ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

拉致問題・青山繁晴氏の意見 - 10 ( 事件解決への妨害 )

2024-04-09 08:37:56 | 徒然の記

  〈 2 . ウィキペディアより、中山正輝氏の解説記事 〉

 解説記事は長文なので、中から二つだけを紹介し後を省略します。二つの記事のタイトルは次のようになっていますが、読むだけで気分が悪くなります。

   1.「拉致議連会長 拉致解決への妨害疑惑」 

     2.「有本恵子拉致事件解決への妨害」

 北朝鮮だけでなく、中国、韓国にも取り込まれた議員がいるのでしょうから、彼らを含め、青山氏の言う「自由民主党の腐った部分」なのかもしれません。

 以下、解説記事をコメントなしで順番に紹介します。

  1.「拉致議連会長 拉致解決への妨害疑惑」 

  ・上述のように中山は、「北朝鮮拉致疑惑日本人救援議員連盟(旧拉致議連)」の設立メンバーで、会長を務めていたにもかかわらず、平壌訪問以降は、拉致事件否定説を発表した。

  ・「拉致議連」会長のまま、「日朝友好議員連盟」の会長に就任するなど矛盾する言動を取り、各方面から大きな非難を受けた。

  ・この言動について、かつての盟友の石原慎太郎から問い質された際には、「拉致問題は、あんたが考えているほど簡単なものではないんだよ」とにべもなく答えている。

     2.「有本恵子拉致事件解決への妨害」

  ・平成14 ( 2002 ) 年3月には、拉致被害者の有本恵子の母・嘉代子に電話をかけ、「救う会」の佐藤勝巳らを「共産党北京派で、拉致問題解決を妨害している」と事実無根の誹謗をした。

  ・有本恵子の母・嘉代子に、「救う会」の運動から手を引けば平壌に連れて行って、恵子さんと会わせてやると語った。

  ・それに対し嘉代子は、「救う会」を取りますと回答した。

  ・また中山は、有本の拉致によど号ハイジャック犯の妻・八尾恵が関与したことを受けて、「これは日本人が日本人を拉致したのであって北朝鮮政府とは関わりないことだ」とも語った。

  ・その後5月7日昼に、中山は赤坂プリンスホテルの中華料理店で「救う会」の役員に、「有本恵子さんは生きている」と語る。

  ・9月21日12時頃に、「救う会」の西岡力が秘書を通じて、中山にこの発言の根拠を確認したが無回答であった。

  ・東京都知事の石原慎太郎は、同年4月8日に『産経新聞』の連載コラム「日本よ」で、「この政治家たちの体たらく」と題して中山発言を取り上げた。

  ・石原は、「被害者の家族への恫喝か、加害者たるテロ国家への気配りなのか、何ゆえのへつらいなのか」と批判した。

  ・それに対して中山は激怒し、石原を提訴したが敗訴した。

  ・同年9月に『週刊文春』が直撃インタビューした際、よど号ハイジャック犯の妻の拉致関与の告白を否定した。

  ・「北朝鮮でよど号のメンバーと結婚し、子供まで生んでおいて自分一人だけ日本に帰り・・・そんな女の言うこと、どこまで信じられるのかなあ」と誹謗し、有本嘉代子に説明していた彼女の言葉を今度は否定した。

  ・中山は一連の言動の理由として、次のように主張している。

   「よど号ハイジャック犯の妻が、日本国内で逮捕されないことと、拉致問題が平成7 ( 1995 ) 年になってようやく『警察白書』に取り上げられたことなどに疑問を持ち、拉致問題を政治的に利用する勢力がいると考えるようになったためだ。」

  ・なお、中山と共に訪朝した青木宏之も同様の発言を行った。

 以上で予定していた情報の紹介が、全て終わりました。しかし拉致問題は終わらないままで、現在は岸田首相が内閣の支持率回復と政権延命のため、北朝鮮訪問の実現に頑張っています。青山氏と違って、岸田氏は「憲法改正」と切り離して拉致問題を考えています。青山氏が政権の崩壊を覚悟して拉致問題を捉えているのに対し、岸田首相は政権の維持を第一目的としています。

 中山氏は引退していますが、 自由民主党の腐った部分は「日朝国交正常化推進議員連盟」に引き継がれているのではないかと、「ねこ庭」は推察しています。当連盟には岸田首相も名前を連ねており、どこまでリーダーシップが取れるのか、国民が監視しないと歯止めがなくなる気がします。警鐘乱打の意味を込めて、議員名簿を再度掲載します。

  〈 日朝国交正常化推進議員連盟 〉

    会  長  衛藤征士郎(自民党)

    会長代行  額賀福志郎(自民党)

    幹事長   中谷 元 (自民党)

    幹事長代理 平沢勝栄 (自民党)

    顧 問   二階俊博 (自民党)   岸田文雄(自民党)

          菅 直人 (立憲民主党) 福島瑞穂(社会民主党)

    副会長   塩谷 立 (自民党)   増子輝彦(自民党会派)

                          北側一雄 (公明党)   中川正春(立憲民主党)

          笠井 亮 (日本共産党)

   事務局長次長 務台俊介 (自民党)

    役  員  石田真敏 (自民党)

    委  員  石破 茂 (自民党)   坂本哲志 (自民党)  武田良太(自民党)

          林 幹雄 (自民党)   船田 元 (自民党)  茂木敏充(自民党)

          中村裕之 (自民党)   森山 裕 (自民党)  石井正弘(自民党)

          藤末健三(自民党会派)  浜田昌良 (公明党)  鉢呂吉雄(立憲民主党)

          近藤和也(立憲民主党)  井上哲士(日本共産党) 赤嶺政賢(日本共産党)

    〈 以前所属していた議員 〉

      自民党  石原伸晃  岩國哲人  大野功統  川上義博  加藤紘一 河村建夫

           佐藤章   木村義雄  小杉隆   平将明   田野瀬良太郎

           竹下亘   富岡勉   保岡興治  安次富修  山崎拓 

           渡辺具能  馳浩   野田毅

      公明党  遠藤乙彦  東順治   山下栄一

    立憲民主党  生方幸夫  神本美恵子  平岡秀夫  山下八洲夫

    社会民主党  重野安正  菅野哲雄   日森文尋  又市征治  山内徳信

      民主党  加賀谷健  谷博之  藤谷光信  松岡徹  峰崎直樹

      共産党  山下芳生

      民進党  城島光力

    日本維新の会 谷畑孝

      無所属  大前繁雄  亀井静香 自見庄三郎  下地幹郎  遠山清彦 

           土肥隆一  並木正芳 吉村剛太郎         

                                   以上

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3 コメント

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Unknown (あやか)
2024-04-09 11:42:13
わたしも、この中山正暉氏の事は聞いたことがあります。
若い頃は、石原慎太郎氏とともに自民党右派の青年同志として、
熱い血をたぎらせてスクラムを組んでいた事?もあったらしいですが、
晩年は激しく不和になったことも聞いております。
その理由は、北朝鮮問題の対応をめぐっての対立ですが、それ以外にも私怨?などがあったかも知れません?
わたしには、そこまではわかりませんが、、、、
中山正暉氏は、なにか新聞か雑誌に、石原慎太郎氏に対して最後に【捨てゼリフ】みたいなことを書いていたらしいです。
中村曰く、「石原くん、君には総理大臣などになる資格はない!」。。。。
中山正暉さんのほうが、醜態ですよね。

それから、もうひとつ、(これは、本論テーマとは関係ありませんが、)
中山正暉さんは、奇矯な歴史家である「鹿島曻かしまのぼる」という人とも交友があったらしいです。
この鹿島曻というひとは本職は弁護士ですが、昭和50年代の頃から面妖な歴史書を書いています。(もう故人ですが)
どういう内容かと言えば
【古代の日本は朝鮮の属国であった、とか、日本の古代史書は、朝鮮の古代文献を剽窃したものだ】とか言う
妄想を嬉嬉として主張する人物です。
マリクス共産党系の左翼とは違いますが、ひたすら朝鮮を崇敬し、日本を貶めるトンデモない妄想歴史家です。

しかるに、中山正暉さんは、この鹿島曻の著書に好意的な序文を寄せたこともあったらしいです。
まあ、中山正暉氏は、案外【好事家?】の傾向があったかもしれませんが、
こう言う人は洗脳されやすい体質かも知れませんね。
Unknown (あやか)
2024-04-09 11:47:24
訂正

前記の拙コメントの8行目
中村曰く。。。は、
中山正暉曰く。。。に訂正します。申し訳ありません
青嵐会 (onecat01)
2024-04-09 12:26:28
 あやかさん。

 中山氏は、自由民主党の血気盛んな若手議員がつくつた「青嵐会」のメンバーだったんですね。

 血気盛んな人は、

 「案外【好事家?】の傾向があったかもしれませんが、こう言う人は洗脳されやすい体質かも知れませんね。」

 貴方の言われるような傾向があると、言う気がします。意気に感じ、意気投合したら、右も左も関係なし、日本も敵国も関係なし・・・こう言うことになりかねませんので要注意ですね。

 コメントに感謝いたします。

 訂正のこと、ご心配なく。読めば分かりますので。

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