セラヴィ

2013-01-22 16:46:55 | 日々

130122

家の近くに「モンサンクレール」というケーキ屋さんがあります。普段はあまりケーキを買うことはないのだけれど、お店はいつも賑わっていて、メディアでもよく紹介される有名なお店だそうです。

モンサンクレールのケーキは、高いわけではないのだけれど、大きさは小さめ。だから、たくさん食べたいという向きにはちょっと物足りないかもしれないのですが、シンプルで洗練された造形と色彩がとても印象的です。そして、実際にいただくと、そのシンプルな外見からは想像できない色鮮やかな切り口と、意外性のある食感をともない、とても美味しい!のです。これは人気がでるはずです。子供といっしょにバクバク食べるというよりも、大人のためのケーキ、といった感じでしょうか。

そんなモンサンクレールに、久々にケーキを買いに行きました。息子の2か月の誕生日のお祝いに。2か月って、中途ハンパな・・・という印象ではあるのですが(笑)。息子はダウン症の子として生まれてきました。生まれてくるときはなかなか大変だったけど、今は目をキョロキョロさせながら人生を楽しみはじめている、かのようです。ただ、特有の合併症により、間もなく大きな手術を受けなければいけません。こんな小さなうちから可哀そうに、とも思いますが、その後の人生を元気よく楽しんで生きていくためには、必要なことのようです。そこでそこで、ケーキで生誕2か月のお祝いということに。まあ、本人は食べられないのですが、お誕生会を口実にちゃっかり美味しいケーキをいただいてしまったわけです。お店の方に言ったら、お祝いのチョコプレートを付けてくれました。お店のお姉さん、ありがとう!ローソクもつけておきますね、と渡されたローソクはなぜか5本。でも、5本ぐらいないとカッコつかないよなあ、と妙に納得しつつ、でもせっかくのケーキにローソクを立てるのも勿体なくて、使わずじまい。

金色の紙プレートにのせられた、小さめのシンプルな丸ケーキ。無垢の木のテーブルの上に載せると、なんだか神々しく光っているようにも見えました。なんだか、ジョットの絵の人物にある金冠みたいだな、なんてひとりでマニアックな楽しみ方もしながら美味しくいただきました。ケーキの名は、C'est la vie.(セラヴィ) お店の看板メニューのひとつのようです。大学時代に語学でフランス語を学んだ時の記憶だけで翻訳すると、「これぞ人生」、みたいな意味なのでしょうか。(違っていたらごめんなさい!)がんばれー、しょうや。

コメント
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