「古木のある家」 都内に最近できあがった住宅です。
古い庭木を残して建て替えました。最近は住宅街のなかの緑が少なくなってきましたが、この敷地の近辺も建て替えがすすみ、一気に緑の気配が消えてしまいました。
庭木をよけるようにして間取りを考えていくのは難しかったけれども、その分、どの窓からも古い木が身近に顔を出してくれます。
古い柿の木が見えるダイニングキッチン。
キッチンの脇には出窓が造られ、その下に本棚スペースもあります。
単に機能的なだけでなく、物を飾ったり、気に入った照明スタンドを置いて、雑誌を入れておいたり。
キッチンにいることを楽しむために創られたスペースです。
白く塗られた天井には、木々の緑がほんのりと映り込んで。
新しい家だけれども、どこか懐かしい感じでほっこりとします。