
「レクサスとオリーブの木」「フラット化する世界」などの、トーマス・フリードマン の最新作。
(上)(下)の2冊で、合計1000ページ近い旅!
だが元々コラムニストだけあって、比較的 するする 読める(ホッ、と)
1.熟考 で、本のタイトルの意味は早々に明かされ、次に。
2.加速
に入ると、時代の節目のキーボードとして「2007年」が。
確かにi phoneが誕生した、のは、その年。
だけでなく、
・クラウド・コンピューティングの成長を可能にせる重要なテクノロジーが誕生
・Hadoop。ビッグデータ系
・GitHub。オープンソースのプラットフォーム
などによって、ソフトウエアが「世界を食べる」能力が大幅に拡大。
さらに
・ビットコイン
・アマゾンがキンドル発売
・Airbnb
・IBMワトソン
・インテルがチップに初めて非シリコン素材を採用
そして早くもこの本のピークは 60 ~ 64ページにやってくる。
本の最大のエッセンスを早くも披露(汗)
そして次は、ムーアの法則 の誕生経緯、そして今に至るまで。
今や、チェス盤の倍々ゲームが後半に差し掛かっていることを指摘。
面白い!
ところが…
3.イノベーティング から急速に失速を始める。
(上)の最後から(下)に入る大事なところで…
そして(下)に突入するも...
著者の故郷 ミネソタ へ文章が展開するころから、ある意味コラムニストの書いた本だと自覚(汗)
そして、その印象は最後まで変わらなかった…
結論:(上)だけなら、今年のベストの一つだったかも… だが…