見始めると、不思議な違和感が….
主人公の アレサ・フランクリン を呼ぶ親族は彼女を「愛称」で呼ぶ。
それは「リー」
ん?
アレサ・フランクリン、なのに、「リー」?
だったら、アリサ・フランクリン が正しいんじゃね?
終始 リーリー 言ってる共演者をみながら、そんなことを思った(笑)
「英語のカタカナ表記問題」という映画感想には似つかわしくないスタートだが、それには理由が。
この映画は「伝記映画」で何を書いてもネタバレに直結するからだ!(笑)
で主人公がミュージシャンなので、65%程度は「音楽映画」な「伝記映画」となる。
なんたって彼女は「ソウルの女王」だし!
タイトル曲を含め、名曲の誕生秘話は、「音楽映画」として鉄板の出来。
音楽ファンからすると、その点では満点つけたいところ。
だが、そこに至る「伝記映画」部分の事実の重さが前半のしかかってくる...
ので、そこまでは 我慢…
主演は、ご本人指名のジェニファー・ハドスン(ああここでも英語のカタカナ表記問題が! 笑 )
本人には似ても似つかないが、そんな事はどうでもよくなる名歌唱で観客を引き込む。
余談だがその熱唱のノリで続き、
・ニーナ・シモンをテーマにしたドキュメンタリー=「魂の歌」
・ウッドストックの年(1969年)にハーレムで行われたイベント=「サマー・オブ・ソウル」
などにも手を伸ばし、すっかり1960年代の公民権運動まわりがマイブーム中(笑)
結論:65%「音楽映画」35%「伝記映画」な アリサ・フランクリン映画。
P.S. 映画配給会社は(結果的に)最重要課題であるはずの「英語のカタカナ表記問題」はスルー…
・レスペクト?
・リスペクト?
・アレサ・フランクリン?
・アリサ・フランクリン?
・ジェニファー・ハドソン?
・ジェニファー・ハドスン?
過去の表記を変更するとそれでまた混乱を呼びかねないという判断なのだろうと類推(笑)
ということでもうひとつの結論:英語のカタカナ表記問題が炸裂する、映画史上 稀有な一作(笑)
アレサ、私は映画では(あえてカタカナ表記すると)アリザって聞こえました。^^
そうか、英語ではこう発音するんだ...と勉強になりました。
ジェニファーの熱唱がたっぷり聴けて、大満足の音楽映画でした。
伝記映画としても知られざる半生を知ることができて興味深かったです。
フェミニズム映画の要素もありましたね。
全くそう思います。
自分はコーチ稼業を10年やったのですが、最も学んだことは...
= ジェンダーなんて関係ねえ!