とか聞いた気もするが、その人もまだ若かったからか、そうですか、と言って、反対の方向に歩いていったはずだが、無論、それからどうなったかは、わからない。

  それと関係なく、そんなことはすっかり忘れていて、私は、今のいつも歩いているところをやはり歩いていた。ちょっとした口げんかをしたある人が、車で後ろから来たのがわかって、手で合図をした。その人は、その十字路を、一時停止のラインはその方向にはなく、スピードは緩めたが左右を見て、私のことは気が付かないかも知れないと思ったが、瞬間姿を見たらしく、車の警笛音を鳴らした。
  あるところで、前方から、どこかを探しているような、ある人が歩いていた。そうゆう場合、めったに目を合わすこともない。黒いコートが印象に残った。雪もなく、雨でもないが、ちょっと珍しく思える。
  そんなことも一瞬に忘れて、ほどほどの速度で歩き、きのう撮り損ねた、お寺のイチョウの木を撮った。イチョウの葉っぱはまだほどほどに残っていて、それが、青空に映えた。どうも自分のおつむの毛の量と似ているわいなどとも思って、それで他にゆくところもなく、戻ってきたわけであるが、どうもある角で、先ほどの黒いコートの人らしき方が、目と鼻の先にいて、その人は、まだ紙を見つつ何かどこかを、探しているようであった。私も一瞬ドキッとしたが、相手の人もそれがわかったらしく、瞬間であるがこっちを一瞥したような気がする。
  これまた本当の話しであるが、その人が他の県から来たような、そうゆう感じはなかった。




  歩いてすぐに、太陽光がこの葉っぱ居抜いていて、その透過光が目に入った。どうするか迷ったが両面を一応撮った。舗装された路面である。




  これから、小さな菊が蕾を膨らませる。もっとたくさんの蕾がまわりにあるが、この程度のものが一番大きく、まだ開花の気配はない。これも、暖冬のせいなのか、寒菊なのか、その辺はわからない。

満月を過ぎた月

2007-12-06 07:30:25 | 星空・天体・宇宙



  月は、満月を過ぎると、出てくるのも遅れるし、さらに寒くもなってせいぜい、満月くらいまでが、楽チンに見ることが出来る対象である。満月を過ぎないと、見えないものも多いが、そこまではなかなかやれない。これは、自分の体調とも相談が必要。
  11月25日は、珍しく月も出て、多分満月は過ぎていた。
  そのファイルをきのう眺めていて、これをやりすぎると、クラクラっとくるもので、これまた一回にこうゆうものを見る回数、時間も決めてやらないといけない。いくつか、候補を絞ってお化粧をする。これはこれで、置いておこうと思ったが、少し寂しい。意味深長。
  写真は、肉眼で見たのと同じような位置に表示してあります。もっと、細かいものの中に、このときしか見えないものがあるのですが、それを出すのは難しいものです。

今朝の空

2007-12-06 07:16:28 | 散策
  朝の天気、小雨。雲もあり、空はすでに明るい。南の風、煙がすぐに折れて水平に流れている。室温8℃、アメダスの気温5℃。
  朝早いと、真っ暗。朝起きるのがいやになるのも、この暗さが原因している。と言うのも、さほど寒くもなく、安眠も出来るというもので、しかし、ものごと万事うまくゆくことはない、というか少ない。
  きのうは暖かい時もあり、心も少し盛り上がった。ちょっと浮かれる感じもあったが、そのあとなぜか体が冷えた。あれれ、という感じである。いつもと変わらぬ気でいるが、体も敏感。
  朝は暗い分、月が白く見える。白い月というのも、周りが雲に覆われ、それが黒いとしか言えないからで、周りが明るくなると、その白さも透明に近いものに変わる。

  衣服の着替えは自分でも大変だが、例えば、ボタン一つはめるのにも手が滑ったり、だんちになったり、後ろ前、裏、順序、忘れた、色々である。父の着替えを手伝う。時間があれば自分でできるものもある。これが一番だが、寒いとなるとそうもいかない。
  頭からかぶせるのが難しい。スッと通れば、まず第一段階は通過。普通、ここで本人は、それを脱ごうとする。おかしなものだが、暗くなるのがいやなのであろう。あせる事もないが、今度は腕を通すのが一苦労。これまた、脱ごうとする。10回に一度くらいに、自分で手を通すことを思い出すようである。途中で止める場合もあって、なかなかこちらも思案する。概して、力を入れると、よろしくない。これをしかし、実行しようとする方もいる。反面教師、いやな言葉だが、それを見ると、ここはゆっくりとなる。
  なかなかうまくゆかない。これが普通なのである。この回数も多くなると、私もどうなるかそれこそわかったものではないが、今のところその回数は少なく、笑いながら、すべてまだ自分で出来るものだ、という考えを持っている、椅子に座ってもらうのも無理やりはだめ、自分で必ず座るもので、この短い時間の作業の中でもちゃんと自分で椅子に座った。

  試されている。まー体力がいるし、要領もいる。誰もが流暢な方法でやれるわけでもないので批判は出来ない。
  この先さらに、寒くなる。あまりいい条件ではない。しかしどこかに逃げることも出来ず、この修行は続く。