昨日は銀座方面に出かけ、「Roof Park Fes & Walk」というイベントに参加してきました。
このイベントは、首都高速道路・日本橋区間の地下化と、新たな都心環状ルート「新京橋連結路(地下)」の整備に伴い、2025年4月5日にクローズした首都高速KK線を、一日限り歩くことができるというものです。
(ブルーのところを歩きました。)
首都高速KK線は、新橋・日比谷・銀座の区間を通る高速道路で、西銀座デパートの上を通っているため、東急プラザ銀座やマロニエゲートの上階からご覧になったことのある方もいらっしゃるかもしれません。私も以前記事にしたことがあります。
東急プラザ銀座 (2016-05-23)
イベントでは、新橋の蓬莱橋交差点付近が入口、銀座1丁目の新京橋交差点付近が出口となっていました。これまで車でしか通れなかった道路を徒歩で歩くのは不思議な感覚でしたが、とても貴重な体験でした。
イベントのスタート地点は、KK線の新橋出口です。
土橋交差点付近。右手に見えるユニークな建物は静岡新聞東京支社、正面に見える茶色のビルは新橋第一ホテルです。
ここからはJRの線路沿いを歩きます。ちょうど東海道新幹線がやってきたところをパチリ。この辺りは終点の東京駅が近いため、新幹線がスピードを落としていて写真も撮りやすかったです。
左に見える茶色い建物は帝国ホテル、その右奥に見えるのは東京ミッドタウン日比谷です。
奥に見えるのは東急プラザ銀座、手前に見える蔦の絡まるクラシックな建物は、泰明小学校の校舎です。
途中、高速道路上ではクラシックカーの展示も行われていました。写真は名車として名高い「スバル360」(1969年式)。てんとう虫を思わせるフォルムが愛らしかったです。実物を見るのは初めてだったかもしれません。
こちらは「いすゞ ベレット1600GT」(1966年式)。いすゞは現在トラック専門となりましたが、かつてはジェミニをはじめ、数々の名車を生み出していました。
そして「日産 スカイライン 2000GT」(1974年式)。通称ケンメリ。「ケンとメリーのスカイライン」のCMが大ヒットし、社会現象にもなった一台です。
こちらは1984年開業の有楽町マリオン。今も現役で活躍している、昭和の代表的な商業施設です。
晴海通り。左に不二家、右に建築家レンゾ・ピアノが設計したエルメス、そして新しくなったソニービル。銀座らしいおなじみの風景です。
銀座1丁目から見る外堀通り。右手には、私たちが歩いてきたイベント会場が見えます。
視線を右に移すと、東京交通会館が見えます。上の回転レストランがトレードマークですね。
この日歩いたエリアは、将来的に歩行者中心の公共空間として生まれ変わる予定で、現在再生プロジェクトが進行中とのこと。どのような姿になるのか、今から楽しみです。