真北測定

2007-09-20 18:58:19 | 進行中プロジェクト

今日は快晴。現在設計中のプロジェクトの真北測定を行いました。真北測定というのは、文字通り「真北方向」を測定すること。住宅地に建物を計画する際には、北側への斜線制限や日影規制などの法規が大きく関係してきます。そこで、正確な方位を根拠資料として測定しておく必要があります。

070920

今回のプロジェクトは、敷地の間口4メートル、奥行27メートル。超細長型の敷地です。斜線制限の影響で壁が斜めになるので、それを少しでも緩和するためには、正確に真北方向を測定して、斜線制限を計算する必要があります。

写真の不可思議な器械は、真北測定器。時刻ごとに日影を記入していくと、真北方向が測定できる仕組になっています。一見ものものしい外観をしていますが、割合に原始的な器械。あまり数量が売れないのか、値段がけっこう高い(泣)。それでも、設計事務所にとっては欠かせない仕事道具です。

070920_1

日影を相手に測定するので、快晴の時しか作業はできません。師匠の事務所に勤めていた頃は、真北測定は恰好の「息抜き」でした。師匠の怒鳴り声から解放され(?)、ジュースでも飲みながらのんびりと晴れた屋外で過ごす時間は、ちょっとした楽しみでした。ですが。今日は真夏のような暑さ!!のんびり・・・なんて言っているほどの余裕はなく、もう汗だくで顔を真っ赤にしながらの作業でした。

超細長敷地のプロジェクト、今後もブログのなかでプロセスを紹介していこうと思います。

コメント (2)
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