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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

驕るNHK - 22 ( 小泉、田島、三谷3氏と、美智子様 )

2019-09-01 12:25:25 | 徒然の記
  今回は不本意ながら、美智子さまについて述べなくてなりません。
 
 NHKの報道から外れると思う方もいると思いますが、「宮中クリスチャン・コンビ」のことが出てきましたので、私の中では「NHKの報道」シリーズの範囲内という認識です。
 
 過去記事で取り上げた内容と、重複する部分が出てくるかもしれませんが、ご容赦ください。
 
 「憲法九条を守る会」を支援されていると知って以来、「ねこ庭」は美智子さまを批判的な目で見ております。
 
  ・天皇・皇太子殿下による「平和憲法遵守」のお言葉
 
  ・大東亜戦争の激戦地への慰霊とお詫びの旅
 
  ・大震災の被害地へのお見舞い
 
 平成時代となりますと上記のように、皇室の動きをマスコミが頻繁に報じるようになり、この変化をもたらされたのは美智子さまだと思っておりました。
 
 思い込みを確信にしたのは、平成20年4月発行の、文芸春秋の対談記事でした。過去記事で紹介済みですが、再度転記します。
 
 保阪正康、高橋宏、櫻井よしこ、香山リカ、朝日新聞編集委員岩井氏らが出席した、「引き裂かれる平成皇室」、という記事でした。
 
 岩井氏と香山氏の会話が忘れられませんでしたので、紹介します。
 
 香山氏
  ・両陛下のお気持ちを忖度する、行幸啓のプロデューサー的な方はいないのですか。
 
 岩井氏
  ・プロデューサーは、両陛下ご自身でしょうね。昭和でしたら、侍従長の入江相政さんが、そういう立場だったのでしょうけれど・・
 
  ・皇后さまの発信能力、リテラシー能力というのは、すごい。今の両陛下は、言って見れば共働きであり、皇后さまは、皇室生まれの人の目に届かないものを補おうと、常に努力されているし、最強の副官のような存在だと思うんです。
 
 新しい形の天皇像も、被災地への慰問も、戦地への巡礼の旅も、さらにもう一歩踏み込めば NHKへの退位の『お言葉 』の リークも、最強の副官である美智子様のお姿が見えました。
 
 しかし今回NHKの『拝謁記』報道を見て、美智子さまだけを批判していた間違いに気づきました。
 
 クリスチャンの美智子さまを、お妃候補にしたのは、小泉、田島、三谷の3氏で、美智子さまは彼らの敷いたレールを走らされた方に過ぎませんでした。美智子さまご自身はキリスト教徒でありませんが、キリスト教の教えを守っておられます。
 
 今回のNHKの報道で感じたのは、田島、三谷、小泉の3氏が、ご成婚前に、肝心なことを美智子さまにご説明していなかったのではないか、という疑問です。
 
   1.   皇室の神は太陽神であり、神道は自然崇拝の信仰であること。
 
   2.  天皇陛下は、神道の最高位の祭司の地位におられること。
 
   3.  皇居内にある宮中三殿が、日本の神社の頂点に立つ神社であること。
 
 3氏は、皇室改革のためのご成婚を急ぐあまり、美智子さまにご説明をしなかったような気がします。説明があればお立場を理解されたはずですし、もしかすると、ご辞退されたのかもしれません。
 
 宮中改革を優先する3氏は、美智子さまのご辞退を恐れ、説明を省略して話を進めたのではないでしょうか。
 
 NHKの『拝謁記』報道を読んだ上で考えますと、ホイットニー准将の意を汲み、キリスト教徒を増やした当時の宮内庁に問題があったのではないかと、そんな気がしてきました。
 
 美智子さまが、「憲法を守る会」活動の先頭におられると考えていましたが、事実はそうではなく、カトリック教会そのものが反日・左翼組織と連携しているのだと思えてきました。
 
 NHKの『拝謁記』と離れ、しばらく横道を進みます。スペースがなくなりましたので、続きは次回といたします。
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驕るNHK - 21 ( 宮中のクリスチャン・コンビ )

2019-09-01 11:15:55 | 徒然の記
    今回は第4章の ( 5 ) で、タイトルは「 田島長官がブレーンと組み 昭和天皇支える 」です
 
 いつも通り、「 NHKの説明文」から始めます。
 
  ・ 『拝謁記 』の記述からは、企業経営に携わり、バランス感覚に優れた田島長官が、ブレーンとなる学者らの意見を頻繁に求めながら、昭和天皇を支えた様子が記されています。
 
 田島氏称賛の説明の後に、下記3項目が続きます。
 
   ・  ブレーンの人物は  
 
   ・   ブレーンの意見を聞き 慎重に判断
 
   ・   昭和天皇を象徴にしていった田島とブレーン
 
 わざわざタイトルを付し、3項目に分けて報道する必要があったのか、NHKの真意が分かりません。立派な人物をブレーンとして、田島氏が公正な対応をしていたと説明したいのでしょうか。
 
 氏が陛下に、自分の相談相手として推薦しているのは次の 2氏です。
 
  1.  小泉信三氏
 
   ・元慶應義塾大学塾長
 
   ・ 当時、皇太子だった上皇さまの教育責任者
 
     2.  安倍能成氏
 
   ・ 当時、学習院長を務めていた元文部大臣
 
   ・学生時代から漱石に師事し、「漱石門下の四天王」と言われた
 
   ・戦前・戦後を通じ一貫した自由主義者
 
   ・戦前は軍国主義を批判し、戦後は、社会主義への過大な評価に異議を唱える良識のある学者
 
 私が安倍氏について知っているのは以上ですが、小泉信三氏にはずっと疑問を抱いております。今回「 NHKの説明 」 を読み、田島氏と親しい関係にあったと知りさらに違和感が増しました。
 
 田島長官は、
 
   「皇太子の学習や生活」
 
   「皇太子の外遊問題」
 
   「皇太子の、おきさき候補の選定」
 
  などについて、小泉氏に頻繁に相談しています。
 
 『拝謁記 』の中にも、「 小泉とも極秘に考慮 」とか、「 小泉と相談致します 」といった記述がたびたび出てきます。
 
 以前からネットでは、「皇室へキリスト教を送り込んだ、米国の陰謀」と言う、怪しげな情報が流れています。取るに足りないゴシップであろうと信じていませんでしたが、今回のNHKの放送で符合する事実の多さに憂慮しています。
 
 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々のため、氏が長官になった時の情報を、もう一度紹介します。
 
  ・芦田首相は、宮中改革を実行するために人事の交代を断行し、田島が宮内府長官、三谷隆信が侍従長というコンビが成立した。
 
  ・田島が宮内庁長官、三谷が侍従長となり、昭和40年まで「宮中クリスチャン・コンビ」として、戦後の宮中改革に尽力した。
 
 田島、三谷、小泉の3氏は、クリスチャンとしてのつながりがあり、当時の皇太子殿下の家庭教師はキリスト教徒のバイニング女史で、聖書も教えていました。美智子さまは学生時代、雙葉 ( ふたば  ) 、聖心と一貫して、キリスト教系の学絞で学ばれています。
 
 「軽井沢でのテニスコートの恋」と、マスコミが騒ぎしましたが、あれは偶然の出会いでなく、島田、三谷、小泉の三人が、慎重に計画したものだったそうです。
 
 「皇室へキリスト教を送り込んだ、米国の陰謀」と言う話が事実とすれば、島田、三谷、小泉 3氏よりもっと大きな力が背後にあり、陛下も反対できなかったのかと推察されます。
 
 お后選びで蚊帳の外におられた皇后陛下は、最後まで反対されていました。庶民の家庭でも、長男の結婚話が母親抜きで進められたら母親は怒ります。
 
  「美智子さまに冷たい、皇后陛下」と、女性週刊誌が書き立てておりましたが、こう言う事情があったと知っておく必要があるのかもしれません。
 
 ネット界では、宮内庁が創価学会に乗っ取られていると、ゴシップ情報が飛び交っていますが、当時ネットがなかったせいかもしれませんが、キリスト教の浸透については話題になりませんでした。
 
 分かっている人物を紹介しますと、次の人たちが宮内庁にいたクリスチャンでした。
 
    田島道治宮内庁長官     三谷隆信侍従長     浜尾実東宮侍従 
 
    杉井侍従          入江相政侍従長     村井長正氏 
 
    前女官長の松村淑子氏    女官長の井上和子氏  などです。
 
 キリスト教でも創価学会でも、皇室への浸透には、総理の決断があれば可能なのだと言う事実を、芦田氏が見せてくれました。
 
 芦田氏を支えていたのはGHQの実力者ホイットニー准将、つまり米国でした。
 
 話が横道へそれましたが、大事な部分なので、次回も横道を進みます。美智子さまに触れる事柄になりますので、避けたい方はスルーしてください。
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驕るNHK - 20 ( 田島氏は、辞表を出すべきだった )

2019-09-01 05:29:09 | 徒然の記
  第4章の ( 4 ) の内容は下記 3項目で、2項目が終わり最後の項になりました。
 
   ・  大学生を青年将校と重ね合わせる  
 
   ・「私は実に心配しているのだが・・」
 
   「国会の有様はどういう事だろう。」
 
 〈 「国会の有様はどういう事だろう。」 〉
 
    昭和27年5月12日の拝謁時の「お言葉 」 ・・ 独立回復後
 
  陛下
 
  ・日本では、民主主義の抽象的言葉に熱心で、何か気に入らぬことがあると、すぐ反動的という言葉を使う。
 
  ・丁度軍閥時代に、その主張に反するものを、「 非国民 」とか何とか言うのと同じだ。
 
     昭和27年6月24日拝謁時の「お言葉」
 
  陛下
 
   ・国会の有様は、どういう事だろうね。
 
  ・日本が再建する為には、この際は挙国一致であるべきだと思うに、国の前途など少しも考えぬような風に、党利党略に専念している国会の有様は、民主化とか、憲法改正とかいうが、少しも戦前の議会の悪かった処は、改まっておらない。
 
  ・これでは、国会政治に失望する人が出るのは、当然ともいえるので、それが昔は、軍部の抬頭の結果を生んだが、
 
  ・軍人が、ドイツにだまされたのと同じ様に、今では、組織労働者や学生を、共産ソヴィエツトが、丁度、ドイツと同じ立場でやっている。
 
  ・これでは、国がほろんでもいいと 国会は考へてるのか、とも言いたくなる位だ。
 
  ・議会の現状に憤慨した往年の軍の一部が、ドイツ  →  軍閥  →  戦争  →  敗亡となったように、 今の国会の有様に憤慨して、学生、労働者  → ソ連  →  共産党  →  戦争 →  敗亡という、あまりに相似的な事に目をさまさぬのはどうした事か。
 
  田島氏
 
 ・陛下は、政治上には御関係なき御立場故、陛下としては、何も遊ばす事は出来ませぬ。
 
  陛下 
 
 ・それは分っているが、国がこんな事では亡びるのではないか。
 
 陛下の率直なご意見に、田島氏は答えるすべがありません。左翼の側にいる氏は、申し開きをするような苦しいメモを残しています。
 
  ・何とか、陛下として、手を打ちたき御心持と、それは出来ぬ現在の憲法の規定では致し方ないが、国の亡びゆく経路を、傍観出来ぬとの御心持を拝して、誠に恐懼( きょうく)す。
 
 さすがに長官と、感心する人間もいるのかも知れませんが、ホイットニー准将と芦田総理の意を汲み、宮内府を弱体化させ、陛下の意に反する人員整理や予算削減をした氏が、今更何を言うのだろうと「ねこ庭」は腹立たしいだけです。
 
 陛下のお立場を理解し驚懼するのなら、重責に耐えませぬと辞表を出し、自宅で謹慎すれば良かったのです。
 
 「第4章. 」の目次は、下記の7つでした。
 
   (1) 象徴への決意を語る場面も
 
   (2) 国民との距離 縮めようとする姿も
 
   (3) 政治的発言を諌められる場面も
 
   (4) 「戦前と似ている」と危機感も
 
   (5) 田島長官がブレーンと組み 昭和天皇支える
 
   (6) 新しい皇室制度に不満を漏らす
 
   (7) 象徴への模索 専門家の見方
 
   ( 4 ) が終わりましたので、次回は 青色表示の ( 5 ) からの紹介です。
 
 「ねこ庭」を訪問される方々には、何度も転記される目次が煩わしいのかも知れません。似たようなタイトルと、似たような文章が並んでいますので、都度確認しないとどの部分を紹介しているのか、私自身が分からなくなるためです。ご容赦ください。
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