セレンディピティ ダイアリー

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大和八木 八向さんでお鍋を囲む

2022年05月08日 | +奈良

この日は橿原(かしはら)市の近鉄・大和八木駅近くに宿泊しました。橿原市は奈良市から電車で約1時間、吉野まで電車で約1時間のところにある、奈良県では比較的大きな市です。大和八木は近鉄大阪線と近鉄橿原線の乗換駅で、ここから伊勢志摩行きの電車も出ています。

この辺りはまったく土地勘のない場所なので、いつものようにGoogle Mapsで探して、駅近くの飲食店が集まっている一画にある 八向 -YAKO- (ヤコウ) さんに入ってみました。

これは食事の後に撮った写真ですが、白いシンプルなファサードに小さく入口だけがついている凝った造りです。白木の大きなテーブルが白いスクリーンで半個室に区切られ、照明が柔らかく灯っています。スタッフがフレンドリーで居心地の良いお店でした。

私たちはお店の名物「鶏白湯水炊きコース」にアラカルトを組み合わせていただきました。

最初に運ばれてきたお料理です。詳細忘れましたが、なめらかで濃厚な胡麻豆腐のような食感だった記憶が...。この後、お造り、そして鶏天がつき、その写真もなぜかありませんが、どのお料理もとってもおいしかったです。

お鍋の鶏白湯のスープが運ばれてきました。ほろほろに煮込まれた骨付きの鶏肉が入った濃厚なスープです。

お店のスタッフが、白湯スープと骨付きの鶏肉を最初に取り分けてくださるので、まずはストレートにそのおいしさを味わいました。

この後、お店のスタッフが野菜類を入れてくださり、お鍋のスタートです。スープがおいしいので、野菜ももちろんおいしい。昼間は初夏のような陽気でしたが,夕方になって肌寒さとほどよい疲れを覚えていたので、お鍋の温かさが体に沁みました。

鰆の塩焼き。身が柔らかくておいしかった。春のお味です。

お勧めされたたけのことアスパラガスの天ぷら。たけのこを天ぷらでいただくのは初めてかも...。この季節ならではの贅沢な楽しみです。

お鍋の〆は、中華麺とごはんがありましたが、私たちはお勧めの中華麺をいただきました。これまた白湯スープによく合いました。地元奈良の日本酒も少しいただいて、楽しい夜になりました。

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吉野山の桜

2022年05月06日 | +奈良

今回の旅の目的は、吉野山の桜を見に行くことでした。日本を代表する桜の名所でもある吉野山は、息子が2年ほど前に訪れた際に、そのすばらしさを話に聞いていたので、いつか訪れたいと思っていました。

吉野山は奈良市から電車(近鉄)に乗って2時間ほどかかります。朝、奈良を出てからこの日宿泊する予定の橿原のホテルに寄って荷物を預け、それから向かったので、近鉄の吉野駅に着いた時には11頃になっていました。

さすがは桜の名所とあって、電車の中も、吉野駅を降りてからも、多くの人で大賑わいでした。バスが出ているほか、途中までケーブルカーもありますが、私たちは駅から歩いて山を登りました。

こんな感じの風景を眺めながら、山道をてくてく歩きます。吉野山の桜は、ふもとから山奥に向かって下千本、中千本、上千本、奥千本と桜の名所が続き、3月下旬から4月中旬にかけて山麓から山奥へと少しずつ開花の時期がずれるため、長く楽しめます。

吉野山の桜はシロヤマザクラが中心ですが、その他にも種類がいろいろあって濃淡のピンクのグラデーションが山腹を彩り、夢のような風景でした。種類によっては若干満開をすぎていたものもありましたが、風に舞う桜吹雪もまた風流で美しかったです。

一週間前に吉野山を訪れた知人から、かなり歩くと聞いていて、登山道のような山道を想像していたのですが、意外にも舗装された道路でした。道の両側にはお土産屋さんやお食事処等がずっと続き、一般の住宅もあるので、車が通れるようになっているのですね。

吉野駅に着いたのがお昼前だったので、山を登りはじめて最初に目についた 千本楼 お食事処ちもと さんでお昼をいただくことにしました。この日は汗ばむほどの陽気だったので、私は吉野名物の葛うどんをいただきました。

吉野葛を使ったうどん。ひょっとして葛切りみたいな透明なおうどんかしら?と想像していたら、稲庭うどんのような細いうどんで、もちもちしていました。繊細で口当たりがよく、私はとっても気に入りました。帰り道に家へのおみやげに買いました。

お土産屋さんをのぞいたり、ソフトクリームを食べたりしながら、のんびり山道を上っていきました。

やがて上千本につきました。花矢倉展望台からの眺めです。眼下に広がるピンクのカーペットに圧倒されました。写真以上にすばらしい景色でしたよ。

はるか向こうに、途中で通った大きな寺院、金峯山寺が見えます。ずいぶん歩いてきたんだなーと感慨深かったです。

桜の木の間を縫って下りてみたい気がしますが、かなり勾配があるので難しそう...。

上千本までかなり歩いたので、この先の奥千本まで歩いてもどってくるのはあきらめました。(知人は奥千本までバスで行き歩いて下りて来たそうです。なるほどそういう手もあるのですね。)私たちは上千本にある、この吉野水分神社で折り返すことにしました。

帰る途中で、息子が桜がきれいに見える神社があると教えてくれました。神社の名前は憶えていないとのことでしたが、いろいろ調べて中千本にある吉水神社らしいことがわかりました。

吉水神社に咲いていた濃ピンクの愛らしい枝垂桜。

吉水神社の境内に展望台のような場所があり、そこから見る吉野山の桜がすばらしかったです。

グリーンとピンクのコントラストもすてきでした。

山を下りる途中にあった濃ピンクの桜。

そしてみごとな枝垂桜。

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中華処 青天

2022年05月04日 | +奈良

奈良に着いた日は金曜日でしたので、ホテルにもどってお風呂に入ったりしながら、息子の仕事が終わるのを待ちました。連絡が入ってから、近鉄奈良駅近くで待合せし、いっしょに夕食をいただきました。

この日訪れたのは、近鉄奈良駅にほど近いこじんまりとした中華料理屋さん 中華処 青天 (ちゅうかところ せいてん) さんです。麻婆豆腐がおいしいお店で、息子は昼間は何度か入ったことがあるそうですが、夜は初めてということでした。

麻婆豆腐が大好きで、帰省した時は必ず一度は作るお料理ですが、一人暮らしの奈良ではこういうところで食べているんだなーと様子がわかってよかったです。予約はしていなかったのですが、すんなり席に着くことができました。

青天流こだわりの焼餃子。奈良県産ブランド豚、ヤマトポークのミンチ肉を野菜とたっぷり混ぜて焼き上げています。餃子の底が平らではなく丸みがあったので、どんな風にして焼いているのか興味津々でした。

皮はぱりっ、中は野菜たっぷりで柔らかく、ジュ―シィでとてもおいしかったです。にんにくを使わずに仕上げているのも、私好みでうれしい。

海鮮あっさり炒め。旬の海鮮と奈良県産の野菜を使用しています。八宝菜に似ていますが、八宝菜はこれとは別にありました。海老や帆立など、大きな海鮮がごろごろと贅沢に使われていて、食べ応えがある一品でした。味付けも上品でおいしかったです。

お店の看板メニュー、奈良の極上麻婆豆腐です。麻婆豆腐はこの他に、大和牛の麻婆豆腐、元祖四川系麻婆豆腐、山椒のかわりに唐辛子を効かせた 辣 麻婆豆腐の4種類がありましたが、やはりここは名物をいただかなくてはね。

お豆腐は、奈良県産サチユタカ大豆を使用した絹ごし豆腐。お肉は奈良県産ヤマトポークの9㎜ミンチ肉。山椒は飛騨高山の完熟赤山椒と本場四川の花山椒を使用しています。

運ばれてくるときは山椒は控えめですが、山椒のミルを持ってきてくださるので、赤山椒と花山椒を自分で挽いて好みで追い山椒することもできます。辛さと痺れがほどよく引き立ち、麻婆のおいしさを存分に堪能しました。

五目炒飯。私は炒飯はどちらかというとしっとり派ですが、この炒飯は具のそれぞれの存在感がありながら、一体感もあって、私好みの炒飯でした。

有頭海老の唐揚げです。脱皮したてで皮の柔らかいソフトシェルシュリンプを使っているので、皮ごと、頭ごと、全部いただけます。ソフトシェルクラブの唐揚げが大好きですが、ソフトシェルシュリンプは初めていただきました。

海老がぷりぷり、味付けもよく、とてもおいしくいただきました。

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西ノ京にある2つの寺院 唐招提寺と薬師寺へ

2022年05月03日 | +奈良

奈良町でお豆腐料理のお昼をいただいた後は、近鉄奈良駅から西ノ京へ。西ノ京駅から歩いて行けるところに、唐招提寺と薬師寺があります。どちらの寺院も中高の修学旅行で行ったはずですが、ほとんど覚えていません。新鮮な気持ちで訪れました。

まずは駅から歩いて15分くらいのところにある唐招提寺を訪れました。途中は奈良市内とは思えないのどかな住宅街を歩きます。道を横切る小動物がいて、猫にしては大きいと思ったらなんと狸でした。えさが豊富にあるのか丸々と太っていましたよ。

唐招提寺は、唐からはるばるやってきた鑑真が759年に創建したお寺です。南大門から入ってすぐ正面に見える金堂は、奈良時代に建立した現存唯一の建築で、国宝となっています。堂々として端正な佇まいに圧倒されました。

荘厳な木造建築ながら、正面に並ぶ8本の柱は、遠くギリシャの神殿に見られるエンタシスの柱がシルクロードを渡って伝えられた建築技法で、その壮大な文化の伝来に思わずため息がこぼれました。

広大な唐招提寺の境内にはさまざまな伽藍がありますが、緑が豊富で、まるでひとつの村のようでした。正面奥に見えるのは開山堂。今は御影堂に安置されている鑑真和上座像の身代わり像が置かれ、公開されています。

左に見える階段を奥に進むと石塀に囲まれた御影堂がありますが、ふだんは公開されていません。中には国宝の鑑真和上座像の他、東山魁夷画伯の筆による、みごとな襖絵があります。この襖絵は以前、国立新美術館で鑑賞する機会がありました。

生誕110年 東山魁夷展 (2018-11-16)

境内にはこのようなのどかな風景も見られ、気持ちが安らぎました。道のわきには細長くはす池が続いていて、燕子花(かきつばた)の緑の葉が目に鮮やかでした。今頃は青いきれいな花が咲いていることでしょう。

戒壇。かつて僧となるための授戒が行われる建物がありましたが焼失し、今は石段だけが残っています。その上にインド・サンチーの古塔を模した宝塔が築かれています。

経蔵。奈良時代に建てられた、唐招提寺で最も古い建造物。日本最古の校倉です。

ほのかにピンク色に染まった愛らしい桜。

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さて、この後は駅までもどって駅前にある薬師寺を訪れました。薬師寺もほとんど記憶にないのですが、修学旅行の時にお話上手なお坊さんがおもしろおかしくお寺を紹介してくれたのを覚えています。生徒たちが退屈しないよう工夫してくれたのかな?

薬師寺は、天武天皇により680年に創建された寺院です。もとは橿原の藤原京に建てられましたが、平城京への遷都にともない、この西ノ京に移されました。

正面の建物は、薬師三尊像(国宝)を祀る金堂(1976年再建)。左奥に東塔(国宝)、右奥に西棟(1981年再建)。

東塔は創建当時の奈良時代から唯一残る建物です。大小の屋根が6段ありますが、1・3・5段の小さい屋根は裳階(もこし)という庇(ひさし)に類するもので、正しくは三重塔となっています。黒くきりりとしまった姿が凛々しかったです。

金堂などを擁する白鴎伽藍から通りをはさんで、玄獎三蔵院伽藍があります。こちらは玄獎三蔵の遺徳を伝えるために1991年に建立されたばかりの新しい伽藍です。

平山郁夫画伯により奉納された「大唐西域壁画」を見ることができました。

西ノ京駅前に咲いていた桜。

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奈良町豆腐庵こんどう

2022年05月01日 | +奈良

島根旅行記もまだ途中ですが、4月の金曜日にお休みをいただいて、週末にかけて久しぶりに奈良に行ってまいりました。奈良の旅行記を先に書こうと思います。

新幹線京都駅からJR奈良線のみやこ路快速に乗り換えて。お昼はどこにしようかな~と車中でググり、以前から気になっていたお店を予約しました。

奈良に着いたらホテルに荷物を預け、お土産屋さんの続く春日大社への参道をぶらぶらと。春を迎え、観光客もだいぶもどってきているようでした。

満開を少し過ぎたところでしたが、奈良の桜もきれいでした。

阿修羅像や五重塔で知られる興福寺を背景に猿沢池。春うららかです。

ところどころに古い町家が残る、風情ある奈良町をてくてく歩いて

やがて着いたのは「奈良町豆腐庵こんどう」さんです。以前、奈良町を散策した時に偶然見つけ、いつか訪れたいと思っていたお豆腐料理のお店です。

奈良女子大学記念館と、ならまち散策 (2018-09-28)

奈良町の町家の中でもひときわ歴史を感じる建物は、築180年で登録有形文化財となっています。今回気づいたのですが、隣の少し引っ込んだところに別棟が続く、今でいうところの二世帯住宅のような作りになっていて、別棟は甘味屋さんとなっているようでした。

通されたお部屋は中庭の見える二間続きのダイニングルーム。広さに対して天井がやや低く、当時の人の身長に合わせて昔はこういう作りになっていたのだろうなーと想像しました。

お昼はさまざまなお豆腐料理が楽しめる田楽ランチです。最初に運ばれてきたのは、小さなグラスに入った豆乳です。濃厚な大豆の風味をしみじみと味わいました。

厚揚げをしょうがと青ねぎでいただきます。なめらかで濃厚で、クリーミィな食感です。こんな厚揚げをいただいたのは初めてです。

お豆腐料理が並ぶメインのお膳です。がんもどきの炊き合わせ、卯の花、おぼろ豆腐、お豆腐のおすましとどれも極上のおいしさでした。おいしいお塩でいただくおぼろ豆腐は新鮮なおいしさ。卯の花は優しい味わいでした。

お豆腐の田楽です。お好みで七味と山椒をかけていただきます。特におすすめは山椒とのことでしたが、お味噌のお味によく合いました。

ていねいに作られたお料理はどれもおいしかったです。

食後のデザートは、ゆずと豆乳で作られたゼリー (寒天?葛? ) 豆腐料理の繊細さを損なわない、ぷるんと軽やかなのどごしでした。

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HAPPY HOUR

2022年04月24日 | グルメ

最近、白金のカフェめぐりにはまっています。この週末は、先日訪れた DAY &NIGHT の並びにある HAPPY HOUR にお昼を食べに行きました。後から知ったのですが、ここは DAY & NIGHT の系列店だそうです。なるほどテイストがよく似ているわけです。

行列 (といっても数組ですが) ができる人気店なので、早めの時間 (着いたのは 11:15 くらいだったでしょうか) に訪れたので、すぐに席に案内していただきました。

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ここはここは小さなお店が軒を連ねる、昭和の古い長屋の1軒をリノベートしたお店です。もとは本屋さんだったそうで、店内に大きな本棚があり、お店の本が飾られています。内装はお店の人たちがご自身でされたのでしょうか。

壁の白いペンキは塗りむらがありますし、壁の崩れたところがそのままになっています。そしておそらく壁の強度を高めるために縦横に渡してある細い木材も、どことなくゆがんでいます。でもそんな手作り感が愛おしくなるお店です。

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サラダがメインのお店ですが、サンドウィッチやパンケーキもあります。そしてまだ~むさん情報によると、このお店はサイドディッシュのオニオングラタンスープが人気なのだとか。たしかにほとんどのお客さんがこのスープをオーダーしていました。

私たちはサンドウィッチとサラダ、そして人気のオニオングラタンスープをひとつずつオーダーし、シェアしていただきました。

自家製ローストビーフ サンドウィッチ。こちらのお店は、ローストビーフも鶏ハムもお豆腐も全部手作りなのだとか。クレソンと赤キャベツのスプラウトをいっしょにはさんだローストビーフはたまらなくおいしかったです。

DAY & NIGHT と同じく、こちらのお店もミコト屋さんから仕入れた自然栽培の野菜を使っているとのことで、添えられているベビーリーフのサラダも美味でした。

グレープフルーツ チキン サラダ。各種レタスやベビーリーフ、自家製鶏ハム、グレープフルーツ、自家製カッテージチーズ、黄色いプチトマト、イエロービーツ、クレソン、きゅうり、ピスタチオ。黄色と緑の野菜を生かした美しいサラダです。

見慣れぬ野菜があったので、お店のスタッフにお聞きしたところ、イエロービーツということでした。黄色くて、食感がしゃきしゃきしているところは、コリンキーに似ているでしょうか。ビーツといえば赤いものしか知らなかったのでびっくりしました。

こちらは人気のオニオングラタンスープ。大きなマグからあふれるほど、たっぷり入っています。

スプーンをマグに入れて

すくいあげると、チーズがびろ~んとよく伸びます。ていねいに作られたオニオングラタンスープは、とってもおいしかったです。

どのお料理もおいしいだけでなく絵になるので、人気というのもうなづけます。右に映っているのはサラダについてくるパンですが、添えてあるバターもおそらく手作りです。大満足のランチでした。

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僕を育ててくれたテンダーバー

2022年04月23日 | 映画

ジョージ・クルーニー監督のノスタルジックなヒューマンドラマです。

僕を育ててくれたテンダーバー (The Tender Bar)

Amazon Studio オリジナル作品。先日、ブログフレンドの瞳さんがご紹介されていて、絶対私の好みの作品に違いない!と早速 Amazon Prime で見てみました。男の生き方というテーマは、今の時代には合わないかもしれませんが

ノスタルジックで、心に響く作品でした。こういうリアルなアメリカを描いた作品が大好きです。もうひとつ見たかった理由は、私がかつて住んでいたニューヨークの郊外、ロングアイランドを舞台にしていたから。

主人公が育った Manhasset は、映画では庶民的な町として描かれていましたが、実際にはユダヤ系のお金持ちが多く住む、美しい住宅街です。(撮影はボストンで行ったそうです) 

原作は、ピューリッツァー受賞のジャーナリスト、J・R・モーリンガーの自伝。主人公のJRは、両親が離婚したために、母といっしょに大家族である母の実家に移り住み、祖父母や叔父に見守られながら成長していきます。

バーを営む叔父のチャーリー (ベン・アフレック) は、父親に代わって歯に衣着せぬことばで、JRに本を読むこと、男の生き方を教えます。母に言わせれば父はクズだということだけど、自分のラジオ番組を持っている父は、JRにしてみれば遠い憧れの存在。

それでいて自分の名前がJr. (”息子”を指すことば) から来ていることが嫌でたまりません。父親を求めつつ嫌悪するアンビバレントな感情の中で、自分のアイデンティティの不在に悩むJRを、タイ・シェルダンが好演していました。

つかず離れずの距離感で愛情深くJRを見守るチャーリーを演じるベン・アフレックもとてもよかったです。ストーリーは全然違いますが、ベンの「グッドウィルハンティング」やベンの弟ケイシー・アフレックが主演した「マンチェスター・バイ・ザ・シー」に

ちょっぴりテイストが似ているとも思いました。アメリカ東部を舞台にしたこの手の作品に、私はつくづく弱いです。

父の幻影を自分の中からいつまでも追い出すことができなかったJRでしたが、父を訪ねた先でどうしてもゆずれない場面に居合わせたことで、見切りをつけてようやく決別をはたします。そこに叔父の教えが伏線となっていたことにもグッときました。

叔父の愛車を餞別にもらって、育った家を旅立つシーンは、グッドウィルハンティングのラストを思い出しました。アメリカでは、車が特別の意味を持つことを再認識する場面でもありました。

エール大学での学生生活。肌の色の違うルームメイトたちと会った初日に意気投合したり、シドニーに恋するも身分違いであることを思い知らされたり。こんなところにもさりげなくアメリカの一側面を感じました。

他にもいろいろ語りたいことがありますが、きりがないのでこのへんにしておきます。^^

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DAY & NIGHT

2022年04月19日 | グルメ

初夏を思わせる陽気の週末、白金のカフェ DAY & NIGHT にお昼を食べに行ってきました。ここは先日まだ~むさんと訪れた 白金 chez tomo Natural Cuisine の並びですが、住所は恵比寿になります。

chez tomo と同じく、ここも前を通るたびに雰囲気がすてきで気になっていたお店。アメリカンダイナーのような佇まいで、夜になるとDAY & NIGHT という白色のネオンが灯り、どことなく映画「パターソン」に出てくるバーを思い出します。

満席だったので、お店の外で一組待つことになりましたが、外の壁にこんなものがついていて懐かしくなりました。ある年代より上の方はご存知かもしれません。昔、新幹線についていた吸い殻入れですよ! こんなところでお目にかかれるなんてびっくりです。

お昼はアメリカンなサンドウィッチがメインです。私たちはそれにクラムチャウダーをひとつオーダーしたらシェアされますか?とあらかじめ2つのスープ皿に分けて持ってきてくださいました。なんという気配り。

さらりとした口当たりのクラムチャウダーは、あさりと野菜のおだしが効いて、しみじみとおいしかったです。

こちらはプルドポークのサンドウィッチ。拙ブログで何度かご紹介していますが、プルドポークはアメリカでポピュラーなバーベキュー料理。ほろほろになるほど柔らかく焼いた豚塊肉をフォークでほぐしていただきます。

こちらのお店のはマーマレードを使った甘めの味付けが、豚肉によく合いました。私には懐かしいお味でメニューにあるとついオーダーしてしまいます。ミコト屋さんという自然栽培の八百屋さんから特別に仕入れた新鮮野菜を使ったサラダもおいしかったです。

私はマンスリーサンドウィッチの「ミコト屋自然栽培野菜のグリルと自家製ミートソース」のサンドウィッチにしました。柔らかく煮込んだ根菜がごろごろ、それをミートソースがしっかり受け止めます。野菜のおいしさが堪能できるサンドウィッチでした。

半分ずつシェアして、冷たいアールグレーの紅茶とともにおいしくいただきました。ちょっと分厚いパンもすごくおいしくて。バーガーマニア(白金のハンバーガー屋さん)とコラボしているとのことなので、バーガーマニアのパンなのかもしれません。

9時から11時まではモーニングとなっていて、朝食のメニューも魅力的でした。また足を運んでみたいと思います。

食後は近くを軽くお散歩しました。雷神山児童遊園という住宅街にある小さな公園。細長い参道のような道がついていて桜の木が続いていました。もうすっかり葉桜になっていましたが、桜の咲くころはさぞきれいだっただろうなーと想像しました。

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イースターの食卓 2022

2022年04月17日 | 料理

今年は本日4月17日がイースターサンディ。朝食と昼食は、イースターにあわせてお料理を用意しました。

春野菜のクレープ包み。先日、白金 shez tomo でいただいたクレープ包みにヒントを得て作りました。クレープは電子レンジでチンしてできる、ピカールのクレープを使用。(ピカールのクレープについては下のページでご紹介しています。)

ピカールのクレープを使って (2021-05-13)

お店では ”冷製牛ほほ肉の煮込み” を包んでいましたが、私は新じゃがいもで作ったポテトサラダを包んでみました。くるりと包んで、上にはブロッコリースプラウト、ミニアスパラガス、フルーツトマト、刻んだゆでたまごを飾っています。

ソースはお店ではセロリのソースでしたが、私はマヨネーズとプレーンヨーグルトを混ぜ、豆乳で少しずつのばして作りました。ポテトサラダのさわやかな酸味がクレープによく合って、おいしくいただきました。

ちなみにこちらがお店でいただいたクレープ包み。写真を見て、胡椒を挽くのを忘れたことに今さらながら気がつきました。^^;

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お昼はパスタ・プリマヴェーラを作りました。

パスタ・プリマヴェーラについては下のページでご紹介しています。昨年のイースターにもパスタ・プリマヴェーラを作ってました...。

パスタ・プリマヴェーラ @イースター2021 (2021-04-09)

今年はパスタ少なめ、野菜多めで作りました。使った野菜はブロッコリー、さやえんどう、そら豆、ミニアスパラガス、プチトマト。ハムも少々加えています。野菜はさっとゆでてすぐに氷水でしめ、彩りよく、食感よく仕上げました。こちらもおいしくいただきました。

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息子にpukka (パッカ) のハーブティを教えてもらって以来、家でハーブティを飲むことが増えました。ハーブティの優しい香りとお味に、ほっと安らぎを感じています。

pukka のハーブティはパッケージもかわいくて、捨てるのがもったいないほど。左上のはpukkaではなく、オーガニックのお店で見つけたルイボスティです。

ドリンクバーみたいに箱に並べて、その時の気分で選んでいます。ティーバッグなので手間がかからないのがうれしい。最近はティーバッグのお茶もほんとうにおいしくなりました。

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先日お会いした時に、まだ~むさんがバースディプレゼントを用意してくださっていました。金箔入りのボディローションと、エレガントなお箱に入った8種類のキャラメルです。すてきな贈り物をありがとうございました。

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白金 chez tomo Natural Cuisine

2022年04月15日 | グルメ

またもやすっかり間が空いてしまいましたが、4月初め、桜の満開がほんの少し過ぎた週末にブログをきっかけに仲良くしていただいているまだ~むさんとランチをごいっしょしました。

訪れたのは白金 chez tomo Natural Cuisine (シェ・トモ ナチュラル キュイジーヌ) 。銀座シェ トモの姉妹店にあたりますが、こちらのお店の前を通るたびに気になっていました。銀座のお店はインテリアもお料理もモダンなフランス料理ですが

こちらは白金といってもプラチナ通りから少し離れた昔ながらの住宅街にあり、インテリアもお料理もナチュラルテイストのカフェスタイルです。お店のコンセプトは異なりますが、銀座 シェ トモの遺伝子を受け継いだ、技のある本格的なフランス料理が楽しめました。

マンションの1階にありますが、一軒家レストランのような佇まいです。お店の並びにはすてきなカフェやチーズケーキのお店があり、全部のお店を制覇したくなってしまいます。

私たちには、(このお席ではないですが) 木漏れ日が差し込むサンルームのお席を用意してくださっていました。無垢の木のテーブルに自然と気持ちがリラックスし、心地よい時間がすごせました。

お好みの前菜の中から、私が選んだのは「冷製国産牛ほほ肉の煮込み 根セロリ フルーツトマト 菜の花をクレープ包みで」 春のお花畑のような愛らしい一皿に、自然と笑みがこぼれます。包まれた牛肉はほろほろの柔らかさ。セロリのソースも印象的でした。

まだ~むさんが選んだのは「青森県産アンコウを丸ごと使ったテリーヌ仕立て 新玉ねぎのクーリーとともに」 食通らしいまだ~むさんらしいセレクトです。クーリーというのは野菜をピューレ状にしたとろみのあるソースです。

2皿目の前菜は、トモのシグネチャー「山梨県産 有機自然農法の野菜達 28種の盛り合わせ」 銀座のお店で初めていただいた時にわ~と感激したお料理ですが、今回はゆったり余裕をもってひとつひとつ味わいました。ビーツ、さとうざや、ブロッコリー、さやいんげん、きゅうり

パプリカ、ぜんまい、ほうれんそう、アスパラガス、カリフラワー、ラディッシュ...と和洋の野菜がすべて違う味付けになっているというのがすばらしい。素材のお味を生かした繊細な味付けは、主役は野菜というシェフの謙虚な姿勢が伝わってくるよう。

メインのお料理はふたりともお魚料理を選びました。お料理に合わせたカトラリーがかわいい♪

お料理は「長崎県玄界灘産鮮魚のヴァプール 白米 押し麦のガレット アサリのクラムチャウダーと共に」 ソースの代わりにクラムチャウダーがかかっているというのが、新鮮な発見。上にのっているのはチーズのパリパリ。オレンジ色はにんじんのピュレ。

お食事の後は「イマジネーションのデザート」 使われる材料を見てデザートを選びます。いちごとクリームチーズ、チョコレートとオレンジ、桜と白玉粉の3種類。さて、どんなデザートが運ばれてくるでしょうか。

私が選んだのは「いちごとクリームチーズ」 まっかないちごのソースにクリームチーズのムース、いちごのシャーベット、まっかに熟したいちご、さくさくパイ。ナポレオンパイが変身して華やかに生まれ変わったようです。旬のいちごの魅力を存分に堪能しました。

まだ~むさんが選んだのは「桜と白玉粉」 なんとなく和菓子のようなデザートを想像していたので、予想外の姿にびっくり。まさにイマジネーションのデザートでした。ピンクとグリーンでこちらも春らしく愛らしいデザートでした。

深煎りのコーヒーも甘いデザートによく合ってとってもおいしかった。ダリの絵に出て来そうなスプーンも、まるでイマジネーションの世界でした。

お食事の後は、広尾駅までぶらぶら歩いて有栖川公園へ。桜が咲いているかな~?と思ったら意外と本数は少なく、宴会の人たちに独占されていて残念でしたが、緑豊かで起伏があり、景色の変化に富んだ日本庭園はぶらぶら歩いているだけでも楽しいです。

代わりにお隣の愛育病院の桜でお花見となりました。

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