今回は不本意ながら、美智子さまについて述べなくてなりません。
NHKの報道から外れると思う方もいると思いますが、「宮中クリスチャン・コンビ」のことが出てきましたので、私の中では「NHKの報道」シリーズの範囲内という認識です。
過去記事で取り上げた内容と、重複する部分が出てくるかもしれませんが、ご容赦ください。
「憲法九条を守る会」を支援されていると知って以来、「ねこ庭」は美智子さまを批判的な目で見ております。
・天皇・皇太子殿下による「平和憲法遵守」のお言葉
・大東亜戦争の激戦地への慰霊とお詫びの旅
・大震災の被害地へのお見舞い
平成時代となりますと上記のように、皇室の動きをマスコミが頻繁に報じるようになり、この変化をもたらされたのは美智子さまだと思っておりました。
思い込みを確信にしたのは、平成20年4月発行の、文芸春秋の対談記事でした。過去記事で紹介済みですが、再度転記します。
保阪正康、高橋宏、櫻井よしこ、香山リカ、朝日新聞編集委員岩井氏らが出席した、「引き裂かれる平成皇室」、という記事でした。
岩井氏と香山氏の会話が忘れられませんでしたので、紹介します。
香山氏
・両陛下のお気持ちを忖度する、行幸啓のプロデューサー的な方はいないのですか。
岩井氏
・プロデューサーは、両陛下ご自身でしょうね。昭和でしたら、侍従長の入江相政さんが、そういう立場だったのでしょうけれど・・
・皇后さまの発信能力、リテラシー能力というのは、すごい。今の両陛下は、言って見れば共働きであり、皇后さまは、皇室生まれの人の目に届かないものを補おうと、常に努力されているし、最強の副官のような存在だと思うんです。
新しい形の天皇像も、被災地への慰問も、戦地への巡礼の旅も、さらにもう一歩踏み込めば NHKへの退位の『お言葉 』の リークも、最強の副官である美智子様のお姿が見えました。
しかし今回NHKの『拝謁記』報道を見て、美智子さまだけを批判していた間違いに気づきました。
クリスチャンの美智子さまを、お妃候補にしたのは、小泉、田島、三谷の3氏で、美智子さまは彼らの敷いたレールを走らされた方に過ぎませんでした。美智子さまご自身はキリスト教徒でありませんが、キリスト教の教えを守っておられます。
今回のNHKの報道で感じたのは、田島、三谷、小泉の3氏が、ご成婚前に、肝心なことを美智子さまにご説明していなかったのではないか、という疑問です。
1. 皇室の神は太陽神であり、神道は自然崇拝の信仰であること。
2. 天皇陛下は、神道の最高位の祭司の地位におられること。
3. 皇居内にある宮中三殿が、日本の神社の頂点に立つ神社であること。
3氏は、皇室改革のためのご成婚を急ぐあまり、美智子さまにご説明をしなかったような気がします。説明があればお立場を理解されたはずですし、もしかすると、ご辞退されたのかもしれません。
宮中改革を優先する3氏は、美智子さまのご辞退を恐れ、説明を省略して話を進めたのではないでしょうか。
NHKの『拝謁記』報道を読んだ上で考えますと、ホイットニー准将の意を汲み、キリスト教徒を増やした当時の宮内庁に問題があったのではないかと、そんな気がしてきました。
美智子さまが、「憲法を守る会」活動の先頭におられると考えていましたが、事実はそうではなく、カトリック教会そのものが反日・左翼組織と連携しているのだと思えてきました。
NHKの『拝謁記』と離れ、しばらく横道を進みます。スペースがなくなりましたので、続きは次回といたします。