セレンディピティ ダイアリー

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女王陛下のお気に入り

2019年02月21日 | 映画

18世紀のイングランド王室を舞台に、アン王女と彼女に仕える2人の女官の間の愛憎劇を、ブラックな笑いをからませて描いた歴史ドラマ。オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズが共演しています。

女王陛下のお気に入り (The Favourite)

18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。アン女王(オリビア・コールマン)に仕える女官サラ(レイチェル・ワイズ)は、女王を意のままに動かし、絶大な権力を握っていました。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイル(エマ・ストーン)が宮廷に入り、ひょんなことからアン女王の侍女を務めることに。

サラはアビゲイルを牽制しますが、アビゲイルは再び貴族の地位を得て、サラの立場に取って代わろうと女王に積極的に近づきます...。

予告を見た時には、女王の傲慢ぶりや女同士の鞘当てに、私が苦手そうな作品だな~と警戒していたのですが、批評家たちの評価が軒並み高く、アカデミー賞にも多くの部門でノミネートされているので、つい気になって見に行きました。大好きなレイチェル・ワイズが出ているというのにも背中を押されました。

でも結論からいうと、私には合わなかった。もともと人間の悪意を描いた小説や映画が苦手というのもあるし、単純な人間なのでブラックユーモアはどちらかというと苦手。本作も、エログロナンセンスのどぎつい笑いについていけませんでした。この笑いが受け入れられるかどうかが、本作の好き嫌いの分かれ道になるかと思います。

監督は、ここ数年ヨーロッパの映画賞を総なめにしているギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督。どの作品もクセが強そうで、これまでなんとなく敬遠してきたので、見たのは本作が初めてです。

お下劣なイギリス王室がこれでもかと描かれていますが、Wikipediaをいろいろチェックしてみると、登場人物と関係性、戦争をめぐる両党の駆け引きなど、意外と史実に基づいていることに驚きました。^^; イギリス王室はこの映画を見てよく怒らなかったなーと思いますが、そういえばこれまでも映画には寛容でしたね。

私好みの映画ではないけれど、アン、サラ、アビゲイルの3人の女性たちの駆け引きはスリリングで見応えがありました。そしてそれは演じる3人のオスカー俳優たちによる演技バトル?でもありました。俳優たちのプロ根性、役者魂に圧倒されました。

この映画を見て、女は怖いというコメントもちらほら見ましたが、それは違うと思いました。愚かなリーダーに気に入られたくて、なりふり構わず取り入ろうとする側近の姿、というのは今の時代にもよく見る光景。ラストはちょっぴりほろ苦く、シェイクスピアのリア王を思い出したりもしました。

歴史劇に現代の要素を織り交ぜた演出ですが、それは衣装にも表れていて、ウエストをぎゅっと絞ったクラシックなドレスながら、黒と白をシャープに生かしたデザインというのが斬新。サラのパンツ姿もかっこよかった。不安を掻き立てるような通奏低音は、映画「セヴン」のクライマックスを思い出しました。

それから、ニコラス・ホルトくんがマッド・マックスばりの白塗りで出ていました。^^ 最初は気がつかなかったですが、瞳の色でわかりました。エンドロールのデザインも凝っていましたが、均等割付になっていてすごく読みづらかったです。^^;

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cafe SINGAPURA :六本木のシンガポール料理

2019年02月18日 | グルメ

六本木ヒルズの近くにあるシンガポール料理レストラン cafe SINGAPURA (カフェシンガプーラ) にお昼を食べに行きました。けやき坂を下りると正面に見えて、以前から気になっていたお店です。

東南アジアの交易の要で、古くから各国の文化が集まっていたシンガポール。お料理も、中国風、マレーシア風、インドネシア風とバラエティ豊かなラインナップでした。お昼のセットは特に用意されていなかったので、アラカルトのメニューから3品選んでシェアしていただきました。

キャロットケーキ 大根餅の卵炒め。おもしろい名前に惹かれてオーダーしてみました。キャロットケーキといってもスイーツではありません。大根餅といえば点心にあって私も大好きですが、これはそれをダイスにカットして、卵といっしょに炒めたお料理です。大根餅チャンプルーといったところでしょうか。

私はこのお料理、とっても気に入りました。添えてあるサンバルをつけて食べてもおいしいです。サンバルはインドネシア料理やマレー料理で使われるピリ辛調味料で、食べるラー油に似ています。いろいろ種類があるようですが、これは海老の風味がしました。

シンガポール・サテー。シンガポール風焼鳥です。鶏はもも肉で、卵をくぐらせて焼いてありました。こちらのサンバルは、肉味噌風のちょっと甘みのあるお味でした。

クレイポット・ライス 鶏肉と腸詰の土鍋ごはん。シンガポールのごはん料理といえば海南鶏飯がよく知られていますが、ちょっと変わったものが食べたくてこちらに。土鍋に入ったジャスミンライスの上に甘辛く味付けた鶏肉、腸詰肉、青菜がのっていて、お店の人が目の前で全体を混ぜてくださいました。

ごはんはおこげがなかったので、たぶん炊いてから土鍋に入れたのかな?と思いましたが、ごはんに鶏肉の甘辛ソースが移ってとてもおいしかったです。こういう食べ方、どことなく石焼ビビンパに似ていますね。サンバルもどことなくコチュジャン風でした。

(お店のHPよりお借りしました)

店内もアジアンテイストで、旅の気分が味わえました。この後、映画を見に行こうか~ということになりましたが、それについてはまた次回。

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Restaurant Perfumes :東五反田のフランス料理

2019年02月16日 | グルメ

東五反田にあるフランス料理 Restaurant Perfumes (レストランパフューム) さんでランチのコースをいただきました。車の方が早いですが、この日はアルコールもいただくつもりだったのでバスで行きました。電車の場合は五反田と高輪台の間、桜田通り沿いにあります。

お店はアットホームで飾らない雰囲気ですが、お料理は本格的でとてもおいしかったです。アンティーク家具と現代アートが不思議とマッチしてすてきでしたが、後でお店のHPを見たら、アーティストはシェフの小学生時代のお友達とのことです。

スパークリングワインで乾杯して... 最初の小さな一皿はフォアグラのムースです。フォアグラは重くて少々苦手ですが、これはクリームチーズのようになめらかで、軽やかな口当たりでした。ちょこんとのったいちごと、ラズベリーのソースがよく合いました。バターの香り豊かなテーブルロールもおいしかった。

前菜は2種類から選びます。これは「ヤリイカと牡蠣のソテー パセリバターソース」。シンプルながらバターのコクがプラスされ、むっくりとした素材のおいしさが楽しめました。

私は「真鱈白子のパン粉焼き オニオンコンフィソース」をいただきました。白子は食べ慣れない食材なので迷いましたが、これは正解。白子がとろりと溶けて、まるでクリームコロッケのようでした。限界まで炒めてコンソメでのばした玉ねぎのソース、寒締めほうれん草、トマトソース、初物のたけのこ、すべてが最高でした。

お魚料理は、北海道の真鱈のソテーとアスパラガス。2種類のソースとともにおいしくいただきました。

お口直しは、信州産のりんごと白ワインのグラニテ。さっぱりとした一品。

メインのお料理は2種類から選びます。こちらは「オーストラリア産牛肉の低温ロースト 森のベリーソース」。いわゆるローストビーフですが、柔らかくて素直なおいしさでした。

私は「北海道産エゾジカのロースト ソースグランブヌール」をいただきました。先日エゾジカが気に入ったので、また食べたくなりました。生命の力強さを感じるお味です。菜の花・ブロッコリー・かぼちゃ・きのこ・黒大根。野菜たちも美しい。

デザートです。ピスタチオのアイスクリームと、ふわっとした食感のパウンド風のケーキ。フルーツはいちご、キウイ、キンカンのコンポート、パイナップルはローズマリーの香り。

最後に深煎りのコーヒーを、フィナンシェ、ギモーヴ(マシュマロ)とともに楽しみました。

***

帰りは池田山の住宅街を通って目黒まで歩きました。

皇后陛下 美智子様のご実家・正田邸の跡地が「ねむの木の庭」という公園に整備されています。美智子様がお歌に詠まれたねむの木をはじめ、ゆかりの樹木・草花が植えられているそうです。今は冬枯れの時期で残念ですが、バラがたくさん植わっていたので、花が咲いたら見事でしょうね。門も美智子様のご成婚時そのままの形で残されています。

その後は池田山公園へ。高低差を利用した地形の変化に富んだ公園で、裾には見事な日本庭園がありました。すぐ近くにある八芳園に少し作りが似ています。鯉もたくさんいましたが、エサをねだることなく優雅に泳いでいました。

花の季節でないのが残念ですが、唯一 蝋梅(ろうばい)がちょうど見頃で香りがすばらしかったです。目黒までの道の途中には、ベラルーシ、インドネシア、タイと大使館も多く、古めかしい大きな洋館をそのまま生かした重厚な官舎が、趣があってすてきでした。

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ミシェル・ルグランに捧げる

2019年02月15日 | +映画の音楽

1月26日にフランスの作曲家、ミシェル・ルグランが亡くなったというニュースを目にしました。1960年代から、数多くのミュージカルや映画音楽を手掛けてこられ、ジャズ・ピアニストとしても活躍されたミシェル・ルグラン。

私は一番好きな映画音楽家は誰か?と問われれば、最初に頭に浮かぶ作曲家です。特に「シェルブールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」が好きで、この2つの映画が組みになった2枚組のCDは大のお気に入り。2つともセリフがすべて歌になっているという画期的なミュージカルで、音楽を聴けば映画を”聴く”ことができます。

ハリウッドのミュージカル映画ももちろん好きなのですが、ヨーロッパならではの哀愁を帯びたメロディに心が震えます。ひとつ心残りなのは、ミシェル・ルグランは何度も来日しているのに、ライブを見逃してしまったこと。チャンスもあったのに、今となっては残念です。

さて、ミシェル・ルグランへの哀悼の気持ちを込めて、好きな3曲を映画のシーンとともにご紹介させていただきますね。どれも代表曲といえる作品です。

The Umbrellas of Cherbourg: opening credits

「シェルブールの雨傘」より 主題歌 (1963)

港町シェルブールを舞台に、戦争によって引き裂かれた恋人たちの物語。2人はのちにそれぞれ幸せになるのですが、完全なハッピーエンドといえないところにフランス映画らしい余韻を残します。名優カトリーヌ・ドヌーヴの出世作ですが、ドヌーヴはじめ歌はすべてプロの歌手が吹き替えをしています。

有名な主題歌は、アルジェリア戦争に出征するギイとジュヌヴィエーブの、シェルブール駅での別れの場面で歌われますが、私はオープニングのインストゥルメンタル・バージョンをご紹介します。石畳の上、クレジットに合わせて色とりどりの雨傘が上下左右に行き来するのが、なんともおしゃれですてきです。

LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT - La Chanson des Jumelles

「ロシュフォールの恋人たち」より 双子姉妹の歌 (1967)

シェルブール~と同じく、ジャック・ドゥミ監督・ミシェル・ルグラン音楽・カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル。田舎町ロシュフォールに住み、パリに憧れている双子姉妹の物語で、カトリーヌ・ドヌーヴと実の姉が双子姉妹を演じているほか、ミュージカルスターのジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスも出演しています。

オープニングの「キャラバンの到着」は車のCMに使われたこともあるので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私が今回ご紹介したいのは「双子姉妹の歌」。フランスのエスプリが存分に味わえる一曲です。

Thomas Crown Affair opening sequence

華麗なる賭け」より 風のささやき (1968)

こちらはアメリカ映画。スティーブ・マックイーンが大泥棒の大富豪を演じ、彼の正体を暴こうと近づく保険調査員をフェイ・ダナウェイが演じています。スティーブ・マックイーンもかっこいいですが、フェイ・ダナウェイがとにかくゴージャスでしびれます。2人の駆け引きに魅了されました。

主題歌の「風のささやき」(The Windmills of Your Mind) のシャンソンのような憂いのあるメロディにも惹かれます。劇中にも登場しますが、ご紹介するのはオープニング。スプリットスクリーンがかっこいい。

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RIGOLETTO BAR AND GRILL

2019年02月13日 | グルメ

映画を見た後に、遅めのお昼をいただくことに。息子のリクエストで、六本木ヒルズ内にある RIGOLETTO BAR AND GRILL (リゴレット バー アンド グリル) に入りました。

クラブミュージックがかかっていて一見イケイケな雰囲気ですが、たまにはこういうのも楽しい。お店のスタッフが明るくフレンドリーな、カジュアルダイニングのお店です。パエリア、パスタ、ピッツァなどがありますが、我が家はハンバーガーをいただくことが多いです。

お店の名前を冠したスタンダードなリゴレット・バーガー。ソースはサウザンアイランドです。焼き目のしっかりついたオニオンがおいしそう。

メックス・バーガーにベーコンをトッピング。スタンダードなハンバーガーに、アボカド、チリコンカルネ、サルサ、サワークリームがプラスされたメキシカンなバーガー。見るからにすごいボリュームです。

私は「牛ハラミのスパイスグリル チミチュリソース」をいただきました。ハラミというと以前は焼肉屋さんのイメージでしたが、最近はフランス料理やアメリカ料理でも見かけるようになりました。英語では skirt というんですね。脂身が少なく、柔らかくておいしい。

チミチュリソース(chimichurri)というのは初めて知りましたが、アルゼンチン発祥で、南米でポピュラーなソースだそうです。(Wikipedia) 香草とにんにくの風味がお肉によく合って、さっぱりといただけました。

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ファースト・マン

2019年02月12日 | 映画

ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&ライアン・ゴズリングのタッグで、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描いた伝記映画。クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラーが共演しています。

ファースト・マン (First Man)

久しぶりに家族で見に行った本作ですが、私には少々退屈だったかな...。意外にも、月面着陸やアームストロングを題材にした映画はこれまでなかったそうですが、有名な史実ということもあり、大きなサプライズがなかったからかもしれません。

宇宙映像の美しさや、宇宙飛行の緊張感は、これまでフィクションも含め、さまざまな作品で見ていますし、宇宙飛行士の訓練の過酷さや、彼らを支える家族の苦労については「ライトスタッフ」という名作があるので、あまり新鮮さを感じなかった、ということもあります。

本作を見て知ったのは、アームストロングというのは非常に寡黙で、自分の感情をあまり表に出さない人だったのだということ。同時に自分を律するほんとうの強さを持った人だったのだとも思います。

家族や宇宙飛行士の仲間たちの不幸な死を経験し、自らも危険な任務について死を身近に感じながら、自制心を失わないアームストロングは、どのような場面に遭遇しても常にベストの決断ができる、宇宙飛行士としての資質を備えていた人だったのでしょう。

一番感動したのは、月面着陸して扉を開いた瞬間の完璧なまでの無音の世界。月に足跡がついたということは、着陸した場所は岩ではなく、砂地だったということですね。

アポロ11号には、アームストロング、オルドリン、コリンズの3名が搭乗しましたが、最初に誰が第一歩を踏み出すかでもめなかったのかな?とふと思いました。でも当然といえば当然ですが、念入りな検討のもと上層部から事前に決められていたのですね。(Wikipedia)

しかも、当初はオルドリンの予定だったのが、諸事情によりアームストロングに変更されたのだそうですから、オルドリンがファースト・マンになる可能性もあったのですよね。

それにしても気の毒なのがコリンズです。だって同じように過酷な訓練を受けて、命がけの宇宙飛行をして月まで到着していたのに、アポロの中で待機していなければならないなんてつらすぎます。むしろコリンズを主人公にした方が、おもしろいドラマになったかも?なんて不謹慎なことを考えました。^^;

宇宙開発においてソ連に遅れをとっていたアメリカは、何がなんでも世界に先駆けて月面着陸を実現する必要がありました。そのために貴重な命が失われ、多くの国家予算が投入されたのです。もちろんそれによって宇宙開発技術が大きく前進したという面もあるでしょうが…。ファースト・マンという言葉の重みをかみしめました。

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ハートのチョコレート・マンディアン

2019年02月11日 | 料理

ちょっと早いですが、バレンタインにハートのチョコレート・マンディアン(Mendiants au Chocolat / Chocolate Mendiants)を作りました。

マンディアンはフランス・アルザス地方で生まれたチョコレート菓子。マンディアンとは托鉢修道士のことで、4つの托鉢修道会の服の色(ドミニコ会の白色、フランシスコ会の灰色、カルメル会の茶褐色、アウグスチノ会の濃紫色)にちなみ

干しいちじく、ヘーゼルナッツ、アーモンド、レーズンの4つを、溶かしたチョコレートに飾ったのがオリジナルだそうです。今は、好みのナッツやフルーツを自由に使って作られています。

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なんて改まって書きましたが、要は溶かしたチョコレートにナッツやフルーツを飾って冷やし固めたもので、作り方はとっても簡単。私はテンパリング(温度調節)もしません。用意したものはこちら。

KALDIで買ったブロックチョコレート(ミルク・ストロベリー)とフルーツ&ナッツ・ミックス。右上のハート型は、ずっと昔にボダム(bodum)で購入したものです。

チョコレートを湯煎で溶かし、柔らかくなったらハートの型に入れ、ナッツとフルーツを飾ります。チョコレート60gでちょうど12個分でした。型はシリコン製で柔らかいので、下にカッティングボードなど敷くと移動させるのがスムーズです。最後に冷蔵庫で冷やし固めたらポンと外してできあがり。

お皿に並べるとラブリーなスウィーツに。私は特にストロベリーが気に入りました。

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先日教えていただいたボックスを使ったフラワーアレンジメント。一応バレンタインを意識したデザインでしょうか。紙の箱にアルミホイルと透明なフィルムを敷いて、大きさを合わせて切って水を十分に吸わせたオアシスをセット。あとは自由にお花を挿していきます。

高さのあるボックスを使って、箱からはみ出さないようにきっちり生けると、ニコライ・バーグマンさん風になりますね。^^ これなら空き箱を使って、気軽に作れそうです。

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先日、チョコレートの Jean-Paul Hevin (ジャン=ポール・エヴァン) のマカロンをいただきました。ショコラ、フランボワーズ、ピスタチオなど、ひとつひとつ組合せが違って、見た目に美しくデリケートなお味。自分ではこういうお菓子はめったに買わないので、うれしくおいしくいただきました。

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マーマレードチキン/きのこのチャウダー/ピリ辛坦々鍋

2019年02月09日 | 料理

茅乃舎さんに行くとつけてくださる季節のレシピ本。茅乃舎さんのおだしを使った10品ほどのレシピが載っている小冊子ですが、時々お料理のヒントがいただけて助かっています。

左は和風だし、右は野菜だしを使ったレシピ本ですが、最近作ったお料理をそれぞれ一品ご紹介します。ちなみに先日のピーラー大根の蒸ししゃぶも、左の小冊子に載っていたお料理なんですよ。

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マーマレードチキン。左の和風だしの本に載っていたお料理です。本では手羽中を使っていましたが、骨付きは食べる時にめんどうなので私は鶏もも肉を使い、マーマレードの代わりに先日GRAND・FOOD・HALL!で買った”きんかんゆず茶”を使いました。

鶏肉や鴨肉とオレンジはよく合う組合せですが、これはその和風版といったところでしょうか。ただ、和風だしの魚介の風味がやや強いように感じたので、野菜だしの方が合うかもしれません。上に刻んだアーモンドを散らし、菜の花の辛子和えを添えていただきました。

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焼ききのことポテトのスープ。右の野菜だしの本に載っていたお料理ですが、もともと私はこの手のスープはよく作って、きのこのチャウダーなどとよんでいます。

オリーブ油できのこ(しめじ・しいたけ・舞茸)、じゃがいも、長ねぎを順に炒め、野菜だし、水、豆乳を加えて煮込みます。上に九条ねぎを散らしていただきました。

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息子が帰省したので、彼のリクエストで夜はお鍋にしました。辛いものが好きな彼のために、メルシャンのサイトで見つけた「ピリ辛坦々鍋」を用意しました。

スープと肉味噌をあらかじめ作っておき、土鍋にスープを注いでカセットコンロにかけ、野菜と豆腐を入れて上に肉味噌をトッピングしました。硬めにゆでた中華麺も入れて、野菜たっぷりの坦々麺みたいにしていただきました。

スープは、すりごま、味噌、コチュジャンに、ねりごまもたっぷり入ったコクのある味。豚ひき肉を甜麺醤や豆板醤といっしょにしっかり炒めているので、ピリ辛で旨味があります。ひとつ問題なのは、ひき肉がスープに紛れてしまうこと。^^ いつの間にか下の方にたっぷり沈んでいるのでご注意を。

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天才作家の妻 40年目の真実

2019年02月08日 | 映画

名優グレン・クローズがノーベル文学賞受賞作家の妻を演じる、サスペンスフルなヒューマンドラマです。

天才作家の妻 40年目の真実 (The Wife)

夫ジョゼフ(ジョナサン・プライス)がノーベル文学賞を授与されることになり、妻のジョーン(グレン・クローズ)と息子デヴィッドも同行し、授賞式が行われるストックホルムへと向かいます。セレモニーを前にジョゼフとジョーンはお祝いムードに包まれますが、2人には長年抱えてきたある秘密がありました...。

グレン・クローズの演技がとにかくすごいと聞いて、楽しみにしていた作品です。ジョゼフとジョーンが長年抱えてきたある秘密というのは、序盤でまもなく明らかになりますが、実はジョゼフがこれまで発表してきた作品は、すべてジョーンが書いていたというもの。

才能があり、若き日に作家を夢見ていたジョーンですが、女性の名では売れないという当時の状況もあり、ひょんなことからジョゼフのゴーストライターとして作品を発表し続けていたのです。

同じような設定の作品に、ティム・バートン監督の「ビッグアイズ」という、実話をもとにした映画がありました。本作は実話ではありませんが、妻が長年抱えてきた葛藤や怨念、心の叫びがひしひしと伝わってきて、同じ女性として考えさせられる深いドラマとなっていました。

本作は、夫がノーベル賞を受賞することになったことに嫉妬して「ほんとうは私が書いたのよ!!」と言い出した身勝手な女の話では決してないのです。彼女の積年の思いをくみ取ると、よくもまあ、ここまで連れ添ってきたと思いますが、時代背景もあるし、この夫婦にしかわからない機微もあるのでしょう。

そもそもジョゼフがジョーンの指導教授で、知り合った時に既に妻子がいたという時点で、この男がいかに信用できないかわかりそうなものですが、どうしてジョーンはジョゼフを好きになったのかな? ダメな男ほど愛おしいということでしょうか。しかも今も夫をかいがいしく世話し、浮気を黙認しているなんて。

ジョーンにとっては、自分の作品を発表するのにふさわしい”器”を見つけたということでしょうか。ふつうは人の書いたものを自分の作品だと発表するなんて、恥ずかしくてできないもの。ジョーンには、ジョゼフの軽薄さが必要だったのかもしれません。

ノーベル賞受賞者たちが集まっている時、ジョゼフはきっとむなしさをひしひしと感じていたでしょうね。世界の天才が集まっている時に、自分だけが偽物だという真実。思えば彼がこれまで味わってきた劣等感が、彼をジョーンへの裏切り行為へと掻き立てたのかもしれません。

2人の分業はこれまでうまくいってたのでしょう。でもそれも互いが互いを尊重しあってこそ。ジョゼフは”内助の功”なんて陳腐なことばでジョーンを語るべきではなかった。しかも「彼女は書けない」だなんて...これはジョーンはブチ切れて当然でしょう。

グレン・クローズの凄みのある演技は圧倒的でした。ジョーンは、誰にも自分が書いたとは一言も言っていません。それどころか、ジョゼフの伝記を書こうとしているジャーナリストには「彼の名誉を傷つけたら承知しないわよ」とさえ言っています。でも目ははっきりと真実を物語っていた...。大人のドラマを堪能しました。

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カキのカツレツ & 塩もみ白菜と豚バラ肉の鍋

2019年02月07日 | 料理

”goo blog アプリが新しくなった”とのことなので、試しにダウンロードして使ってみることに。アプリは以前からあったようですが、これまで使ったことはありませんでした。

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日経夕刊の発酵学者・小泉武夫さんのコラムにあった「カキのカツレツ」を作りました。カツレツはもともと子牛肉にフライ衣をつけて揚げ焼きにしたお料理ですが、日本では豚肉で作るとんかつがポピュラーですよね。

 
軽く塩こしょうしたカキに、小麦粉、溶き卵をつけて、粉チーズを混ぜたパン粉をまぶし、オリーブ油で揚げ焼きにしました。付け合わせは、紫キャベツのコールスローと、菜の花のオイル蒸し焼き。カキにはソースは使わず、レモンをぎゅっとしぼっていただきました。

いつものカキフライとちょっぴり気分が変わって、おいしくいただきました。カキフライよりずっと手軽に作れるのもうれしい。オードブルにもいいですね。

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これはまた別の日。家庭画報のオンライン版にあった「塩もみ白菜と豚バラ肉の鍋」を作りました。塩もみにした白菜と豚バラしゃぶしゃぶ肉だけを使ったシンプルなお鍋。どことなく妹尾河童さんのピェンローに似ています。レシピは一人分だったので倍量で作りました。

 
薄味なので、ポン酢につけながらいただきました。〆のおうどんもおいしかったです。
 
 
少し残ったので、翌日のお昼に細うどんを入れていただきました。九条ねぎを散らして、黒胡椒を粗挽きにして。ポン酢で味を調えました。こちらもほっとするおいしさでした。
 
 
追記: アプリはスマホで編集、見ることを前提としているので、PCビューに合わせるにはあとから手直しが必要。それとやはり長文の入力がスマホでは面倒なので、たぶんこれからもPCで記事を作ることになりそうです。^^;
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