オープニングのクレジットで、「監督=ベン・スティラー」ときてまず面食らった…
主演と監督を兼ねた映画は通常、「出来・不出来」がくっきり分かれてしまうから!
(ベン・スティラー自分で監督をするのは数回目にしても)
さらに、元々困っていた事が。
彼が若い時は、彼独特の「困った顔」演技に抵抗はなかった。
が、彼が中年にさしかかり、最近の映画で素直にすかっと笑えてないことを薄々感じていたから。
(ナイトミュージアム、ペントハウス、トロピック・サンダー/史上最低の作戦、Greenberg etc…)
そして本編が始まると、そのイヤな予感が当たっちゃった感じ。
主演のベン・スティラーが、いつもの「困った顔」演技を披露するのだけど、あまり面白くない...
確かに「真空」に感じる名シーンも、いくつかある。
主人公は「白日夢」してしまうことが売りなので、瞬間瞬間では笑えたりダイナミックな映像でみせるシークエンスもある。
とはいえ、その間を繋ぐ全体の「構成」がいまひとつ隙だらけ。
このため、盛り上がってこないのだ...
予告編で期待していただけに、正直なところ残念な結果になってしまった。
最後のオチも、そこで感動させようということだったのだろうが、全くスッキリしない(涙)
まっ、こういうこともあるさと 割り切るしか無い。
相性が悪かったとしか言いようが無いな!
| Trackback ( 0 )
|
同じ意見の人がいると、ホッとします(笑)