大女優2人が、J・D・ヴァンス の原作にチャレンジ。
(原作名:ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち)
しかも!
この原作は実話ベースで、実在する人物にその大女優2人が見事に化けている!
(ラストに本人の写真が出てくるのでわかる)
その大女優2人とは?
エイミー・アダムス 「メッセージ」「バイス」「ジュリー&ジュリア」「アメリカン・ハッスル」etc…
グレン・クローズ 「ガープの世界」「ナチュラル」「天才画家の妻」「ステップフォード・ワイフ」etc…
先にも触れているように、この名女優2人が実在する人物になりきっている。
写真でわかるように、エイミー・アダムスは体重を増やし、すっかりオバサン状態に!
グレン・クローズ はグレン・クローズで、一癖二癖ありそうなババア状態!
この2人に圧倒されているうちに、主人公の J・D・ヴァンス はあっという間に大人に(笑)
名門イェール大学 に所属し、将来を賭けた面接の前日に入った連絡は…
ここから彼が振り返る形で、物語は現在と過去をいったりきたりする構造。
でわかってくる彼の家族の現実(いかにも 原作:繁栄から取り残された白人たち)
母親は薬物中毒で、騒ぎを起こし仕事を失ってしまったり、施設にも入れてもらえない…
そんな母親なので、祖母との対立は激しい。
とはいえ2人とも主人公に愛情は注ぐので、主人公の微妙な気持ちに拍車がかかる…
というわけで、2人の熱演でエンディングにまで至る。
一方でその熱演のわりには鑑賞後の印象が淡白なのはなぜだろう? とおもった。
で調べると、監督は ロン・ハワード。
あっ、この人ね!
実は、当ブログの評価はあまり高くないのだった(笑)
俳優の実績もあり、原作モノを無難に(にしか)まとめるのが上手な監督、という評価。
実に、惜しい~