今日は10月1日です。今日から「ねこ庭」のブログを再開します。つい先ほどまで、百田尚樹氏の動画を見ていました。この人が新党を立ち上げ、ネット界の話題となっていることを知り、どうしてこのように騒がれているのかに興味を持ちました。
「提言ライブ「自民党はなぜ腐ったのか! ズバリ、○○議員が幹部を占めているから」
動画の表題と氏の話を聴き、失望しました。いつまでも「憲法改正」をしない自由民主党に腹を立て、私も「自民党の腐った部分」が邪魔をしていると言いましたので、氏がどのような意見を持っているのかに関心を持ちました。
自由民主党の腐敗の一番の原因は、「世襲議員が幹部を占めているから」という意見でした。潤沢な資金を持つ後援会が、確実な票を固めているから、どんなバカな人間でも苦労せずに当選する。勉強もろくにせず、国家観も世界観もない人間が議員となり、幹部となるから自由民主党が腐ったと、こんな意見です。
世襲議員は自由民主党の議員の約4割を占めていて、こんな常識もないのかと呆れるような人間が大臣となり、首相になっているから政治がダメになっていると早口で喋ります。世襲議員の中で唯一の例外は安倍元総理で、よく勉強する立派な政治家だったと語ります。
・イギリスでも世襲議員はいるが、選挙区の世襲はできず、別の選挙区から立候補しなければならない仕組みになっている。
・民主党が政権をとった時、イギリスを真似てこの制度を導入していたら、日本の政治が良くなっていたと思う。
・日本の政治を良くしたいと思う人が、最初にやるべきことは、「世襲議員には票を入れない。」ということである。
世襲議員の弊害について考えないわけではありませんが、自由民主党の腐敗の理由がここにあるという意見に、私は賛成しません。まして、「世襲議員に票を入れなければ日本の政治がよくなる。」という極論には呆れずにおれません。
・「憲法改正」をし、自分の国を守る軍を再建する。・・米国従属からの独立
・女性宮家や女系天皇を肯定せず、皇室を守ること。・・日本の歴史と伝統の護持
保守政治家なら当然語るべき喫緊の課題に何も触れず、「世襲議員」がいなくなれば、日本の政治が良くなるというのが氏の意見です。世襲議員がいなくなり、反日左翼の議員ばかりとなって、果たして日本の政治が良くなるのでしょうか。
自由民主党の二世議員は故安倍氏以外は、みんなバカで阿呆だと喋りますが、このような話をして得意になっている氏の方が、バカでないのかと思います。安倍さんだけはよく勉強する人だったと褒めていますが、かって自分をNHKの経営委員に推薦してくれたので、遠慮しているだけではないのでしょうか。
氏は現在保守系のネットが盛んに持ち上げていますが、参○党やN党のように、線香花火のようにその内消えていく泡沫政党ではなかろうかと、そんな気がします。
動画は4週間前に発信され、読者登録が41.8万人で、コメントが1,465件入っていますから、氏が得意になるのも無理はありません。5日前の「ねこ庭」で、伊藤貫氏について、次のように述べました。
「氏はネットの世界で有名人になり、ちやほやされ、得意になり、有頂天になったのではないかと考えます。無責任に誉める世間に乗せられてはならないと、もしかすると氏の変化の教えはここにあるのかもしれません。ネットの世界で人気者になっている人は、「他山の石」として心に留めておくべき氏の姿です。」
私はそっくり同じ言葉を、百田氏に贈ります。中身のない極論にいつまで視聴者が耳を傾けてくれるのか、疑問でなりません。氏は自分を保守と言っていますが、話の中身は「日本人のクズ」である伊藤氏に比べると、国家観、世界観が見えず、騒々しいゴシップです。日本の国を愛し、大切にする国民が本気で支援する人なのでしょうか。
多少期待する気持ちもありましたが、上手い話は無いものです。
サーカスの道化が、突然目の前に現れ、太鼓を叩きながら飛んだり跳ねたりしている姿を見ている。
昨日の動画を思い出しますと、そんな光景が浮かびます。本人は真剣なのでしょうが、政治を遊びものにしてはダメでしょう。
有本氏もまんざら知らない人物でありませんが、百田氏と共に新党を立ち上げたとのことで、それだけの人だったのかと思いました。皇室の大切さがわからない人間が、日本の保守であるはずがありませんね。
手放しで支持できる人ではありません。
はっきり言って、人間的にも『軽さ』を感じます。
新党を立ち上げるとのことですが、一部のファン?はいるかもしれませんが、
まあ、永続はしないでしょう。
最初から自由民主党の議員の4割を敵に回すのですから、氏が本気で政党を立ち上げ、政界で活動するには、野党と協力するしか道がありません。
後二、三年は、氏の名前がマスコミで持て囃され、目立ちたがり屋の政治家が集まってくるのでしょうが、野党以外に協力する党がない「百田新党」が、なぜ保守と呼べるのか。
ここから矛盾していますので、私も貴方のご意見と同じです。
「一部のファン?はいるかもしれませんが、まあ、永続はしないでしょう。」
かねて話を聞いた、百田新党。「日本保守党」として
始動した様で、まずは静観をと己に言い聞かせている所です。
結党宣言も一読しましたが、まずは多くを期待せず
様子見が良いかと得ます。それについては、今回の
貴記事やお越しの各位ご見解を十分に汲んだ上で
支持の可否を慎重に見定めようと思います。
仰る様に、どの世界のどの分野にも「上手い話」は
ないものだと拙者も思いますので。
最初から諦めず、「まずは静観」が良いのかもしれませんね。結党宣言が出ましたか、それを読んでみましたら、少しは考えが変わるかもしれません。
政治は自分が考えていた以上に、大きな利権集団の集まりだということが分かりました。与党自由民主党だけでなく、野党も同じですから、ここを変えるには、大変なエネルギーと同志と資金が必要です。
過去にも、新党が成功せず、泡のように消えていますので、期待よりも批判の方が先行してしまいます。それでは希望がなくなりますので、貴方のように、「まずは静観」しましょう。
コメントを有難うございます。