梅雨の雨もしとしとと降る分には風情がありますが、最近の異常な降り方を見ていると、やはり気候変動が進んでいることを実感する思いです。きっとこれから、雨の量も増えていくのでしょうか。なるべく雨と仲良く付き合うような暮らし方をしたいものです。
雨の日に特有の風情があると思います。晴れの日の華やかさが影を潜め、本来そこにある気配が覚醒するかのような。そんな感覚になったことがありました。たとえば、中部イタリアのアッシジで。またたとえば京都の大徳寺で。
緑というのは不思議なもので、晴れの時よりもむしろ鮮やかに感じられます。そんな中を歩んでいくアプローチは素敵です。
雨の日は傘をさしながら、なんとなくうつむき加減で歩くように思います。その目線の先の舗装を見ると、その美しさにはっとさせられることがあります。
写真はいずれも京都・大徳寺の高桐院にて。大徳寺境内の塔頭のなかで、いつでも公開している4つの寺院のうちのひとつ。紅葉の季節が有名ですが、雨の日がいちばん美しいと思います。
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