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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

公開討論 ( 我那覇真子さん ) - 2

2020-06-21 18:04:09 | 徒然の記

  依田氏について、ネットで調べた事実を転記いたします。

   1. 平成28年 東村高江・暴力事件

    ・辺野古埋め立て反対派の活動家、男女二人に怪我をさせたとして、依田氏が訴えられた事件。

   2. 令和2年 5月3日 

    ・近所に住む70代老人に大怪我をさせたとして、警察に訴えられ、警察が捜査中 

   3. 令和2年 5月5日  我那覇真子さんと公開討論

   4. 令和2年 5月7日  立候補していた沖縄県議選に落選 

   5. 令和2年 5月9日  70代老人傷害容疑で、逮捕

 1. の暴力事件で、依田氏は終始暴力は振るっていないと主張し、相手が怪我をしたのは、揉み合っていた際、偶発的に生じたと抗弁しました。観光に来ていた外国人を車で案内していた時、私的検問をした過激派活動家に車の進路を塞がれ、争った事件です。

 依田氏の主張に同情した我那覇さんが、父隆裕氏や仲間たちと共に、依田氏を全面的に応援しました。県内各地で報告会を開き、不当な活動家たちと警察の無謀を、依田氏に説明させ、資金カンパをし、裁判の傍聴も支援しました。

 依田氏は、過激派左翼と戦った勇気のある市民として有名になり、多くの県民に支援されました。謙虚な姿勢で、過激派に屈しないと語る氏を、私は当時何本かの動画で見ています。

 それから今回の公開討論まで、私は彼女たちのことを、何も知らず過ごしてきました。どうしてこのような対立関係になったのか、不思議でなりませんでした。2. 以降の事実は、別途調べて分かったことですが、いずれも依田氏の不誠実さを示すものと考えています。

 警察が氏を逮捕したのは、県議選の落選が判明した翌々日です。沖縄の警察は、左翼に弱いだけでなく、保守の活動家にも弱腰です。

 依田氏が当選していると厄介なので、落選を待って逮捕したのかと私は推察しています。裁判で有名人になったから、政界に出ようとしたのか、最初から政治に野心を持っていたのか。そこは分かりませんが、計算高い人物という印象がどうしても拭えません。

 氏を不誠実だと考えるのは、警察から捜査を受けている身でありながら、何事もない顔で、我那覇さんと「公開討論」をする姿勢です。大胆というか、恥知らずというか、私の理解を超えます。

 今回の傷害事件でも、やっていないと主張しているようです。前回の傷害事件で、警察の厳しい尋問に対し、やっていないと主張し続けたと言いますから、氏には、その場を言い逃れる能弁がある気がします。

 自分の利益しか考えず、周りの人間を何とも思わない人間が、時としています。朝日新聞を手玉に取り、一時期有名人となった吉田清治を思い出します。誠意や良心がなく、自分を守ることと相手を言い負かすことに、生まれつきの才能を持っている人間です。

 関連する動画を別に6本見た、と言いましたのは、依田氏のことを知るためでした。

 だから私は、「公開討論」の動画を見る途中から、依田氏がどのような人間であるのか、自分なりに分かっていました。我那覇さんが、まともに相手をする人間でないと、考えながら見ていました。

 彼女が、依田氏のような人物と、本気で論争する気になったのが間違いでした。言葉尻を捉え、奇妙な理屈で押し返されると、彼女の人格は崩れてしまいました。

 懸命に相手の良心に訴えようと、哀願しても、依田氏には通じません。

 すくんでしまった蛙を料理する蛇のような氏に、邪悪な喜びを与えるだけでした。立会人として司会を務めたのは、チャンネル桜の水島社長でしたが、果たしてこの人が、適任者だったのかも、疑問があります。

 水島氏は、依田氏の身辺に警察の捜査が及んでいることを、知っていたと聞きます。逮捕されるような犯罪人と、どうして「公開討論」をさせたのでしょう。

 我那覇さんも依田氏も、「チャンネル桜沖縄」に出演していた仕事仲間です。水島氏と彼らの関係を、上司と部下というのか、社長と社員と言うのか知りませんが、私なら「公開討論」をさせていません。

 正義一筋で猪突猛進する彼女と、天才詐欺師のような依田氏が、中身のある議論ができるのかどうか、水島氏には予測がついていたと思います。

 関連する6本の動画で知ったのですが、水島氏と我那覇さんの間には、引き返せない溝がすでにできていました。水島氏は、我那覇さんを育て、コンビの江崎孝氏も重用していたのに、意見の対立から江崎氏が退職しました。遠慮のない江崎氏が、水島氏のことを批判しますから、コンビだった彼女にも、水島氏はいい気がしていなかったはずです。

 我那覇さんと、依田氏の意見がこんがらがり、彼女が錯乱状態になっても、水島氏は仲介しませんでした。おそらく彼女は、今回の討論で、依田氏だけでなく、水島氏についても失望しただろうと思います。

 「理想だけ言って、それが世の中で通じますか。」

 「妥協したり、相手の意見を聞いたり、たまにはそんなこともしたらどうです。」

 「自分の意見に賛成しなかったら、みんな敵だと、それは、狭い考え方です。」

 「それでは、人がついてきませんよ。」

 依田氏が、我那覇さんにいう資格があると思えませんが、盗人にも三分の理です。私も実は、同じ言葉を彼女に贈りたいと考えていました。自分に厳しい彼女は、他人にも同じ要求をし、それが、周囲の人々を遠ざける結果となっていたのかと、一連の動画で教えられました。

   山川の 清きに魚も住みかねて

       昔の田沼 今ぞ恋しき

 江戸の狂歌にあるように、多少の汚れや矛盾には、目を瞑る寛容さが要ります。

正義一筋、真実一辺倒で進み、それ以外を全て敵とするのでは、凡人はついていけません。翻って思えば、私のブログも、彼女に似て、「反日・左翼嫌悪」一辺倒で、狭い主張の繰り返しでないかと、反省させられます。

 依田氏に言われたくありませんが、頑な反日・左翼では、中庸の国民、というより、私の息子たちにも受け入れられないのではないかと、心配になりました。

 私のことは別途、自分で思案することとし、我那覇さんへ送る言葉を優先しようと思います。

  ・我那覇さん、今回の辛い経験が、貴方を大きく成長させる糧となることを、祈ります。

  ・貴方は、離れた場所にいる敵とは果敢に戦える人ですが、身近にいる敵とは、戦えない人でした。

  ・身近にいる敵と戦えなくては、本物のリーダーになれません。

  ・信じている者に裏切られても、愁傷狼狽してはなりません。悪意の敵は、それを見て喜び、歓声を挙げます。

 最後に、我那覇さんの仕事仲間だった「テドコンさん」の言葉を紹介します。

  ・私が我那覇さんに言いたいのは、一言でいいから、「迷惑をかけて済みません。」と、言って欲しかったということです。」

  ・その一言があれば、私はもう、何も言いません。

 我那覇さんが苦しい裁判をしていると聞いた人たちが、どうして彼女を支援しないのかと、怒りの電話を沢山してくるのだそうです。その対応に苦慮した「テドコンさん」の言葉です。

 これを聞いた我那覇さんが、氏に対して何と答えたか。

  ・それは、私の責任ではありません。

  ・ブログを見た全国の方が、勝手に解釈して、テドコンさんに電話をしているのですから、貴方の方で説明してください。

 公開討論の中でも、与田氏にこういう言い方をしていましたが、テドコンさんが言っているのは、このことです。

 「迷惑をかけてすみません」と、どうして言えないのでしょう。仲間内なら、分かって当然でないかと、もしもそのような考え方をしているのでしたら、我那覇さんは間違っていると思います。日本の未来のためと高い目的で戦っているとしても、周囲の仲間への思いやりを忘れてはいけません。

 我那覇さんは、これから先も、沖縄のため、日本のため、大切な人物です。

 このブログが、彼女の目に触れることはありませんが、同じ時代に生きる国民の一人として、「ねこ庭」から苦言とエールを贈ります。

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公開討論 ( 我那覇真子さん )

2020-06-21 12:10:39 | 徒然の記

  我那覇真子さんと、依田啓治氏の公開討論を、チャンネル桜の動画で見ました。

 1部と2部に分かれ、1本が3時間ですから、2本で6時間になります。そのほかに、関連する動画を別に6本見ましたので、土日の二日間を使いました。

 かって、同じ仲間として活動していた二人が、今は憎みあい、論争しているのですから、意外でした。中国資本に侵食されている北海道に劣らず、極左とも言える新聞2 紙に支配された沖縄にも、病原菌が巣食っています。

 「沖縄タイムズ」、「琉球新報」を相手に、敢然と闘う我那覇さんを、私はずっと応援してきました。

 過去のブログを探しますと、平成30年の1月以来、2月、4月、7月と四回彼女について述べています。私が彼女をどの様に見ていたのか、1月のブログから、その一部を紹介します。

  ・我那覇さんは、沖縄二紙の偏向報道に異議を唱え、左翼活動家たちの脅しに屈せず、自ら声を上げた市民の一人でした。明るい笑顔が愛らしくさえ見えるのに、ひるまない彼女の勇気に私は脱帽しています。
 
  ・反日の女性政治家は、誰もが激しく相手を攻撃し、醜い挑発をします。けれども我那覇さんは、いつも静かで、話している内容も難しい理屈ではありません。
 
  ・自分の家族に伝わらないことは、どんなにマイクで大声でしゃべっても、他人に伝わりません。
 
  ・家族の絆を取り戻してこそ、社会が良くなっていきます。保守運動は、自分の家族の立て直しからです。
 
 「ねこ庭」のブログを、息子や孫たちへの贈りものとする気になったのは、彼女の影響かもしれません。同年7月のブログで、私は次の様に述べています。
 
  ・平成元年生まれの彼女は、今年満29才です。私の息子たちより、ずっと若いのですが、その姿勢には敬服せずにおれないものがあります。
 
  ・何より私を虜にするのは、彼女のひたむきさと、謙虚さと、朗らかさです。分からないことは、分からないと正直に言い、知った振りをして、ごまかさない誠実さが、爽やかな沖縄の風のようです。
 
 ところが、2年ぶりに見た動画の我那覇さんは、別人でした。
 
 今回の動画で見た彼女は、反日の女性議員と同じ姿で、討論相手の依田氏に拳を上げ、涙を浮かべながら、激しく反論していました。
 
 討論では、感情的になった方が負けです。簡単な言葉で言いますと、依田氏は、ずっと「役者が上」で、感情の高ぶる彼女を眺めながら終始冷静でした。
 
 関連する動画を6本見ていますから、私は彼女が怒りに震える理由を、知っています。依田氏は、暴力事件の被告人だった自分の裁判を、我那覇さん一家に支えられて、戦った人物です。
 
 我那覇さんと支援者たちが、氏のために資金カンパをしたり、店の売り上げに協力したりしていた、当時の動画を覚えています。
 
 今回、沖縄の放送局を相手に、我那覇さんが裁判で争っている最中に、依田氏は、相手側の放送局側を弁護し、彼女への反対意見を自分の動画で発信しています。我那覇さんから見れば、かっての仲間の、というより支援した相手からの、悲しい裏切りだったと思います。
 
 けれども「公開討論」の場では、感情を抑えられなくなり、取り乱した方が負けです。動画を見る人間は、私のように過去の経緯を知る者ばかりではありません。その場のやりとりを見て、どちらの意見に妥当性があるかを判断します。
 
  「依田さんの言っていることは、嘘です ! 」
 
  「どこに証拠がありますか、見せてください。」
 
  「そんな事実は、まったくありません ! 」
 
  「ありもしない事実を、どうしてそんなに平気な顔で、言えるのですか、嘘つき。」
 
 反論というより、我那覇さんの主張は、単なる絶叫でしかなく、第三者には何も伝わりません。
 
 それどころか私は、冷静さを失った姿に、嫌悪すら感じてしまいました。討論には討論のルールがあり、いわばそれは劇場での演技にも似ています。見ている第三者に、悪印象を持たれない工夫が要ります。正しいことを話せば必ず通じるという、正義感だけでは、どうにもならない世界です。
 
 「盗人 ( ぬすっと ) にも、三分の理」と、昔の言葉があります。泥棒の屁理屈にも、耳を傾ければ、幾ばくかの道理があります。依田氏は盗人でありませんから、穏やかに語る話を聞けば、第三者はうなづかされます。
 
  ・討論に来たのに、証拠を出せとか、出せないなら嘘つきとか、そんなことを言われたら、何も話ができなくなりますよ。
 
  ・自分に都合の悪い話には耳をかさず、一方的に攻撃するのなら、貴方がやっていることも、言論封殺です。
 
 残念ながら動画の「公開討論」で、彼女は依田氏に負けていました。
長く保守活動をしてきた彼女が、こんなに脆く崩れ、自分を失ってしまうとは、信じられませんでした。
 
 リーダーとして、強い心を持っていると思っていましたが、どうやらそうではなかったようです。「公開討論」を言い出したのは、彼女の方だと聞きますが、世間を知らない子供のような一面があったのかと、辛い発見をいたしました。
 
 息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々に、私の思いがどこまで伝えられるのか、自信はありませんが、大切なことなので続けようと思います。
 
 スペースの都合で、ここで一区切りとし、次回は、依田氏に関する、過去の事実の紹介から始めようと思います。
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