新譜「 Rough And Rowdy Ways」今回のアルバムが大傑作だと判断している。
ボブ・ディランの新譜 Bob Dylan Rough and Rowdy Ways は、ある意味、あっち側に到達しそうな完成度(汗)の極楽音楽。79歳のジジイにまたもや元気もらっちゃったって、何よ?
その研ぎ澄まされたソリッドさに痺れていたのだ!
ということで、未だコロナ禍直後ではあるが、必見の来日公演。
(ノーベル賞を獲得後、初。2020年日本ツアーは中止延期)
大阪公演が先週の 4/ 6(木) 4/7(金) 4/8(土)
前に今回の来日における「曲目リスト」を入手 → アップ済
彼は必ずほとんどの楽曲の曲調・歌詞を変えてくるので、予習「必」!
このため当ブログはこれをネタバレとは解釈しないため。
ただ実際に「生」で観ての 一言感想 は以下。
「セットリストなんて、只のリスト」(笑)
なので、このアップでは昨日の雑感のみを述べることにする!
客電が落ち、勇ましいクラシック音楽が鳴り響く中、メンバー登場。
ディランのピアノを中心に、5人の演奏者が取り囲む構造。
(後で大阪ではなかったらしい?MC でメンバーを「ペンタクルズ」と表現していた 笑)
当ブログの解釈では、
・過去の曲はあくまでも「ウォーミングアップ」
・最新アルバムのソリッド過ぎる曲がメインのおかず。
だったが、全く違った!
懐かしい曲だから観客が盛り上がったというのもあったかもだが、明確に違った曲が約1曲。
それはディランの作品としては予想外だった「シナトラ」アルバムの曲。
本人もバンドもこの曲を生き生きと演奏し、前回の来日時には明らかになかった高揚感が!
さらに最新アルバムのソリッド過ぎるはずの曲でも、アレンジ違いが数曲。
(オリジナルに忠実な曲も数曲あったが)
アルバムで最高にヤバかったギターのカッティング、ヤバいギターフレーズは控えめ。
このため、ウッドベースにチェンジした曲の多くはまるで unplugged にすら聴こえた。
そして驚きは「ディランの機嫌」(笑)
公演1回で Thank you!が1発出れば、今晩のディランは機嫌良い印?
ところが昨日はコンサートの前半で ×1発、真ん中あたりでもう ×1発!
計 ×2発。
珍しく?超・機嫌良い ディラン(笑)
機嫌の良さはそれだけでなく、曲の冒頭で笑いながら最初のフレーズを吐き出した曲も。
(これはフレーズがパッと出てこなかった苦笑なのかもしれないが)
今年に入り、多くの愛されたミュージシャンが次々と他界し音楽好きを失意に落とし続ける中、御年 81才!ディラン の生気ある声そして演奏に十二分に勇気を貰った。
東京公演は今日以降もあり、残 ×4回。
続き名古屋で ×3公演。
やはり必見か!
P.S. 一つだけ注意点。
スマホは入場口で袋に密封され、退場時に開封されるが、ここで圧倒的な「密」発生(汗)
今後行かれる方は何らかの対策をした方がいいかもしれない…
(そもそもスマホを持ち込まない? とか 公演終了時間も早めなので 急がない?とか)