日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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今日は、4月のNY滞在時の珍体験をご紹介。

 

到着した翌日、NYフィルのマチネ(David Geffinホール)に出かけた。

演目は、ベト3 英雄 がメイン、で指揮者は初登場の、Esa-Pekka Salonen。

 

一曲目はその Esa-Pekka Salonenが作曲した、Catch and Release という現代音楽。

で音が出た瞬間に思った!

 

「ズルい」(笑)

 

どうズルいか。

音が良すぎる!

元々このホールの音は世界トップ3に入るのではと思っていたが…再び実感…

 

その後のベト3は日本人好みのコッテリ感というよりはオリジナルに忠実な 早いテンポの演奏で、自分の好みにはイマイチ合わず。

だがその「音の良さ」という点で、滞在期間にもう一度は来たいなと思い始めた...

で、今後の旅程内にある演目を再びチェック!

 

すると、眼中に入ってなかったコンサートが目に。

それは、アマデウス・ライブ Amadeus: Live (Performed live to complete film)

 

当ブログ的にはこれまで、全く視界に入ってなかったイベント(笑)

映画に合わせ、生でオーケストラが音楽を奏でるということに強力に違和感があったからだ!

 

 

だが、

1. David Geffin ホールという究極に音のいいホール

2. 演奏するのは、New York Philharmonic!

3. 映画アマデウスでは、Mozartの名曲のクライマックスが沢山聴ける

 

という点で「これならお得ではないか」と思い直し、コンサート後チケットを即おさえた。

 

 

 

で当日。

ほぼ満員のDavid Geffin ホール(写真)

映画・演奏が始まり、久しぶりの「アマデウス」を楽しむ。

 

考えてみれば、サントラの演奏は気に入っていたものの、音質には不満があったので、するすると馴染んでいく自分を発見(笑)

そうして交響曲25番から グラン・パリティータから、名作オペラ群のクライマックス音楽までを堪能した。

ホールの響き、演奏力という点でピカイチの組み合わせなので!

 

 

ところが最後のクライマックスで超・衝撃!!!

 

映画のクライマックス、共同墓地に Mozart の亡骸が葬られ、レクイエムの美し過ぎる旋律とともに映画が完了。

New York Philharmonic はそこで、K.466 ピアノ協奏曲20番の、あの美しい第2楽章 ロマンス を奏で出す。

ところが!!!!!!!!

 

 

 

1. 観客が拍手し出した!(汗)

2. 立ち上がって雑談を始める客、多数!(汗)

おい!!! 演奏中だぞ(怒)

 

3. 同じように思った人たちから大量の「シー!(静かに)」が発声される(笑)

 

 

そんな中で奏で続けられる Mozart の最も美しい旋律、第2楽章 ロマンス...

通常のクラシックコンサートではありえない光景が、ここ David Geffin ホール で実際に展開されている!!!



で誓った。

 

「2度と!こういう系の映画コンサートに来るもんか」(笑)

 

最初の直感に従っておくべきだったことを後悔…

今回のNY旅、最大衝撃の「珍体験」!

 

New York Philharmonic が悪いんじゃない、誰だ?! こんな企画を世に出したのは(怒 &笑!)



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